革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

Order example

2003.10.5

オーダーストーリー1

「真のオーダーメイドは、お客さまと二人三脚で作り上げてゆくもの」をモットーに、たくさんのご依頼をいただいてきました。

長いキャリアの中で、私どもがお客さまから学ぶことは今だに多く、ぜひそれを皆様にご紹介したいと思い、このページを作りました。
オーダーメイドの大切なポイントや、具体的なオーダーの仕方がよりよくご理解いただけるとともに、新たな発見もあるかと思います。

それではお話を始めます。

ストーリー1:札入を探すカップルのお話

クリスマスシーズンになると思い出す、とてもカワイイお話です。
といっても年が明けて、松も取れてしばらくたった頃のこと、ひと組の若いカップルがご来店しました。
彼から彼女へのプレゼントで、彼女が現在使っているものとまったく同じおサイフを、というご要望でした。
お見積りしたところ、予算オーバーだったようで、
彼は「ボクはいいと思うよ」と言ってくれたのですが、
彼女は「う~ん・・・そうしたらもう少し考えます。」と、いったんお帰りになりました。

2時間ほどたって、お二人が再びご来店。
彼女が少しテレくさそうに、
「やっぱりお願いします。」
その時わたしはピンときたので、
「どのくらいお探しになったのですか?」と尋ねると、
「実は去年のクリスマスプレゼントだったんです。10月からずっと、週末になると探してまわったんですが、ぜんぜん見つからなくて・・・」と彼。
今は2月も間近という季節です。彼女は彼に
「お願いだからここで頼んで」と説得されたのだそうです。

何年も探しているのに、それが見つからない。いっそのこと、オーダーメイドで作ってしまえれば・・・、と漠然と考える方は多いかと思います。でも19世紀の貴族じゃあるまいし、と何やらそれは途方もないことのように思えてきます。
ご注文にいらした多くのお客様が「こんなに簡単にフルオーダーできると思わなかった」とおっしゃいます。「もっと早く知っていれば、探す手間や時間をこんなにかけなくてもすんだのに・・・」とも。

以降のお話で、詳しく書くつもりですが、フルオーダーは、かなり特殊なノウハウとスキルが必要な仕事です。ゆえに、こういう仕事ができるところは、ほとんどない。だから、よくぞうちのお店に辿り着いてくださった。と、正直思うのです。
ありがとうございます!

画像はイメージです。

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