革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

Order example

2015.04.30

ロウ引きのオーガナイザー・クラッチバッグ

「手帳周りの必需品あれこれを

全部一緒にして、これひとつで持ち歩ける

というものが欲しいんです。」

というご希望をお持ちだったのは、男性のお客様。

ご希望を伺いながらスケッチにしてゆきました。

 

ロウ引き

 

もともとお使いになっていた手帳は、

ちょっと厚手のモレスキン手帳と

トラベルノートの薄いメモ帳です。

 

その他 電卓、スケール、名刺・カード入れ、

ペン3本、小物等。

手帳とメモ帳は、それぞれ独立して入れたい

とのことでした。

 

オーダーメイド オーガナイザー

 

「ワックスがけ、というのはいい感じですね。

旅行用ボストンバッグをご覧になって)

時間が経つと革が元の色になってツヤが出るんですか・・・

汚れも目立たないし、

手入れが要らないというのもおもしろいです。」

 

手帳オーガナイザー

 

聞き取りして細部まで確認してゆくと

お写真のような形が浮かび上がって来ました。

 

当初、お客様がご自分で考えたレイアウトとは

かなり違ったものになりましたが、

この方は、迅速に頭を切り換え

こちらの意図を理解した上で

さらなるアクションを 起こしてくださいました。

 

RO4

 

「なるほど、確かにこの方が良さそうですね。

この空いたスペースは

手帳に書き入れるときに段差になりそうですから、

何か小物入れにしてください。」

 

RO5

 

伺ったところ、このお客様も

当店と類似したような仕事をしていらっしゃるご様子。

 

設計したり、ものを作ったり、ということには

どんなジャンルでも共通するセオリーがあります。

そのひとつは「理にかなっているか?」

 

依頼者の希望がすべて活かされ、

無理のない美しい形で出来上がるのか?

ということですが

これをほんとうに判断することができるのは、

お客様のご依頼の、ほんとうの意味を理解でき

製作技術を持っている、

相談を受ける側に他なりません。

 

RO6

 

まったく別分野と言うべきたくさんのアイテムが、

「革製品」という言葉で一括りにされています。

しかし、それぞれのアイテムは

まったく製作方法が違います。

 

「それは意外ですね」とおっしゃる方は多いのですが

革製品の製作技術は、

ハンドバッグ職人には手帳カバーが作れなかったり

お財布を作る職人には鞄が作れなかったり、などと

縦割りなのです。

 

当店は、すべてのアイテム製作に精通し、

お客様の「こんなものがあったら」を

実現します。

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