革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

Order example

2015.02.8

柔らかなトートバッグのフルオーダーメイド

「主人へのプレゼントなんです…」

と、ご来店くださったお客様。

 

「いろいろなバッグを持っているのですが

結局これがいいみたいで

とにかく毎日これを使っています。」

 

柔らかなトートバッグ

 

外から見ると一見

何の変哲もないバッグに見えますが、

タテ幅もヨコ幅も45センチというビッグサイズ。

そして、マチ(厚み)はありません。

 

確かに、これで厚みがあったら大変な大きさ。

うまくバランスを取っているバッグです。

とてもたくさん ものが入ります。

 

オーダーメイドのトートバッグ

 

おもしろいのは

形をしっかりさせるために

バッグの口の革を折り返していて、

その点をベースにすることを主軸に

このバッグの全体像が出来上がっています。

 

トートバッグの内ポケット

 

プロにとって

ひとつのバッグを拝見するということは、

そのバッグにある背景を探って

どんなコンセプトから作られたものなのか、を知ること。

 

そうすると

そのバッグに向いた使い方や

どんな使い手(お客様)なら喜んで使えるか

ということまでわかってきます。

 

ということは、自然と

それを持っているお客様が

どんなご希望を持っているのかが、導き出されます。

ある種、探偵業みたいですね。

 

トートバッグの内装

 

 

たとえ見本があるにしても

オートクチュールというのは

お客様に対して、新しい提案をいたします。

 

このたびは、内装の変更、それから

アクセントにする糸の色と、

どの場所をその糸で縫うか、というデザイン的な部分でした。

これで、見本をもっと進化させたものになります。

 

出来上がったとき、

「この糸の色がよかったですね!

きっと喜んでもらえると思います。」とのご感想。

ありがとうございます。

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