革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

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2024.06.23

バイク用のアウトドアキーホルダー 40405

当店製品を

たくさん使ってくださっている方からの

珍しいご注文品です。

 

雨にぬれても大丈夫な

革製ジーンズの端革と

既成のアウトドア製品とを

お持ち込みくださり、

頂戴したご注文です。

 

 

 

 

 

 

バイクに乗る方なので

こういう二又のキーホルダーが使いやすい、

というお話です。

 

既製品はアウトドア会社の製品で

よくできています。

ただ、カラフルな紐で編み上げた

カジュアルタイプなので、

それが好きでないとのこと。

趣味のいいクライアントですから、

おっしゃることにはうなづけます。

 

 

 

*実際にキーを付けたところの
お写真をいただきました。

 

 

 

そして、お持ち込みいただいた

革製ジーンズの切れ端ですが、

雨にぬれても大丈夫、という素材。

 

見た目にシックなで丈夫そうなのに、

さらに雨に耐性がありますから、

すばらしい素材です。

 

オリジナルキーホルダーには、

下のお写真のように

ときに取り外す必要もあるとのことで、

小さな取り外し用の金具がついています。

 

 

 

 

 

 

 

長いお付き合いをいただいていることで

さすがなのは、

「この金具を探すのが大変であれば、」

と新品のキーホルダーを

お持ち込みくださったことです。

 

このタイプの金具は

もっと幅広いものなら

ウエストポーチのベルト金具として

売られていますが、

これだけ細いものになってきますと、

もしあったとしても

心もとない丈夫さの金具だったり

しますから、お持ち込みいただけるのは

とても助かります。

 

 

 

 

 

 

作り始めましたら、

見本品があるにもかかわらず、

同じ作り方でお作りすると

素材加工に合わないところがありましたから、

細かい変更をしています。

 

たとえ完成品の見本があっても

同じ作り方で作れない、

というアクシデントも

よくあることですが、

こういう時、

素材をお持ち込みいただいたことで

製作だけに集中できるのは

とてもありがたいことです。

いつもお気遣いありがとうございます。

 

 

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2024.06.21

「革のゆらぎ」当店革製品のようなタイプが他にない理由 

さまざまな当店製品について

「どうして市販の製品には

御社のような製品がないんですか?

見た目に比べてずっと軽いですし、

使いやすいポケットも

良い位置にありますし。」

 

率直で素朴な質問として訊かれるのは、

とても嬉しいことです。

 

 

そこで、あらためて

量産品と当店オーダー品の

作り方の違いについて、

わかりやすくご説明しようと試みます。

これまでも

幾度となくその努力をしたのですが、

あまたの相違点に意気阻喪していました。

 

 

 

  

 

 

じつは今回は

基本的な型紙の作り方の違いについて

説明しようと書き始めたのです。

ところが、

その前段階から知っていただかないと

おそらくほとんどの方が

訳が分からないことになってしまうのに

気づき、さてどうしましょうか…と。

 

そこで、抽象的な内容になりますが、

量産品と当店製品との間に

画然としてある「ゆらぎの存在」について

書いてみようと思いました。

 

 

あえて「ゆらぎ」という言葉にしたのは、

製作方法の違いを具体的に辿って行きますと

数々ある根本的なことがすべて

その言葉に繋がったからです。

 

今回の「ゆらぎ」は「革のゆらぎ」です。

 

これを考えることによって、

なぜ当店で作っているような

ヌメ革のデリケートな製品が他にないか、

謎が解けるような気もしています。

 

 

 

  

 

 

さてでは、量産品の目的ですが、

これは、決まった形を、一定品質で

できるだけたくさん、短時間で作る、

ということ。

安価に提供するためです。

 

ところが当店のオーダー品は

(ここでは

再製作可能な定番オーダー品とします)、

該当製品を、なるべく美しく、軽く、

かつ丈夫に作ること、を目的としています。

 

*あくまでも「違い」であって
どちらが良いとか悪いとかの話では
ありません。

 

 

当店の製作方法そのままで

量産しようと思ったら、

「不確定部分=ゆらぎ」があり過ぎて

生産管理はおそろしく大変なものに

なってしまい、頓挫するのは確実です。

製作の基礎となる型紙製作法も、

その後の工程も、それほど違うからです。

そういう理由から、当初

型紙の製作方法について

お書きしようと思っていたのですが、

それにはその前段階のご説明が必要でした。

 

 

 

 

  

 

 

ではさきほど書きました「ゆらぎ」とは、

革製品の製作上で何を指すのでしょう?

