革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

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2024.04.27

GW中の営業について

GW中のお店のお休みは、

5月3日(金)~5月7日(火)です。

 

また、4月30日(火)の営業時間は

10:00~17:00まで、です。

 

変則的で申し訳ありませんが、

よろしくお願いいたします。

 

 

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2024.04.27

新幹線の切符等、交通系用ベルトポケット 40125

ご年配の方からのリクエスト品です。

この方は腰のベルトにこのバッグを着け、

その中にカードと切符をお入れになって

遠距離移動なさいます。

 

荷物を持っていても、

いつでもこのバッグを開けるだけで

移動に必要なものはすべて、

パッと取り出せます。

 

 

 

 

 

 

ある程度年齢が行きましたら、

どのようにすれば

忘れ物なく、煩わしいこともなく

移動できるか、ということは

もっとも重要なテーマのひとつになると

思いますから、

 

これもひとつの解決方法です。

いろいろな方がいて、

さまざまな解決方法があります。

 

 

 

 

 

 

ご自分で試行錯誤した後

ほんとに欲しいのはコレ、という

オーダーの仕方をしてくださったのは、

さすがに常連のご注文者です。

 

ご自分に使いやすい大きさ、

レイアウトを

今まで使ったお品物から考えて

リクエストくださいました。

 

 

 

 

 

 

このベルトポケットは

腰ベルトのどの位置に付けるか、も

使う人や状況によって変えられますから、

汎用性があると思います。

 

また、どうやってベルトに取り付けるかは

使う方に合わせてお作りできますので、

一番使いやすい方法をご指定ください。

 

 

 

 

 

 

ある程度年齢が行って、

毎日の便利のために必要な道具を

お選びになる時は、

オーダーもその選択肢にお入れください。

 

探して探して、

いまひとつの製品を使って

毎日不満に思うなら、

 

使い方をご説明いただいて

ひと月ほどお待ちいただけば入手できる

当店オーダー品でしたら、

疲れもなく、楽しいお買い物ができます。

 

このたびは、みなさまの参考にもなる

発想のオーダー品を

ありがとうございました。

 

 

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2024.04.25

際立つ存在感、斑柄のないゾウ革の一本ペンケース 40210

デザイナーがオーダーで染めてもらった

ダークネイビーのゾウ革は

滅多にないすばらしい革でした。

 

「すばらしい革」という言葉には

みっつの意味があります。

 

1.斑柄があり得ないほどきれい

2.色が思ったように染まった

3.大きい革で、瑕疵も少ない

 

ということは、

「製品にする時、使えない部分が少ない」。

何と嬉しいことでしょう!

たくさんの人に使っていただけます。

 

このみっつの条件がそろったゾウ革は

今までにほとんど見たことないのですが、

今回は、まさにそれ!

驚くべきことで、千載一遇の機会です。

革やさんに感謝です。

 

 

 

 

 

 

さて、そんな中、

今回のゾウ革を通して、デザイナーは

自分の考えが古いことに気づきました。

 

古い考えとは、

昔の革の扱いからきています。

経験が邪魔するケースですね。

 

そのむかし、ゾウ革でもオーストリッチでも

斑柄の多さと瑕疵によって革に格がつけられ、

いくつかの等級に分けられていました。

当然、価格もそれによって違っていました。

 

長いこと同じ仕事をやっていますと、

しばらく扱わない革については

価格の付け方が変わったことに気づきません。

 

買う方は受け身なので、

ああ、それが今の当たり前なのね、と

単純に受け入れてしまうからです。

 

今では等級によっての価格差はなく、

使えるところが多い革はラッキー、

使えるところの少ない革はアンラッキー、

という感じになっています。

選ぶ人によって

良いとする斑柄も違っています。

 

今と昔、どちらが価格として妥当かというと、

昔の方が

価格に見合った革を入れられた気もしますが、

それ自体が古い基準なのかもしれません。

 

エキゾチックレザーが

さらに稀少になってしまった現在では、

使う方の都合でどうこうは言えません。

 

また、昔のように、

無駄な革部分がはっきりしていると

捨てざるを得なくなる部分が出ることも

問題です。これがまさにSDGsですね。

*そういう意味で

クィールのないオーストリッチ製品

お出ししました。

 

 

 

 

 

 

それが、今回のダークネイビーには

斑柄のないところもけっこうあって、

その部分がとてもきれいなのです。

 

以前ご紹介した

二つ折りの財布のオーダー例

ご覧になった方から、

斑柄のないところでお作りするバッグの

ご注文もいただいています。

 

デザイナーはそのようなご注文を

「斑柄のないところで作る製品は

どのようになるかしら?

