革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

Order example

2016.10.11

ヘビ革「マイプレジャー」定番長財布のオーダー品

当店オーダーメイドには、

三つのご注文の方法があります。

 

一つ目はパターンオーダー。

これは、形が決まった定番品を

そのままご注文いただく方法です。

 

今日ご紹介するものは二つ目で、

パターンオーダーを変化させたもの。

構造はそのままにして、

大きさやデザインの一部を変えたり、

内装を変える、という考え方です。

 

正面

 

元になった定番は、「マイプレジャー」

小銭入れががバッと大きく開くので、

小銭の見つけやすい長財布です。

 

このクライアントには、特にこれ

というご希望はなかったのですが、

店頭でいろいろご覧になるうち

この小銭入れがいい、となりました。

 

蓋開け

 

この個性あるクライアントは

他にも、頭の中に

ご自分のイメージをお持ちでした。

 

聞き取りをお進めしますと、素材は

どうやら牛革ではなさそうです。

それで、さまざまな革を

お見せしました。

 

内部

 

彼が気になったのは、ヘビ革です。

いろいろなお色がありますから、

その中で第3希望まで伺い、

この財布の外側を取ることのできる

大きさの革があるかどうかを

お調べしました。

 

斜めから

 

革をお見せしている時

デザインがはっきりしてきて、

ご自分が選んだ飾りを

付けられるかどうかを尋ねられました。

 

「この場所に

このように取り付けるのでしたら、

次の内容に注意して

(ネットの)お写真でここを見てから

金具をお選びくださいね。」

 

小銭入れ

 

当店では

クライアントからのお持込に対しても

わかりやすくポイントをご説明します。

そうしないと、

お付けできないタイプもあるからです。

 

それでお持込いただいたのが

一枚目のお写真にある

ベルトの先にお付けしたコンチョ。

 

厚み

 

その他、カード入れの枚数を増やし、

フタの留め方を

アシンメトリーの留めベルトと

リクエストくださいました。

 

そのままではお使いいただく時

問題が出そうなので、反対側にも一つ

マグネットをお付けしました。

 

リクエストとして

家紋もお入れになりたい、ということで

家紋の版を作って、凹凸で押印しています。

こんなご希望でもクリアできます。

 

出来上がりを

「思った以上です!」

と喜んでくださったクライアント。

今までの努力が報われる瞬間です。

 

家紋

 

さて、話は元に戻って

オーダーの種類の三つ目の話に入ります。

三つ目はフルオーダーメイドで、

(当店ではオートクチュールと呼んでます)

デザインから仕様まで

すべてクライアントのご希望に沿って

お作りするもの。

 

どんなリクエストにも、当店は

自在にお応えします。

 

本日もすばらしいオーダー品を

ご注文いただき、

ありがとうございました。

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