革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

Order example

2016.12.10

当店でのオーダーメイド術

いろいろなクライアントから

さまざまなご依頼をお受けしますと、

複雑な内容を

たった「ひと言」に集約して

言語化する必要のある

大変な局面が、ものすごくたくさんあります。

 

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当店オーダーメイドの受注には、

他の誰にもマネできない

独特の方法があります。

 

それを知っていただければ、みなさんは

前もって考えすぎる必要もありませんし、

どうやって説明するのか

悩む必要もないことが

おわかりいただけると思います。

 

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さてこのたびのクライアントは、

前もってメールで作図をお送りくださり、

革の厚み、全体の大きさ、構造まで

事細かにお知らせくださいました。

 

ご来店の方には

絵を描いていただく必要はありませんが、

この方は、どうやってご自分のリクエストを

正しく理解してもらえるのかを

とてもよく考えてくださっています。

 

ところが、いい作図なのに、

あまりに細かい革の厚み等の

数字のご指定がありすぎて、

革という素材を使って作るうえで

あまり意味のない内容になってしまい、

かえって

動きが取れなくなってしまいました。

 

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そこで、ある程度お見積もりを

お出ししてから、

ご来店時に

その理由についてお話ししました。

 

「当店では、使う方の状況に合わせて

革の厚みから何から総てを変えますので、

なぜその革の厚みをご指定になったか、

そんな理由や経過をお話しいたければ

ふさわしいものをお作りしますよ。」

 

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「そしたら、ざっくりした

自分の希望レイアウトを描いて、

自分にとって一番気になることを

メモ書きするだけでいいんですね!」

 

そうです!でも

ご来店できる方には、

その必要もありません(笑)。

 

こちらがお出しした質問に

普段どうなさっているのかを

お答えいただけば、

迷っている内容であれば

そこから先は選択肢をお出しし、

選ぶためのポイントをご説明します。

とても簡単に、

すっきりしたオーダーができるのです。

 

よく、絵が下手だから、

とおっしゃる方もいらっしゃいますが

そんなことは気にしないでください。

 

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遠方の方の場合には

描いてくださった一本の線から、

メモ書きの何気ない一言から、

その方のリクエストを正確に受け取り、

もっとも理解しあえる言葉に置き換えて

ご説明します。

 

これが、メールだけでも

きちんとしたお品ができる理由。

 

気軽にお出でいただいたり

メールをいただければ、

最高の答えをお出しします。

安心してオーダーメイドを

お楽しみくださいね。

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