オーダー例のお財布は、小さいから

オール斑柄なしの部分でパーツが取れたし

きれいにできたけど、

大きな斑柄なしの部分が

1枚の革にそうそうあるわけでなし…

あの財布よりもっと小さなものや

もっと大きなものはどうなるの?」

と疑問を持っていたようです。

 

実際に個々のクライアントにも

そのことをお話ししていますが、

ご注文者はそれを承知で

ご自分のお好みでご注文くださっています。

 

 

 

 

 

 

その結果…

 

斑柄なしの大小いくつかの製品を見ながら

デザイナーは

「私、古い考え方だったのね!」と

出来上がり品を見て、大いに笑っています。

「どれもすばらしい!」

 

本日お写真でご紹介している

一本ペンケースは細長いパーツですが、

とても存在感があります。

 

また全体に細かい柄ですが、

ひとつひとつの粒々が立体的なうえ

その粒が立っていることで、

不思議な美しさがあります。

他にこういう革は見当たりません。

 

 

 

 

 

 

お受け取りいただいたクライアントからの

ご感想を紹介します。

 

************

無事に品は届きまして、

素晴らしいペンケース、

そして象革の模様に感嘆いたしました。

匂いも貴店の革とはまた違いますね!

早速胸ポケットにいれて持ち歩いています。

ユニフォームの都合上、

屈むと胸ポケットの物が落ちやすいので、

安心して持ち歩くことができます。

************

 

ご感想をありがとうございます。

においのことまで表現していただけるとは

思ってもおりませんでした。

 

あのペンでしたら

ペンケースに入っていないと、心配ですね。

ゾウ革は最初は滑りの悪い革なので、

胸ポケットの中から落ちるにしても

落ちにくいかもしれません。

うまくお役に立てることを願っております。

 

お使いいただきますと、ゾウ革は

どんどん撫でていただくことで

つやつや、つるつるの表面に

変わっていきます。

当店オリジナル革と同じイメージです。

 

その変化もお楽しみいただけると

嬉しいです。

このたびもありがとうございました。

 

 

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2024.04.23

ヌメ・ブラックのシックな時計ベルト 40210

お気に入りの腕時計に

どんな革ベルトをつけるかは、

楽しい悩みです。

 

たくさんの当店製品を使ってくださっている

クライアントは、

店頭で時計に革を当てて

にこにこしながら選んでくださいました。

 

オーダーメイドの至福の瞬間です。

そんな表情を拝見しますと、

私どもこそ至福を感じます。

 

 

 

 

 

 

前回ご来店時にお見せしたゾウ革も

魅力的に映っていたご様子でしたが、

この時計にお選びいただいたのは

やはりヌメのブラック。

 

正統派で

どこへお持ちいただいても間違いありません。

また、この白を基調とした

すらっとした感じのこの時計には、

きりっとしてとても似合います。

 

腕時計ベルトの場合は

製作期間の間、時計をお預かりします。

そして、製作後お取り付けして

お渡しします。

 

このタイプの金具の時計ベルトは

とくにその方が

すぐに使えて良いと思います。

 

 

 

 

 

 

遠方の方なので、納品は宅配便でした。

しっかり2重の箱に入れてお届けしています。

 

お届け後、ご感想を頂戴しました。

ご紹介しましょう。

 

************

時計も早速身につけております。

全く違和感ありません。

手首に吸い付く感じが、時間がたてば

さらにフィットしていくだろうと、

これまでの貴店のお品の使用経験から

容易に想像できます。

 

