フルオーダーメイド
細やかなコンサルティングから
導き出したあなたのためのデザインを、
選び抜いた革素材と熟練のクラフツマンシップで、
生涯のパートナーとなる革製品へとつくり上げます。
深く対話するコンサルティング。
ゆったりとした革椅子に座った瞬間から始まる、オーソドキシーでのフルオーダーメイドの旅。それは、深く対話することから始まります。お伝えいただくご要望はもちろん、ご使用になるシチュエーション、ライフスタイル、そして服装や他の持ち物とのバランスなど、ご自身が普段意識されないことがらまで視野に入れて、適切なご提案をするのがオーソドキシーのコンサルティングです。オーダーする愉しみを感じていただける至福の時でもあります。
用途や使用環境、
お一人おひとりの個性を熟慮したデザイン。
コンサルティングの次の段階はデザインです。40年以上の歴史の中で蓄積された豊富なデザインリソースを活かし、最新のトレンドや新鮮な発想を交えて、お一人おひとりに最適な形をデザインします。例えば鞄の内側と外側のポケットの場合、あなたの体格、用途、ご使用になるシチュエーションから導き出してレイアウトし、ステッチの色やピッチまで全体イメージに合わせてデザインします。
目的と五感に合った革素材をお選びいただきます。
デザインが決まったら、革素材の選定です。当店が栃木レザー(株)と共同開発したオリジナル牛革素材のベア・スキン・レザーの他、爬虫類・ゾウ・ラム・オーストリッチなどの希少な革、フランス・イタリアから輸入する最高品質のカラフルな革などもお選びいただけます。ベア・スキン・レザーはベーシックな色揃えで、固めの「ヌメ」と柔らかめの「ルバル」の2種があり、1カ月もの時間をかけて植物タンニンでじっくりと鞣し、当店独自の染色と仕上げ加工を施してあり、美しく経年変化します。
一つひとつ「選んで決める」愉しみを感じていただけます。
フルオーダーメイドでは、持ち手やファスナー、引手など様々なパーツ類をお選びいただきます。例えば、ファスナーは10種類以上、引手も形状だけで10種類以上になり、さらに色のバリエーションもあります。一つひとつを愉しみながらお選びいただくことで、あなただけの革製品に近づいていきます。
ご注文品一つに対して、1セットの型紙をつくります。
オーソドキシーでは、一人のクラフツマンが1つの製品を、型紙づくりから完成まで担当します。フルオーダーメイドでは、ご注文ごとに個別の型紙をワンセットつくり、ファスナーの引き手のような小さなものにまで、全体デザインを反映させます。平面的なスケッチから、立体的な完成像をイメージした形状に至る型紙を起こす工程にも、40年にわたる技術の蓄積が活かされています。
ご注文品一つのために仮製作し、3人チームで検証します。
フルオーダーメイドでは、本製作の前に仮製作をおこないます。オーソドキシーでは、1枚の革素材の中で最も良い部分を使って1つの革製品をつくりあげるため、残りの部分を使って仮製作します。質感を同じくして仮製作することで、デザインや技術的課題を洗い出し、デザイナー、技術責任者、製作者で綿密に話し合って、納得いくまで修正を重ね、完成度を高めます。
完成度を追求するとパーツの裁断も手作業になります。
オーソドキシーでは、1枚の革素材のうち最も良い部分だけを使って製品をつくり上げます。貴重な革だからこそ、パーツの裁断作業も手裁ちでおこない、金型はいっさい使いません。各パーツの小さな誤差が出来上がり時の違和感を生んでしまうため、もっとも正確なパーツを生み出せる手裁ちを採用しています。この手作業による精緻な裁断は、その後の、革を薄く漉く工程等の精度を向上させてくれます。
軽さを徹底的に追求しています。
通常、革製品の長保ちする度合いは、革の重さに比例します。しかし、オーソドキシーが重視しているのは、持ち物の重さが身体に負担をかけず、快適に10年間をお使いいただくこと。10年タームで個人のライフステージやライフスタイルが変化していくからです。そのために、0.1㎜単位で革を漉き、パーツごとにグラム単位で軽くしていきます。どのオーソドキシー製品も「見た目よりはるかに軽い」「身体が楽になる」と定評があります。
