革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

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2018.07.13

凝った財布、札ばさみのご注文 81

何十回でも書いてしまいますが、

「人の数だけ

ものの使い方があり、

いろいろな工夫をして

ものを使う方がなんと多いことか!」

を日々、感じます。

 

 

本日ご紹介するのは「札ばさみ」。

外から見たら

いわゆる定番の、シンプルないでたちです。

 

ですがこれから、

どこが普通でないのかをご紹介しましょう。

 

 

開いてみますと外側とは全然違うので

とにかく驚きます。

 

キーの入るポケットがあり、

穴の開いている部分もあります。

それから、金具が何だか違うようです。

これはすべてご依頼者のご要望。

 

 

デザイン的にもきれいで

おしゃれなこだわりが

嫌味でなく、良い感じで感じられます。

 

当店でのオーダーメイドでは

外側と内側の革の色、糸の色を

ご指定いただくことができます。

 

それでこのように、

ご希望のお合わせのお品に

お作りすることができます。

一色で出来上がっているものとは

まったく違う雰囲気ですね。

 

 

先ほど少しお話に出した金具は、

革でくるんであります。

 

実は、お客様がお持ちになった見本から

金具を外してそのまま再利用したもの。

お気に入りなのでなんとか使えないか、

というご要望にお応えしました。

 

 

 

当店の革は少々硬めですから

最初は開き気味だったり

手へのなじみが今ひとつだったりしますが、

お使いいただき

手で撫でていただくことで、

どんどん中身になじみ

手にも馴染んで行きます。

 

それが徐々に進んでいくので

お使いの方も気づかないくらいです。

 

でも店頭にお出でになり

新品をご覧になると、

「最初はこんなだったんですね!」と

驚くくらい。

 

 

革以外の素材で

こんな風な経年変化するものは

他にありません。

 

ずっと水に強かったり

もっと軽かったり、と

革よりも

便利な素材はたくさんありますが、

 

革という素材が

いまだに憧れの対象であるのは、

やさしい手触りや良い香り、

五感すべてで感じられる質感、

 

そして

そういう物質的なことだけでなく、

良いものを持っているとすぐにわかる

ステイタスに見合った持ち物だ、

ということも大きな理由と思います。

 

 

普段お使いの札ばさみを、

「こう使っているからこう変えたい。」

と思ってのご依頼です。

 

ご相談いただくことで、

あなたの理想の革製品が生まれます。

 

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