黒のベルトに白の時計盤が

一段と映えるようになったと思います。

************

 

ありがとうございます。

気に入っていただけて良かったです。

当店顧客のみなさまは

五感が繊細でいらっしゃるので、

この革に対してはかならず

手触りについてお話しくださいます。

 

 

 

 

 

 

こちらのクライアント、じつは

その気になるゾウ革で、

お気に入りのペンに

1本入りペンケースをご注文くださいました。

後日ご紹介します。

 

いつもありがとうございます。

 

お話ししましたように、

夏は金属ベルトを使っていただきますと

革の時計ベルトは長くお使いいただけます。

 

 

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2024.04.21

信じられないほどのすばらしさ!ゾウ革トートバッグ 40213

ゾウ革の魅力を知った方からの

トートバッグの

オーダー品をご紹介します。

 

当初、ハイブランドの革で作りたい、

とご相談くださったご注文者ですが、

ゾウ革をお見せしたところ

「これを見ちゃうと

他の革が目に入らなくなりますね。」

とご決定くださいました。

 

 

 

 

 

 

ゾウ革は、初めて見る方が

その魅力の圧倒的さに気圧されて

ご注文いただくケースが多いですが、

デザイナー自身も

「見飽きないわ。」とついつい

みなさまにお見せしてしまうようです。

 

そしてそこから生まれる

ご注文者とのコラボレーションから

大小さまざまな逸品が生まれています。

 

 

 

 

 

 

こちらのトートバッグも然り、です。

たまたまご依頼者の欲しい形が

市販品の中にあったのですが、

大きさや使い勝手が気に入らず、

当店を再びお尋ねくださいました。

 

再び、というのは

以前お作りしたバッグを

長らくご愛用くださっているからです。

 

 

 

 

 

 

「作っていただいたバッグが

至れり尽くせりで最高に使いやすいので、

今回も、自分の使い方に合わせて

作っていただこうと思いました。

やはりオーダー品は違いますね。」

良さを知っていただけて、うれしいです。

ありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

今回欲しい形はトートバッグですが、

表面、裏面の両方の内側に

ファスナーポケットがついたタイプです。

 

見た目ではそれだけのことですが、

この形、どうやって手順を進めていくと

この出来上がりになるのか、

疑問になるところ。

 

元になった形は

ハイブランドの製品だけあって

考えられた作りをしています。

簡単にマネされないように

作っているのでしょうか?

変則的な作り方の製品が多いと感じます。

 

というか、ここしばらくの間、

デザインを優先させるためでしょうか、

変則的な製作方法の製品は

年を追うごとに増えてきています。

作り方も、ある時からぐっと

定番セオリーを外れてきています。

 

 

 

 

 

 

この手の変則的な製作方法の製品は、

当店アトリエの中で

デザイナー、製作責任者、

製作担当者の三者で相談し、

いくつか試作します。

 

そのための店とアトリエの併設ですから。

デザイナーは

「すぐ隣に実験室があってよかった!」

などと言うほど

実験の数は多いかもしれません。

 

 

 

 

 

 

今回のゾウ革は品質がとても良いので、

ショルダーベルトも

同じ革で作ることができました。

 

この色のこの革の存在感を考えますと、

他の素材では負けてしまいますから

良かったと思います。

 

最高品質のシックなゾウ革トートバッグは

使い勝手も併せて

きっと長くご愛用いただけると存じます。

このたびはありがとうございました。

 

 

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2024.04.19

ダミー(本番製作前の試作)例 ファスナー二つ折り財布

今日はみなさまに

フルオーダーメイドの製作手順のうち、

要ともいえる「ダミー製作」の内容を

ご紹介します。

 

下のお写真は

オーダー例にあるファスナー財布のダミー。

 

ダミー製作に使われる革は、

本番製作には使えない品質の革です。

当店ではかねてより

貴重で高価な革を、無駄にはしません。

そのため

ひとつの完成ダミーは、色とりどりです。

 

1枚の革はある程度大きいですが、

昨今の原皮事情からしますと、

当店オリジナル牛革1枚で考えますと、

本番製品の製作に使える良質な部分は

その1/2弱、という状況です。

 