 

それはずばり、第一に、

材料である「革素材にあるゆらぎ」です。

 

私どもでは

製品を組み立てる前の一つひとつのパーツを

手断ちで裁断しています。

同じ形をいくつか作る時であっても

そのような愚直な方法を採るしかありません。

それはなぜでしょう?

 

 

 

 

  

 

 

 

定番用の当店オリジナル牛革は

100%シブ鞣し、水染めのヌメ革、

最終的な色調整も

水染め仕上げをしています。

 

同じロットの革であっても

一枚一枚で硬さや厚みが違いますし、

その1枚の中の部位によっても

同様の違いや、多少の色ムラ、

それだけでなく

表面から見えない革組織の緩みがあります。

 

ですから、作業時に目視しながら

品質の良い場所を厳密に選んで

パーツを取り出す必要があります。

 

 

 

  

 

 

 

ナチュラルな製法で作られている革には、

布やプラスチックのような工業製品を

扱う方法では取り扱うことのできない、

物理的な「ゆらぎ」があります。

 

私どもは、

この革だけが、品質の良い部分で

パーツを取ることによって

良い経年変化を産む革となることから、

 

もし当店の革の製法を変えることになれば

プリミティブな製法で作られた

優れた革のポテンシャルを

下げることになってしまう、

と考えています。

 

この当店特製牛革の製作方法は、

いまでは結果的に

革が革らしさを失っていく方向に

製法がどんどん変えられていく昨今、

出来る限り残しておきたい、

ほんとうの経年変化をする

革の作り方だと思っています。

 

 

 

  

 

 

 

いっぽう量産品では

革を細かく見ながら…ということ自体が

ナンセンスな工程になります

(革を見る目のある人員が要りますし

当然、時間がかかります)。

 

ですから、その解決としてまず

革の表面そのものをきれいに整えます。

そしてどこからどのパーツを取っても

表面からは違いが見えないようにします。

 

そして、そのきれいに整えた革から、

機械を使って

なるべくたくさんのパーツを取り、

さらに部分的に薄く漉く等の

加工をマニュアルに沿って機械で行い、

製作の順に則して用意します。

 

私どもでは、切り出したパーツはそれぞれ

革の硬さや厚みにけっこうな誤差があるため、

同じパーツであったとしても、必要に応じて

規定の数値とは違う厚みにすることも

少なくありませんし、

誤差がありすぎる場合は

革裏地自体を変えて調整することまでします。

 

 

 

  

*小物の型紙に書かれた注意事項。
デリケートな私どもの製品は、
注意深いレシピから生まれます。

 

 

 

このように、ひとつの製品パーツを

目的に適ったパーツに仕上げるために

まず革に見合った的確な製作方法を選び、

パーツそのものを

一つひとつ作って行く方法を採っています。

 

これも「革のゆらぎ」があるためで、

同じような質感に仕上げるために、

毎回製作方法を変えなくてはならない

などということは、

工業製品ではまず考えられません。

 

しかし同じヌメ革でも

この「ゆらぎ」をないも同然にできる

製作方法があります。

 

そのひとつが、

革を厚いまま使って裏地をつけない、

昔からこの革にとって主流である製作方法です。

厚さがあれば、

「ゆらぎ」の影響はほとんど受けません。

そのぶん重さと厚みは出ますが。

 

また、革の表面をきれいにすることで

表面問題も解決できます。

それにはたいてい、

多少の顔料を使って仕上げる方法が

使われています。

 

このように

扱いやすい厚みにして

表面がきれいな1枚革で作られた製品は

市場でたくさんご覧になれます。

 

 

 

 

 

 

それとは反対に、私どもの革を使って

私どもの製法できっちり作るには、

たくさんの種類の材料と

驚くほどの時間がかかります。

 

なにより、

今回の革素材はどう扱えばいいか?

