ORDER WORKS

実際のオーダー例

40年3,000件を超えるオーダー実績
貴方のオーダーのヒントになさってください。

カテゴリー

見本を再現したポーチバッグ 50504

見本を再現したポーチバッグ 50504

2025/06/30

 

前の店舗ビルの3階ギャラリーで

展示会をしていた画家の方からの

ご注文品です。

 

「久しぶりに東京に来て

2階(当店)でポーチを注文しよう

と思ったら、

こっちに移ってたんですね。」

と、扉にある貼り紙を見て

おいでくださいました。

 

 

 

 

 

何十年も使っているというポーチを

拝見しながら

お気に入りのところやご不満について

聞き取りしたところ、

「このままが良いです。」とのことで

全体を同じ感じにしました。

 

見本が、長く使って

くたくたになっている製品ですから、

その原型をイメージして

どうすれば違和感なく

お持ちいただけるかを考えます。

 

 

 

 

 

今回現物と違ったのは、

柔らかい革を、というご希望でした。

そこでオリジナルレザーのルバルを

お薦めしています。

 

裏地のないシンプルなポーチなので

革の裏面をみがいて

毛羽が出ないようにしました。

 

裏地なしの小さめのポーチの形は

極限までミニマルですが、

この方の持ち手の持ち方には

特徴がありましたから、

それを踏まえて

丈夫な持ち手にしています。

 

細かい点ですが、こういうところが、

のちのちの使いやすさや保ちに

大きく影響してきます。

 

 

 

 

 

「このポーチの本体は丈夫だけど

持ち手はかなり酷使するようなので、

ちょっと気を付けて作りましょう。」

 

アトリエではデザイナーから、

まるでプロファイリングのように

持ち主の使い方や性格までも

製作者に話されます。

 

そんなことが!というような内容も

使い方に反映されます。

使っていらっしゃるモノからの情報は

みなさまが想像なさる以上に

たくさんあります。

 

「作っていて、ここはどうしよう?

というところは、そういう情報から

判断できることもあるから、

ご注文者はつぶさに観察しますよ。」

というのがデザイナーの言い分。

「でもクライアントはみんな、

ステキな人ばかりだから楽しい。」

 

画家の方からもすばらしいお話を

お聞きしたようです。

このたびのご注文

ありがとうございました。

長くお使いいただくことを

願っています。

 

 

” クラッチバッグバッグインバッグ・ポーチ ”の他の記事