 

 

 

 

 

それなので、本番製作から外れた規格の革で、

上のお写真のようにザクっと作って

それぞれのお品が定位置に収まり、

その中にモノがどう収まるかを確認し、

その他の落とし穴がないかどうか

お調べします。

 

今回は、これを作った段階で

札入れ部分の使い勝手をさらに良くするよう、

変更をしています。

*注文者から依頼された内容ではありませんが

使いやすくするための工夫です。

 

 

 

 

 

 

このダミーのように、裏地のない1枚革で、

アバウトなサイズで作って

どこまで使えるかわからなくてもよければ、

私どもにとっては

さほど難しいことではありません。

 

「どこにもない製品を使える形にして」

作ること、だけでなく、

「製品精度」も必要なことから

考えることや繊細な感覚をもっていないと

この仕事はできません。

 

ましてや、

どのクライアントも革製品に望むのは

一番が、軽いこと。

次が、嵩張らないこと。

なおかつ、丈夫なこと。

 

これらのご希望を叶える方法は、

本来の革の製作方法とは真逆になります。

 

このお財布も中身は充実していますから、

革の裏地をつけたパーツが

何枚重なっていることか…

 

それを嵩張らないよう

軽くお作りするよう、と

ここで1g、あそこで1g、というように

嵩と重量を減らしていきます。

 

この不断の努力は

どのオーダー品に対しても行っていますから、

当店製品以上に

軽さと丈夫さが程よい製品はまずない、

と思います。

 

 

 

 

 

 

出来上がりをご覧いただくと、

最初からその状態で存在していたように

見えると思いますが、

その奥には叡智が詰まっています。

 

ほとんどのみなさまが

オーダーメイド品は

このように仕上がって当然、と

思っていらっしゃるかと思いますが、

出来たお品物の「当たり前の状態」が

そのお店の実力です。

 

革製品のオーダーメイドは稀有な業種です。

この技術を絶やさないためには、

仕事自体をご理解いただき、

ご利用いただくことと思います。

今後ともよろしくお願いいたします。

 

 

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2024.04.17

8年ほどご使用いただいた二つ折り財布と2代目の新品

長くご愛用いただいたのち、

同じオーダー品を

リピートしていただけるのは、

大変嬉しいことです。

 

私どもの製品が

その方の生活の一部になることができ、

お役に立っていることが

はっきりとわかるからです。

 

 

 

 

 

 

上のお写真の二つ折り財布は

8年ほど前にお作りしましたが、

そろそろ新しいものを…と

再オーダーしていただきました。

 

前回はいつもと同じような革の厚みで

お作りしたのですが、

こうして使ったところを拝見しますと、

 

なるほど、家の鍵の出し入れがあるために

開け閉めの回数はかなり多くなりますから、

普通の財布よりも傷みは早くなります。

 

 

 

 

 

 

このように、

初代のご注文時に気づかなかったことでも

使用後に気づくこともありますから、

そういう時には

「今回は少し厚手でお作りします。」

ということが言えます。

そして

バージョンアップが可能になります。

 

 

 

 

 

 

それにしても

大事に使ってくださったものです。

 

朝晩、お休みの日のちょっとしたお出かけなど、

カギを出す時に必ず開くとなると

かなりの回数がプラスされます。

キーホルダー+財布、というイメージです。

ご愛用に感謝申し上げます。

 

 

 

 

 

 

前述したように、

今回は少し厚手の革を使っています。

とくに外側をしっかりさせましたから、

どれくらいの保ちになるでしょう?