何を使えば軽く、

丈夫にできるか等を熟慮し

製法自体を変えながら作ることなど、

誰にもできることではありません。

 

なぜヌメ革製品で

当店でお作りしているような製品が

少ないかは、以上のような点が

ポイントになるかと思われます

(当店ではヌメ革以外の製品も

同様の製作方法を採っていますが)。

 

 

 

 

 

 

要するに

作る人の替えが容易になるように

材料そのものを変えていく方法と、

 

素材も作る人も替えの利かない

革そのものの個性を生かす方法、

技術者の技術に頼る方法、との違いです。

 

今回は革のゆらぎについて

お話ししましたが、具体的に

イメージしていただけたでしょうか?

 

一つひとつの製品が

何を目指して作られているのか、

 

また

あたりまえのような表情で存在する

当店の製品群について、

完成品が出来上がるまでの

さまざまな具体的な工程や、

 

この特別な技術が、毎回

ご依頼者ひとりのためだけに

使われていることを知っていただき、

みなさまに愉しんでいただければ幸いです。

 

 

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2024.06.19

マイ電卓ケース 40426

久しぶりにご注文いただいた

マイ電卓のケースです。

 

ぴったりサイズですから、

出し入れする時の、

高級車のドアを開け閉めする時のような

気持ち良さを

喜んでいただきました。

「ほんとにピッタリなんですね!」

 

 

 

 

 

 

資産コンサルタントの方だと伺い、

その方面の電卓…と納得しました。

 

当店で以前何度かお作りしたものは、

税理士の方のための

特別な傾斜ある電卓でした。

内容も違いますが、形もしっかり異なります。

 

 

 

 

 

 

お仕事になさっている方には

当たり前と思いますが、

それぞれの領分によって

使う電卓のタイプが変わります。

 

また

資産コンサルタントの方であれば

大事な顧客の数字を扱うのですから、

機器を大切にするうえで

こんな気遣いも必要に違いありません。

 

 

 

 

 

 

デザイナーは

ご相談者に合ったデザインを

お薦めするために

クライアントをよく観察しますが、

 

自分が顧客の側に回った時も、

ちょっとしたことから

いまお会いしている人が

どんな人かをチェックして、

この人に任せていいのかしら?と考えて

判断します。

 

それは誰しも同じと思いますから、

大切な資産の相談となったら…

きっとハードなお仕事と存じます。

 

 

 

 

 

 

判断の目安として

何をどこまで気遣いできる人なのかは

大きなポイント。

持ち物や服装だけでなく、

立ち居振る舞いにも目が行くでしょう。

 

今回のクライアントはイケメンで

アナウンサーのような雰囲気の方。

この爽やかさで快刀乱麻のごとく

質問に回答してくださるなら、

きっとお仕事も順調でしょう。

このたびはありがとうございました。

ますますのご発展をお祈りします。

 

 

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2024.06.17

オーダーの仕方、同じ形のバッグをふたつ持つこと ゾウ革ダークネイビー 40315

こちらは一人の方からの

ふたつ目のバッグのご依頼品。

 

色が違えば

イメージはまったく変わります。

それがファッション製品の

おもしろいところです。

 

ゾウ革なので、今回のお写真では

正面、裏面と、柄の違いをお見せします。

ふたつとないこのような違いが、

たとえ同じ形であっても

イメージの違いとおもしろさを生みます。

 

 

 

 

 

 

こちらのクライアントは

使いやすく、

ご自分に合っているという鞄を

ずっと使い続けてきました。

それがこのオーダーメイドに繋がっています。

 

よくここにお書きすることですが、

まったく新しい仕様のバッグは

もしかすると使い勝手が合わない、

ということが出るかもしれません。

 

そこでお奨めしているのが

「過去の使用履歴から、使い勝手が

自分に合ったものを考えていく方法」

です。

 

 

 

 

 

 

「ブログを見ていますと、

最近は見本のあるバッグの注文が

多いようですね。」

と言われることがありますが、

それは、使われない、

無駄なオーダーメイド品に

ならないための知恵です。

 

そして、見本品があるなら製作が楽だろう、

とお思いになる方もいるかもしれませんが、

ではどうして、その製作を

実行に移す人が、他にないのでしょう?

