私たちについて
私たちについて
ものづくりの楽しさについて
私たちオーソドキシーは、デザイナー、クラフツマン、スタッフそれぞれが「最高の製品を追求する」との思いを一つに、日々研さんを重ね努力を怠らないタフなチームです。そして、そのなかで見つけた「ものづくりの楽しさ」について、みなさまにもぜひ知ってもらいたいと願っています。
代表あいさつ
世界の銀座で、あなたのための、
ただ一つだけの革製品をつくり続ける。
オーソドキシーは「革製品のフルオーダーメイド」という、その困難さゆえに、世界の一流ブランドすら敬遠する仕事に取り組み続けて45年目になります。銀座という世界のファッションの中心地の一つに店舗を構える私たちは、小さなお店ですが大きな自負があります。
それは、フルオーダーに際しては「あなたのことを深く理解し、ご期待を超える形にする」という自負です。それは、もしあなたがどんなに時間をかけて世界中を探し回られても、どんなに有名なお店にお願いされたとしても、また、どんなにたくさんのお金を注ぎこまれても、私たち以上のオーダー品を作れるお店は存在しないという自負です。そして、世界では無名ですが、実力は世界のどこにも負けないという自負でもあります。
そんなお店は敷居が高いとお感じでしょうか。
いいえ、ご心配にはおよびません。
オーソドキシーには、安心してお話しいただける相談役がいます。
まずは、あなたのご希望を心おきなくお話しいただくことから、フルオーダーメイドへの旅が始まります。それはきっと、あなたにとっても私たちにとっても、わくわくするような愉しい時間になるに違いありません。
どうぞ、お気軽にご相談ください。
そして、もっと素敵に、もっと快適に、あなたの人生を彩る、あなただけの革製品をつくる旅に出かけましょう。

オーソドキシー代表

クラフツマンのことば
一番おもしろいことは、この店であれば、どこにも見たことないものの注文が入って、それを気持ちよく作ることができる、ということ。 簡単な製品や同じ製品を延々と作り続けることを想像するだけでもマンネリになってしまいそうな自分の気持ちに気づきます。 普通のモノづくりの会社であれば、ウチではやらない、それは出来ない、面倒な製作に関わりたくない、という空気や不文律があって、何をどうやって断るかに腐心することが多いのに、オーソドキシーにはそのリミ

クラフツマンたち
ットがありません。断るかわりに、こうすれば可能になる、ああすればできる、こういうことをすればいいのでは…といった前向きな検討が常になされています。そういう、みんなで知恵を出し合って作り上げていくことがとても楽しく、私たちが持つ「知りたい、考えたい」という性分に合っていて、その能力を存分に使うことができます。
そしてご注文者のみなさまは、私たちの見積もりをご了承してくださる方々ですから、この仕事をきちんと理解してくださることが伝わってきます。ものづくりが安価にできると思っている人も多い中、このように認めていただき、望まれてする仕事です。気持良く作ることができますし、期待以上の製品をお渡ししたい、という大きなモチベーションが湧いてきます。ですので全員、ご注文者さまが喜んでくださることに全神経を集中しています。 見たこともないものを気持良く作ることができて、知的に楽しむことができる。すばらしい仕事、すばらしいお客さま、すばらしいお店、、私たちは誇りに思っています。
私たちのチーム
コンサルティングを通じてお客さまとデザインしたものは必ず、職人、スタッフをあわせた全員のチームで共有します。製品の目指すところ、使う技術、必要とする問題解決などなど、全員がその全てを惜しみなく注ぎ込んで行きます。
アトリエ
くつろぎながら心ゆくまでオーダーが出来る大きなデスク、職人の魂魄をとどめる作業台、使い込まれた道具類、出番を密かに待つ素材たち、、。私たちオーソドキシーが集い、お客さまと大切に価値を紡いできた銀座店のアトリエです。
オーソドキシー年譜
1981年 | 下北沢に開店 |
1988年 | 下北沢にアトリエを開く |
1992年 | 代官山店を開店 |
1994年 | 革の制作スクールを開講 |
2004年 | メンズバッグ「カーヴ」がJIDAデザインセレクションで今年の商品として選定される |
同年 | ドラマ「黒革の手帖」の主人公「元子」の手帳をデザイン・製作 |
2008年 | 洞爺湖サミットの宿泊施設「ウィンザーホテル」にゲストブックをデザイン・製作 |
2009年 | アトリエごと、銀座へ移転 |
2025年 | 銀座の発祥地点の広々とした最上階へ移転 |
「本の刊行」
1993年 | 美術出版社 やさしい革の袋物 |
2010年 | 日本ヴォーグ社 家ミシンで作る革の小物とBag |
クラブ(旧スクール)
オーソドキシーのものづくりの
神髄を知る、学ぶ、身につける。
クラブ(旧スクール)は革製品を愛する人が集う場所です。これまで通りの革製品の製作教室に加え、革製品について深く理解するためのイベントを行います。
「革」を深く知るためのクラブ
オーソドキシーは、革の制作教室やイベントを通じて、「革」の豊かで奥深い魅力をお伝えする活動をしています。最高級の革を知ること、そしてその革に相応しい技量を培うにはどうしたらよいか、、。オーソドキシーの40年以上のキャリアを誇るクラフツマンとともに、「革」の魅力を探求して行きませんか?
革の制作教室
当教室は、自分の中にある「革製品を作りたい」気持ちを自由に発現させることのできる、稀有なスクールです。生徒さんが一斉に同じものを作のではなく、好きなものを作ってもらいながら、革小物からバッグ、旅行鞄などのつくり方をマンツーマンで指導します。革包丁の手入れをして革を切ることから始め、応用の利く型紙づくり、ミシンによる仕立てと革漉き、最終仕上げに至るまで、一つひとつの技術を論理的にきちんとお教えするのが当教室の特長です。
すべてのカリキュラムが済んだら、さらに踏み込んで好きなデザインを作る方が多いスクールです。一人ひとりの作りたい形に対して、最適なアドバイスを授けます。
また、自分で製作機器を持ち、使いこなし、それを調整しながら維持することは、みなさんの想像以上に大変な作業ですが、当教室では、普段プロが使って調整している機器をお使いいただきますので、余分なことを考えず、製作に打ち込むことができます。

