革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

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2019.12.3

2代目は、コードバンの手帳カバー 93

コニャック色のコードバンを使った

この手帳カバーは、

なかなか迫力ある逸品となりました。

 

20年ほど前、代官山店で

カバーを頼んでくださったクライアントが

「そろそろ新しいものを、」と

ご注文くださったお品です。

 

 

正しく作られたコードバンは、

タンニン鞣しで水染めなので

水が当たると、シミになります。

だからこそ、経年変化をします。

 

でも小物であれば、ほとんど

雨に濡れる心配もありませんから、

こうしてふんだんに使うことが出来ます。

 

そして、びっくりするような

経年変化を迎えることが出来ます。

大切なことは、

とにかくすりすりと撫でてあげること。

 

 

この職業をしておりますと、

よく尋ねられる質問が、

「どんな革が最も良い革なのでしょう?」

ということ。

 

私どもが「良い革」と申し上げる定義は、

私どもの価値基準でお選びしているもので、

・経年変化があるもの

・経年変化はなくても、

しっかりしていて、長持ちする素材

の2点がポイントになっております。

 

 

でも、お選びになる革の色によっては、

どうしても

あまり長持ちしない革もあります。

 

これは革の作り方によるもので、

無理をしないと出ない色が

あるからです。

 

お客様はいろいろなご希望を

革に対しておっしゃりますが、

 

雨が滲みになりづらい革ほど

経年変化はしませんし、

その反対で、

雨が滲みになりやすい革は

経年変化が楽しめます。

 

 

すべてのご希望を

叶えられる素材はありませんから、

 

どんな要素を一番に希望するか、で

その方にとっての「良い革」が

決まります。

 

ですから私どもは、

あなたが何を革に望んでいらっしゃるかで

お勧めする革を変えています。

 

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