 

それは(やはりここによく書くことですが)、

見本があっても

かなり大変な作業だからです。それは、

 

バッグにはたくさんの製作方法があって、

そのすべての製作方法を会得できる人

(これは一生涯

勉強し続けなければなりません)は

かなり少ない、という現実もありますし

 

 

一点一点のオーダー品に合わせて

まったく違う材料を揃え、

毎回製作方法を考えながら作ることには

けっこうなストレスがあります。

 

 

 

 

 

 

工場での流れ作業では、

大量に作るがために、前もって

その製品に向けたすべての材料を

別注して揃えることができます。

 

そして、製作する人達の替えが利く

製造フローを用意できますから、

その人たちは

全製作の中の一部分を作るだけです。

 

それに引き換え、

フルオーダーで作るということは、

一つひとつに適した材料を選び、揃え、

ひとりの技術者が最初から最後まで

一貫して作る必要がありますから

(一点一点製作方法が違うので

流れ作業に落とし込むことができません)、

 

その技術者が

それぞれの異なった製作技術をすべて

会得していなければなりません。

 

また、見本品と革素材が違うことで

(革素材は、

たとえ同じ種類・ロットであっても

個体差の大きい素材だからです)、

根本的に

まったく違う製作方法になることも

余儀なくさせられます。

 

 

 

 

 

 

そして通常なら、ひとつのバッグを

一人で作ることができる人の持つ技術は

範囲が限られています、例えば、

メンズを作る人には

レディスを作ることは耐えがたく、

バッグを作る人にとって財布を作ることも

やりたくない仕事のひとつです。

 

私どもが「技術力」という時には、

異なる種類の製作物が持つ

製作上の特性を把握し、

どれにでも対応できる力を指しています。

 

それは

技術者たちの持つ技術そのものであり、

製作の肝を見抜くという思索力であり、

足りない部分を補うことのできる力で、

製作しながら想像力も使います。

 

当店では、

こうした高度な技術者をひとり、

ご注文いただくみなさまには

フルタイムで

一定期間雇っていただいています。

ありがたいことです。

 

 

 

 

 

 

そして最後になりましたが、

表題の「同じ鞄をふたつ持つ意味」は

・イメージの違い

=必要なファッションのイメージを作る

また、

・ふたつ持ち=バッグの長保ち

ということに繋がります。

 

ファッションのカジュアル化が進み、

どんな場所へ行っても

カジュアルな服装の方が多いですが、

たとえカジュアルな場であっても

その場の雰囲気に合わせて装うことは

主催者側を重んじることに繋がります。

 

このような気持ちは

同じ気持ちを持った人たちが見ています。

デザイナーは海外へ行くと

特にそのことを強く感じ、

「良い方たちとお知り合いになるなら

きちんとした格好をする方が間違いない。」

と言っています。

 

そんなわけで今回は、

同じ形のバッグをふたつ持つことに

焦点を当ててみました。

このたびのご注文にも感謝申し上げます。

 

 

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2024.06.15

たくさんカードの入る個性的な長財布 40207

こちらの長財布は

お写真をゆっくりご覧いただくことで、

すべてが説明される製品です。

 

ご注文者がどういうことを望んで

何をこの財布に求めたか、

容易にご理解いただけると存じます。

 

 

 

 

 

 

革はノーブルで経年変化を味わえる

ヌメ・ブラックを基調として

お選びくださいました。

 

厚みのあるマチをお付けしているのは、

お札を100枚ほどお入れになるから。

 

また、中身が少なくなっても

お札の頭が出ないよう、

サイズ調整をしています。

 

 

 

 

 

 

「お札が少なくなってもお札の頭が出ない」

とはどういう意味か、

お分かりになりますか?