自分が作りたいデザインで学べる
当教室の一番の珍しさ、すばらしさは、どのカリキュラムにおいても、新しく習うところまでの技術を使って、一人ひとりの生徒が、作りたいと思うデザインで製作できることです。
つまり当教室では、みんながみんな、違う製作物を作っている、ということ。 このような稀有な教室内容を持っていますので、技術の確認とさらなる技術の習得のために通う経験者(他校出身者)もいらっしゃいます。

初心者でもしっかり技術が身につく
40年以上のキャリアを持つ講師たちが丁寧に教えますので、まったくの初心者でも、2年から2年半ですべてのカリキュラムを終えることができます。
その後も、講師たちによるアドバイスを頼りに、自分の作りたい製作物を作る人も少なくありません。ていねいな製作アドバイスがあれば、どんなに難しいものにもトライできます。自分で作った革製品を自分で使う、あるいは人に差しあげる。なんとステキなことでしょう。
入門コース
多くの教室では生徒全員が同じ製作物をつくるスタイルですが、オーソドキシーでは入門コースからご自分がつくりたいデザインを起こして、型紙づくりをふくめた製作をしていきます。 革製品の製作に必要な知識と技術を一通り経験し、全体像を俯瞰的に理解していただきます。
まったくの初心者から他校の方の技術確認まで、どなたも歓迎します。


上は入門コースの女性の方の製作例、下は同コースの男性の方の製作例です。約2年をかけてティッシュケース、ペンケース、パスケースなどの小物から、バッグやカバンなどの大きなものにステップアップし、13種類を製作しました。製作に必要な技術の指導はもちろん、デザインへのアドバイスも丁寧におこなっています。
上級者コース
上級者コースは、入門コースを修了した方を対象としたコースです。カリキュラムはなく、習得した技術を活かして、ご自身で選んだ革で、ご自身が作りたいものを製作して頂きます。最終的には、講師のアドバイスなく、ひとつの作品を作れることを目指してお教えします。自ら設定した課題に挑戦し、技術をさらに深めて行ってください。


上級コースでお教えするのは、自分で作りたい作品に対する作り方全般と、思わぬアクシデントが出た時にどう対応するか、です。一点一点注意するところがまったく違いますから、作りたいものを実際の形にするには、講師からの的確なサジェスチョンが必要です。このような対応があって初めて、自分が欲しいものを現実に製作することができます。
教室の概要
● 開講日
月曜日 11:00~13:30
水曜日 18:50~21:20
木曜日 18:30~21:00
日曜日 11:00~13:30
● 費用(税込み)
入会金 11,000円
設備費 11,000円(1年ごと)
受講料 20,000円(毎月)
道具代 10,000円(初回のみ)
材料費 別途
※上級コースはお問い合わせください。
● カリキュラム
下記の順番でおこないます。
1.革についての基礎知識/革包丁の研ぎ方
革裁断/コバ(切り口)の磨き仕上げ
製作:キーホルダー
2.のりづけ/ミシンがけ
製作:革包丁のカバー
3.カバー類の考え方
製作:文庫本カバー
4.カブセ(フタ)のある形/
ハトメ抜きによる穴の開け方/ホックの付け方
製作:小銭入れ
5.革漉きの実際/内縫いについて/コバのヘリ返し仕上げ
製作:ティッシュケース
6.ファスナーのつくり方
製作:ペンケース
7.マチのある形(外縫い)
製作:小物入れ
8.マチのある形(内縫い)/玉縁をつくる
製作:ファスナー付き小物入れ。
9.型紙のつくり方・考え方/ファスナーにもマチをつける
製作:ポーチ
10.裏地をつける/内ポケットのつくり方
製作:ポーチ(大)
11.横マチのある形
製作:ファスナー付きクラッチバッグ
12.ベルトのつくり方・考え方
製作:ベルト
13トートバッグのバリエーション
製作:トートバッグ
14.ショルダーバッグのバリエーション
製作:ショルダーバッグ
15.書類カバンのバリエーション
製作:書類カバン
16.手縫いについて
製作:ボストンバッグなど
サロン・イベント
クラブ(旧スクール)は革製品を愛する人が集う場所です。これまで通りの革製品の製作教室に加え、革製品について深く理解するためのイベントを行います。ぜひご参加ください。
ピックアップイベント

制作教室の様子

アーティストの製作現場