美しさにこだわって「縫い」を変えます。
オーソドキシーでは、完成度の高い製品をつくるため、個々に微妙な調整を加えつつ縫製しています。これは製品の種類やデザインによって、糸の太さ、針目のピッチ、端から何ミリを縫えば一番美しいか、などが異なっているからです。無数の選択肢から、バランスを踏まえた美しい縫い方を選び、足踏みミシンで集中して縫い上げます。
無尽蔵の技術とアイデアでハードルを乗り越えます。
世界に一つしかないフルオーダーメイドの革製品。たとえ技術的に大きなハードルが立ち塞がっていたとしても、それを乗り越えるために何が必要かを丁寧に見抜き、無尽蔵とも言える技術のストックとアイデアとを駆使し解決していきます。それこそが、40年にわたって磨き上げられたオーソドキシーのクラフツマンシップです。
ストラップの長さも体形や使い方に合わせます。
フルオーダーメイドでは、鞄のストラップも体形や使い方に最適な長さで調整します。身長や胸板の厚さなどの体形はもちろん、使い方は片掛けかたすき掛けか、冬に着用されるコートの生地の厚さなど様々な条件を考慮して、最適な長さとセンターホールの位置を決めていきます。
画竜点睛となる角の処理。
内縫いのバッグの場合、形を最終的に整えるのは角をつまむ一目の糸であったりします。二角をつまむか、四角をつまむかでも、バッグの印象が大きく変わってきます。使い勝手を考慮しながら、それまでの工程で整えられた形状に最適の表情を与えられる選択を、デザイナーとクラフツマンとでおこないます。
仕上げにも細心の注意を傾け妥協がありません。
製品の最終仕上げにも妥協がありません。例えば革製品の末端処理には、ヘリ返しとコバ磨きがあり、前者はどんな革でもできますが、後者はタンニン鞣しの革でしかできません。オーソドキシーではタンニン鞣しの革素材を使用しているので、コバに色を付け、その上にフノリを塗って布で丁寧に磨いた後、蜜蠟で表面処理します。ツヤが出て滑らかになり、耐久性が生まれます。
検品して完成。納品してもお付き合いは続きます。
検品は様々な角度から念入りにおこないます。表面の仕上がりに問題がないかだけでなく、例えばバッグの場合には想定された荷物を中に入れて、収まり具合やショルダーストラップの掛け具合まで確認します。お引き渡しに際しては、お手入れ方法などをお教えし、アフターサービスのご相談も承ります。フルオーダーメイドの旅に続く人生の旅を、オーソドキシーの革製品とお愉しみください。
オプションでお名前やロゴマーク等も入れられます。
オプションとして、フルオーダーメイド製品に名前やロゴマーク、お好みの模様などを入れることができます。当店所有の活字以外でも、オリジナル刻印をお作りできますので、自筆のサインや手描きの模様も可能です。また名前には金箔や他の色をつけることもできます。
イニシャル等を含んだ描画も可能です。
ミュージアム・ラインを手掛けるアーティスト、ヴィッカ・ヴェセロヴァによるイニシャル等を含んだ描画も可能です。
お好みの植物や動物を革製品に描きこむこともできます。
「携えるアート」として動物や植物の絵を描きこんだミュージアム・ラインは、オーソドキシーとロシア人女性アーティストのヴィッカ・ヴェセロヴァ(VikaVeselova)とのコラボレーションによる革製品です。自然を身近に感じられる絵柄に特長があります。フルオーダーメイドでは、お好みの絵柄を描くことが可能です。
3000以上のフルオーダー製品をご覧ください。
これまでのフルオーダーメイド製品のうち、約3000もの製品例をご紹介しています。財布、小物ケース、手帳カバー、システム手帳などの小物から、ショルダーバッグ、出張・旅行用鞄などの大きめのオーダー例までご覧いただけます。あなたの想像力が羽ばたいていくに違いありません。