 

お札が予定量の100枚入っている時には

マチは一番広く広がっていますが、

もしそれが20枚になったら

マチは内側に折れ曲がり、

札入れの厚みは薄くなり、そのために

札入れ内部の大きさは小さくなります。

そういう状態になりますと、

お札の頭が出てしまう長財布がほどんど。

 

このように、人によって違う

「使っていると気になること」を

当店では解決しています。

 

 

 

 

 

 

さて、内側にお付けしました

ワインレッドのカード入れパーツですが、

これがこの方のお好みです。

 

黒ばかりではつまらないから、

どこをワインにするといい?

というご質問への選択肢から、

この場所にお決めくださいました。

 

薄くお作りするという目的から、

このワインのカード入れの裏面には

カード入れをお付けしておりません。

もちろん、薄くても良い部分は全体的に

かなり薄くしています。

 

 

 

 

 

 

開いた時は上のお写真のようになります。

全体にかなり薄手にお作りしていますが、

これにカードがすべて入るとなりますと

ある程度の厚みになります。

 

 

 

 

 

 

そして札入れについている前ポケットは、

これまたご希望によって、

本体と段差をつけているにも関わらず

お札の頭が出ることはありません。

 

このように、当店では、

みなさまが毎日使っている道具に対して

「このようになっていれば

毎日気持ちよく暮らせる」と

思っていらっしゃることを、実現できます。

 

ステキなご注文品を

ありがとうございました。

 

 

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2024.06.13

顔写真の見える免許証入れ 40420

当店オーダー品をたくさんお持ちの

クライアントが

このたびご注文くださったのは、

顔写真の見える免許証入れ。

 

会社の機器仕様が変わって

免許証の顔写真を

器械に読み取らせる必要が出たそうです。

そのような変更があるんですね…と

「会社」を知らないデザイナーは

そのような変更に驚いています。

 

 

 

 

 

 

そこでクライアントの社内では

必要な時困らないよう、

免許料をつねに

首から下げるようになったとのこと。

 

ケースの作りは至ってシンプルです。

免許証が1枚入って

顔写真がきちんと見えるように、

というご要望をいただきました。

 

 

 

 

 

 

とてもシンプルなので、

「革の色にこだわりたいです!」

と、ハイブランドのダークグリーンと

日本のパープルを合わせました。

 

首にかけるストラップは

柔らかい方の日本のパープルにすれば

首への当たりも柔らかく、快適です。

 

 

 

 

 

 

お写真だと少しわかりにくいかもしれませんが、

明るい場所で見ると

ダークグリーンとパープルが

とても相性の良い組み合わせとなりました。

 

ピックアップ時に

前回お作りしたバッグをお持ちになって、

「このバッグ、思った以上に出番が多くて

作ってもらって良かったです。」

というお話しに。

 

この免許証入れが、こんどは会社生活に

楽しい気分をもたらしてくれることを

願っております。

このたびもありがとうございました。

 

 

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2024.06.11

お母様の使うXPERIAケース 40402

ご注文時にご子息と一緒に

ご来店くださったクライアント。

お母様が欲しいスマホケースを

息子さんが説明してくださいました。

 

フルオーダーメイドでは

自分の欲しいものをどのように説明するか、

考えてしまう方もいらっしゃると思います。

 

今回のように

どなたかとご一緒していただくのも

良い解決策ですし、

お一人でも、何となく話しながら、で

欲しい形のご説明になります。

 

当店デザイナーにお任せいただけば、

欲しいものの形にたどり着きますから、

安心してご来店ください。

 

 

 

 

 

 

 

お母さまに革のご説明をしますと、

経年変化が楽しみ、ということで

出来上がったばかりのベージュを

お選びくださいました。

きれいなベージュなので

のちのち楽しみです。

 

 

 

 

 

 

お受け取り時すぐに

このケースを使ってくださったお母様。

喜んでくださってとても嬉しいです。

 

こんな時

親子でお出かけできるのはステキなことです。

 

 

 

 

 

 

お嬢様とお母様のお出かけは

よく目にしますが、

ご子息とお母様はあまり見ない気もします。

 

