2016.07.26

メンズバッグ、パイロットケースのフルオーダーメイド

以前パイロットケースをお作りした

クライアントから、

ご連絡をいただきました。

 

「今度は

もっとタイトなサイズにして、

なるべく軽く作りたいと思います。」

 

正面

 

「それと、少し目が悪くなってきたので

一番大きいサイズの数字合わせロックの

鍵を取り付けて欲しいのです。」

 

ダンディなクライアントには

たしかにお似合いになるパイロットケース。

一代目も希少なデザインでお作りしました。

 

斜め

 

外ポケットをご希望いただきましたので、

こうした広い、堅い平面を持つバッグに向いた

使いやすい

定番「ザ・カーヴ」タイプの付け方を

お奨めしました。

 

第6回JIDAデザインミュージアムセレクション

選定されたこのバッグデザインでは、

当時としては画期的な外ポケットの付け方を

評価していただきました。

現在ではトップブランドでも

使われるようになったテクニック。

 

中身

 

鞄のフタを開けますと

真っ黒な表の表情とは全く違って

シックなワインカラーが全面に見られます。

こちらもこのクライアントの

個性を表すお色合わせ。

 

以前と同じ内側の仕様は

このクライアントの持ち物には

あまり変化がないことを示しています。

 

ダイヤル錠

 

大き目数字のロックキーは

スイスのamiet社製。

 

ご覧のとおり

厚みの少ない鞄をご希望いただきましたので

ちょっとしたギミックを使って

取り付けた次第です。

 

ほとんどの金具には

それに向いた本体のサイズや仕様があります。

 

このパイロットケースというデザインに

向いている厚みは、通常内寸で10センチ以上。

ところがこのオーダー品は、外寸で9センチ。

 

この数センチのために

さまざまな工夫をするのが、

我々のオートクチュールです。

 

パーフォレーション

 

あとから頂いたリクエストは

「何かひとつ、

ワンポイントになる飾りのようなものを

考えていただけませんか?」。

 

それでデザインしたのが

パーフォレーションを使った

ワンポイントのマーク。

クライアントのお仕事にとって

シンボルとも思える「波」を模様にしました。

どんどん上昇していく波に

「ますますご発展を」の気持ちを込めています。

 

こうしてひとりのお客様と

長きに渡ってお付き合いできることは

最高の幸せです、ありがとうございました。