 

どこにもないもので、

誰も使ったことのないものを

予測しながらお作りする性格上、

「実験」のような側面はあります。

 

 

 

 

 

 

ですが

こうしたみなさまの使用後の蓄積が、

次回や次のご注文者への

オーダー品を良くするために使われています。

 

AIが学習できそうですが、

コンサルタントが目で見たモノの感覚や

手で触った質感、また

その人から何かを導きだす技術というのは、

AIにはできません。

 

人が関わり、

人が感覚で理解して解決するこのジャンルは、

永遠に人がする仕事として残るでしょう。

 

ただし、あくまでも個人芸なので、

ひとりの人がいなくなることで

不可能になってしまう技術です。

 

 

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2024.04.15

12年ほど使ってくださったゾウ革コンパクト財布の経年変化

ゾウ革のスタンダードな色として

ブラックとグレーがあります。

ほとんどがジンバブエで鞣され、

染色されてから、日本に輸入されています。

 

グレーのお色は濃いめ~薄い目と

グラデーションで染まってきて

一枚一枚の個体差もあることから、

それぞれかなりメージが変わります。

 

本日は久しぶりにおいでくださった

クライアントの

パートナーがお持ちになっている

16年以上使ってくださったゾウ革の

コンパクト財布「ジーヴズ」

拝見することができました。

 

長くお使いいただいておりますが、

この方のは一度もお直ししてませんし、

持ち主は「まだ使える。」という

感じで使ってくださっています。

ありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

こちらは最初

薄目のグレーだったと思いますが、

使ってくださっているだけで

こんな風に変わって行きました。

 

「お尻のポケットに入れて

使う時触っているだけでしたが、

いまはもう、ツルツルです。」

 

お尻に面した方の片面は、

下のお写真のように

汗で肌が少し荒れた感じになっています。

 

お尻のポケットで汗に濡れますと

牛革もプツプツとした表面になります。

 

ゾウ革もご覧のとおり

例外ではありませんが、牛革よりずっと丈夫。

さすがは野生の動物です!

 

ゾウ革・クロコダイル

オーストリッチ、それからコードバン、

いわゆるエキゾチックレザー製品は

長く使っていただき、後追いしますと、

牛革よりも丈夫なことがわかります。

 

牛革もかなり丈夫ですが、

エキゾチックレザーは稀少なだけでなく

さらに丈夫だと、

長い経験からわかりました。

 

その時々の実験みたいなものでしたね、

みなさまのご協力に感謝いたします。

 

 

 

 

 

 

こちらのクライアントは

「そろそろこのお財布も替え時かと思って。」

と、パートナーへのプレゼントとして

ご注文くださいました。

なんとステキなプレゼントでしょう!

 

新しいお財布ももちろんジーヴズ。

そして革は

今回のゾウ革のゴールドブラウン

小銭入れも同じ革で揃えられます。

 

ゾウ革は最初マットな光沢で

ザラザラしていますが、

使っていくとどんどん変わって行きます。

その変わり方は、最初がザラザラしている分

牛革以上におもしろいかもしれません。

 

今回のゴールドブラウンは

日本国内で染めた微妙なお色です。

ワンロットで3枚ほどしか染められませんが、

他の2枚もすでに売り切れてしまったそうです。

革の洋服を作る方が買っていかれたとのこと。

 

ゾウ革は稀少さもさることながら、

とくに今回の革の柄は、すばらしいの一言。

これほどの革ですから、店頭でぜひご覧ください。

 

のちのち市販品のゾウ革製品を見る時、

それがどれほどの品質かを見極める

良い判断材料になるかと思います。

 

こんなコラムを書きたくなるような

使用後をお見せいただけたことに、

心からの感謝を申し上げます。

 

 

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2024.04.13

小学生の娘さんへキュートな定期入れのお祝い 40217

小学校へ通っている娘さんに

丈夫でカワイイ定期入れを、という

ご相談を頂戴しました。

 

ご相談を承って、

なるほど、と思うことがあります。

 

 

 

 

 

 

それは、定期面は見せたくないこと、

そして定期が簡単に

外に飛び出さないようにしたい、

というご要望です。

 

ちらっと探してみますと、たしかに

そのような定期入れはまず見当たりません。

まさに母の愛、といったご要望です。

 

 

 

 

 

 

 

ハトメ穴にチェーンを通して

使ってらっしゃるとのことですが、

カードをしっかりホールドするために

ホックで留めてください、とのこと。

 

多少入れにくい、出しにくいになりますが、

なるほど安心です。

 