これからお家ではきっと、

「革はどんな風になった?」

みたいな会話もあるかもしれません。

想像しますと、笑顔が出ます。

 

どうぞ末永くお楽しみください。

このたびはありがとうございました。

 

 

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2024.06.9

スマホやメガネケースの入るお財布バッグ(サコッシュ)、一点ものが出来上がるまで

本日ご紹介するのは、

バッグの一点もの製品について。

 

この欄の製品ができるまでを通じて、

どのように一点ものバッグを作っているか、

みなさまにお愉しみいただけますと幸いです。

 

 

 

 

 

 

当店ウェブショップには

「一点もの」という製品群があります。

どの製品もフルオーダーするより

ずっとお得なお値段を付けていますが、

これはさまざまな経緯から作られています。

 

バッグを例にとりますと、例えば、

その時のオーダー品で

製作上どのようにすると最良になるか?

という問題が起きた時

(めったにありませんが)、

使いやすく汎用性があるように

サイズや仕様を変えて試作として作ります。

ただいまの一点もので言いますと、コレ

 

また、デザイナーや技術者が

こういう時にこういうものが欲しい、

ということから

作りたい!となったりもします。

そのような製品をここにいくつか掲載しました。

 

 

 

 

 

 

今回のお写真にある白いサコッシュは、

デザイナーが

スマホとお財布が入るだけのサコッシュが

欲しい、となって作られたお品です。

 

まず最初に、手ぶらで歩きたい、

次にスマホと財布をどうしようか?

エコバッグも持ち歩きたいし…と

取り留めなくなった時、

ちょうどよさそうな大きさの小さいバッグを

市販で見つけたことから始まりました。

 

「この大きさが絶妙に良さそうなので

仕様は置いといて、使ってみよう。」

こんな感じです。

 

 

 

 

 

 

しばらく使って、そのサイズから

自分が欲しいサイズを導き出し、

少し変形させて試作を作ります。

それが2枚目のお写真の黒革品です。

 

このように、まず持ち歩きたい場での

荷物量に適したサイズを見つけることをし、

それから仕様を詰めていきます。

 

 

 

 

 

 

オーダーする場合、

これも持ちたい、あれも持ちたい、

という気持ちがどんどん湧いてきますが、

それをすべて持つのであれば

小さくする必要はありません。

 

小さくする場合は

最後に「これだけ持つ」という

絞り込みをすることが大事です。

 

全部持ってくことより

ずっと大変なのが、絞り込み作業です。

 

 

 

 

 

 

ドラえもんの異次元ポケットでもない限り

持ち物を増やせば鞄は大きくなります。

それで、ここからが

持ち主の決めることになっていきます。

 

黒の試作サコッシュを使って

デザイナーが感じたのは、

お財布そのものの容量をなくせばいいかも!

ということ。

 

なぜなら、実際に使ってみると

メガネも入れたい!となったからです。

 

 

 

 

 

 

 

それでこのサコッシュには、本体に

お財布機能を持たせることにしました。

 

どのように使うかと言いますと、

後ろ面のファスナー外ポケットに

小銭や二つ折りの札をそのまま入れ、

外ポケットの内部にあるカードポケットに

カードを入れる方式です。

 

つまり、後ろのファスナーポケットが

財布なわけです。

 

そうすることで、本体全体が

入れものとして使えるようになります。

 

前ポケットに

スマホと定期入れを入れれば、

バッグ本体にはメガネケースや

エコバッグ、その他も入るスペースが

出来上がります。

 

 

 

 

 

 

持った感じの大きさは、上のお写真です。

ショルダー紐は、

使いたい長さに合わせて

肩部分で結んでもいいですし、

長さを合わせてカットすることもできます。

 

このようにして

一点一点の一点ものが出来上がっていきます。

 

依頼者のいない製品なので

お安くお出ししていますが、

どれもこれもこれだけの過程を経て、

製品としてお出ししています。

 

当店製品をよくご存じの方は

この一点ものコーナーの製品が

いかに使いやすく高品質なものか

ご理解くださって、

ご自分の使い勝手に合うものが出ると

お求めくださいます。

ご理解くださっている方々に感謝!

