革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

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2010.05.18

メンズバッグ「クロスハンドブリーフケース」

当店定番・メンズ「クロスハンドブリーフケース」のご注文品をご紹介いたします。

 

 

定番の場合、ウェブショップでご紹介しているお色でのご注文が多いのですが、定番といえど、一点一点ひとりの職人が長い期間をかけてお作りするわけですから、色の選び方で個性をお出しいただくことができます。

 

ベア・スキン・レザーの黒は、ほんとうに美しい黒。

 

ところでみなさんは、「黒」という色は、どういう風にして染めるか、ご存じですか?ふっふっふ・・・ご存じない! じつは「黒い染料」は存在しません。いろいろな色を雑多に合わせて、どんどん合わせて合わせていくと、何だか「黒」になって行くんですね。ですから、黒の元は、いろいろなんです。

 

当店の「黒」は、極力 赤系 を入れないようにして、お作りしています。

赤が強くなると、真っ黒にはなっていくのですが、わたくしの求める「黒」とはちょっと違います。

上品で、微妙なニュアンスがあり、底に強さを潜ませた「黒」こそが、わたくしにとっては「黒」です。

そういう黒だけが、使っていってツヤが増すごとに、奥に潜んでいる微妙な黒の強さがにじみ出てくるのです。

 

 

そういう黒だからこそ、こうした質感の出る、美しい仕上がりになるのです。

普段は見えない底の部分にまで、その黒を使って作る、という気持ちが込められています。

 

        

 

ついでに中の仕様をお見せしますと、書類やPCをお入れいただくことの出来る仕切りと、

片方にマチの付いた名刺入れなどの入るポケットがふたつ。もちろん、裏地も牛革なので、丈夫。でも、軽いです。

 

またまたついでに、後ろ姿もご披露します。取り外しのできるショルダーストラップと、さっくりと入る大きなポケット。

お持ちになっているお客さまを想像しますと、嬉しい気持ちになります。そのお客さまからメールで、

「最近カバンのメンテナンスを久しぶりにしました(中略)ちゃんと甦り、ツヤと深みが出てきました。愛着湧きますね。」

 

革製品は、使う人の愛情こそが、それを育てる土壌となります。

どうぞ、お手持ちの革製品は、しまい込まずにコンスタントにお使いください。

 

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