革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

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2019.03.22

ポシェットタイプの「アクオス」スマホケース 92

「やっぱりこちらで、

スマホケースを

作っていただこうと思って。

 

今回、新しいスマホに変えました。

家の鍵を一緒に入れておいて

そのまま鍵を使いたいので、

ポシェットみたいに斜め掛けして

手ぶらになれるようにしたいんです。」

 

 

スマホと何を一緒に持ちたいか?

これは、どなたにとっても

解決したい問題のひとつと思います。

 

Suica等のカード類やお財布機能から

果てはこのクライアントのように

家の鍵を一緒にしたい、というご希望まで、

人によって

一緒に持つと便利と思えるものは、さまざま。

 

 

スケジュールが過密だったり

お子様がいらっしゃる、など、

なかなかゆったりと

ひとつひとつの行動ができない時には、

道具の力を借りて

安心できる生活を送りたいものです。

 

当店ではそのお手伝いができます。

ただしその道具が

どのようにあるのが良いか、

そのとっかかりだけはご自身で

考えていただく必要があります。

 

当店でしたら、

アウトラインをお話しいただければ、

もっとも現実的な解決に向かって

モアベターな(笑)策を

一緒に練っていくことができます。

 

 

こちらのクライアントも

長いお付き合いなので、

細かい点は「おまかせ」。

 

その結果、

アクアブルーのお色の革に

ネイビーのストラップを合わせて

紐の消耗を目立たなくさせる、

というご意向のこのクライアントに、

少しオレンジが勝ったパステルイエローの

ファスナーを合わせました。

とてもお似合いになるはずです。

 

 

どんなお色がお好きで

どんなイメージの方かを

今までのお話やご注文から知っていると、

新鮮で楽しいご提案ができます。

 

たった一本のファスナーですが、

春に向かっての明るい日差しのような

印象のスマホケースになり、

このクライアントのイメージにピッタリ!

持つたびに

ウキウキしていただけるはずです。

 

 

当店では、

そのお品をお使いになる人の

生活や好みを探れる質問をしたうえで、

容れる物に合わせた

もっとも美しい形をご提案します。

 

じつはお渡しの時、

鍵を入れたら、ポケットの面に

そのカギの跡がほんの少し

ぷっくりと出てしまいました。

 

そのちょっとだけ不細工な見た目を

10秒で解決したのはデザイナー。

 

「当店の磨き仕上げの小物だったら

裏地も革でできていますから、ね

ちょっとこうすればね…」と

デリケートな手つきで

微妙に伸ばしています。

ほんの0.5ミリくらいのことです。

 

ものをきちんと作るとは、

こういうこと。

当店では、革の性質を

余すところなく使えるような作りを、

出きる限り実行しています。

 

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