革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

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2018.08.27

試作のメンズショルダーバッグ

本日ご紹介するのは、

職人の一人が持っているショルダーバッグ。

オーダー品ではありません。

 

職人にも私生活がありますから、

年齢や持ち物によって

どんなバッグを毎日持つかは、

頭の痛い問題です。

もちろんそこは皆様と同じ。

 

 

一時期あれを持っていたな、と思ったら、

それがあまり長続きせず

ある日突然

別のバッグに代わっていたりします。

 

そうして、職人が

自分のために使いやすいバッグを

製作することで、

クライアントの気持ちが

理解できるようになっていきます。

 

 

今回のショルダーバッグは

十分大人の年齢の職人作のもの。

 

なるべく柔らかく、軽くして、

彼は、しばらく前から

ショルダーバッグにしています。

 

若いころは

クラッチバッグタイプを持っていました。

 

 

このたびのショルダーバッグには

正面にお財布ジーヴズ用のポケットがあり、

背面にも

いろいろなものがサクッと入る

ポケットを付けています。

 

 

なるべくモノを分けて入れられ、

どこに何が入っているかが

すぐにわかるようにしたかったようです。

 

お財布を出しやすいように

ファスナーはL字にしています。

 

日々のこうした工夫が

何をどう作るか、という工程につながります。

 

 

スマホにたばこにティッシュに…と

内側は小物を分けて入れられるようにしました。

 

しかし最近独り語ちているのが、

「ちょっと分けすぎたかなあ。

慌てているときに

別のところへ入れてしまうと

中身がわけわからなくなってしまう。」

 

 

出来ればみなさまもオーダーする前には、

ぜひご自分のターゲットとなるアイテムに

近い既製品を、一度試しに

お使いになってみてください。

 

そのアイテムが

自分には合わないことを

発見することもありますし、

ここがすごく良い!ということを

発見することもあります。

その反対もありますね。

これは絶対自分には使えない!とか。

 

 

年齢が変わると、

生活が変わります。

 

生活が変わると、

持ち物が変わります。

 

いつも気持ち良い毎日を過ごすために、

自分に合った持ち物が欲しいですね。

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