当店デザイナーはみなさまの

ご要望に合わせてデザインするので、

このたびはこのようにまとめました。

 

 

 

 

 

 

 

はっきりしたお色の

フューシャピンクとレッドを使って

女の子というイメージでお作りしました。

革の色はご指定いただき、

糸の色や切り目仕上げの端の色は

すべてお任せいただきました。

 

少し白っぽいピンク色の端色が

みずみずしい感じです。

このクライアントのお嬢様が

これを持って通学すると思いますと、

頬が笑ってきます。

 

このたびはありがとうございました。

うまくお役に立つことを願っております。

 

 

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2024.04.11

スマホも入る財布?クラッチバッグ? 40110

「財布でない、

ハンドバッグでもない、

何物かよくわからない、

これが最高にぐっときました!」

 

出来上がり品を手に取るなり、

しばらくの間、手で撫でながら

じっと見つめてくださったクライアント。

 

「非の打ち所がないです。

質感がしっかりしていてとても良いから

きちんとした場所へ持って行けます。

こういうものを探していたのですが、

どこにもなかったですよ。」

 

 

 

 

 

 

デザイナーは

「そのように思っていただけて嬉しいです。

このデザインなら、他にも

欲しい男性がいらっしゃると思います。

それほどうつくしいバッグです!」

と答えています。

 

この美意識の高いクライアントは、

顧客の方からのご紹介で

ご来店くださいました。

 

 

 

 

 

 

どこにもないものを注文するのですから、

最初にお話を伺った時は

欲しい形がまだきっちり出てなかったのですが、

その後メッセンジャーでやり取りすることで、

より具体的な内容に発展していきました。

 

「こうしてオーダーする時、

まず自分の持ち物について考える必要がある、

とわかりました。

買い物をしていてこんなことに

気づかされたのは初めてです。」

嬉しいお言葉です。

 

またこの方は端正な形がお好きです。

 

本体に背中合わせで

スマホを入れるポケットを付けましたが、

エレガントな厚みの出し方をしています。

正面からご覧いただくと、

角がきれいなラウンドを描いています。

 

 

 

 

 

 

デザインを活かすために行った

仕上げ方のちょっとした違いが、

この全体のラインに

かなり影響があります。

 

「この角の感じがとてもきれいです。

こんなにすっきりしているのに

スマホがうまく入りますね。」

と、それをご理解くださったクライアント。

 

 

 

 

 

 

本体自体はお財布の機能になっています。

奥にお札が入り、

その手前のカードポケットには

よく使う3枚のカードを入れますが、

取り出しやすいポケットにしています。

 

広いマチの部分には

たくさんのカードを

ザラザラっとお入れになるとのこと。

 

でもこのサイズのバッグであれば、

単体のカード入れを入れることも

可能ですし、

スマホを入れることもできます。

 

男性が持つのにちょうど良いサイズで、

小さめなのに女性ものっぽくないですし、

存在感はたっぷりあります。

 

 

 

 

 

 

お財布機能を持たせていますから、

小銭入れも充実しています。

使いやすい深さで、

コインの種類を分けられるような

当店独自の細工をしています。

 

 

 

 

 

 

「こういうのがとても欲しかったです。」

クライアントは

ずっと触りながらじっくり見続けてくださり、

愛おしそうな表情です。

 

「お財布とスマホを

そのまま持って出かけると、

ちょっと…という感じになってしまいます。

でも、このふたつ以外

持たなくて良い時が多いですし、

 

良い場所での会食の時なども

これなら手帳のようにも見えて、

とても感じが良いと思います。

お願いして良かったです!」

 

お引渡しの第一歩から

こんなにも愛でてくださって嬉しいです、

ありがとうございます。

 

お渡し後お目にかかりましたら、

「この形がとてもいいので

もうひとつ替えとして作ろうかな、

などと考えています。

まったく違うイメージの革で

作るのもおもしろそうですね。

しかし、ほんとに便利です!

お手入れのし甲斐もありますし。

昨日は

いただいたヴァセリンを手に取って…」

 

特大の、ありがとうございます、

を申し上げます。

 

 

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