 

 

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2024.06.7

定番バーティを元にした長財布 40413

定番コンパクト長財布

「バーティ」の良いところは

お札を折らずに入れる長財布でいながら

コンパクトサイズなところ。

 

お札は30枚近く入りますから、

当店デザイナーなどは、小さいバッグの時

お札と一緒に

カード3枚をこの長財布に入れ、

ジーヴズカードサイズを持ち歩きます。

 

 

 

 

 

 

この長財布に目を付けたクライアントは

「本体の反対面に、単体のカード入れを

3枚つけてください。」

というリクエストをくださいました。

なるほどな改定版です。

 

この長財布には

ポケットが一か所しかないため、

デザイナーはカードを

一緒くたに入れていますが、

このように変形することで

小銭入れの無い、シンプルで

コンパクトサイズの長財布に変わります。

 

 

 

 

 

 

ということは、

「普段使いできる長財布になる」

ことで!

 

デザイナーの当初の目的、

「ピン札を持ち歩くための長財布」とは

一線を画す、すばらしいアイデアです。

 

 

 

 

 

 

「新バーティ」には

優雅なオーソドキシーラインを

施すことで、

お札の出し入れはさらにスムーズに

なりました。

 

今回の改変をしますと、カード入れの下に

領収書を入れられますから、

領収書がお札と一緒にならず、

さらに整理しやすくなります。

 

 

 

 

 

 

ひとつの製品を作るうえで

私どもが一番大事にしているのは、

「その製品を使う目的」です。

 

今回のクライアントのこの改変は、

同じ形から派生した製品にもかかわらず、

「使う目的が違うものとなった製品」

を生み出しました。

 

私どもの顧客のみなさまは、

モノを選ぶ時

どういう場面で、どう使う、ということを

きちんと考える方がほとんどです。

 

みなさまのお考えに対面するたび、

当店クライアントは、市場にあるものから

選ばされるのではなく、

ほんとうに自分にとって使いやすいものを

選ぶことができる、のだと感じます。

すばらしいみなさまに乾杯!

 

 

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2024.06.5

最後のトスカーナ革、フランスブルーのトートバッグ 403N

革の品ぞろえも

さまざまな理由からどんどん変わって行きます。

以前お書きしたように

イタリアのトスカーナ地方で作られている

その名も「トスカーナ」というこの革も、

もう廃版になってしまいました。

 

 

 

 

 

 

本日ご紹介するのは、

最後のトスカーナでお作りした

キレイ色のトートバッグです。

 

 

 

 

 

 

たくさんの当店製品をご愛用くださっている

クライアントから、ご連絡を頂戴しました。

 

今までは当店のオリジナル革を

おもにご愛用いただいているのですが、

「最近は大好きなネイビーから

明るいブルーに変えたいと思うように

なりました。」との内容です。

 

 

 

 

 

 

 

長いお付き合いをくださっている方で

いくつもの当店製品をお持ちくださっていると

ベーシックな製品はほとんど揃いますから、

だんだんと色革製品に目が行くようになります。

 

そんな時、

色革でも品質が良い革をお薦めできるよう、

デザイナーはいつでも

革に対してアンテナを張っています。

 

 

 

 

 

 

色革の良しあしは

次のような点で測って行きます。

1.きれいな色が出ている

2.革に対して色の定着が良い

3.使っていくとツヤが出る革か

使っても変わらない革か、

デザイナー自身が変化を知っている

 

ヴィヴィッドな色の載せ方は

女性のファンデーションと同じで、

より平らできれいな下地を作ってから

良い色のファンデーションを密着させる、

というイメージです。

だから色の密着度と耐久性も大事。

 

 

 

 

 

 

この革トスカーナは

使っていくと革の表面にツヤが出てきます。

変化していくヴィヴィッドカラーを作るのが

イタリアの製法。

あくまでも経年変化を良しとし、

そのようになる革を作っています。

 

それに比べてハイブランドの革は、

おもにフランスやスイスで作られています。

ツヤも出ませんし、変化もありません。

変わらないことを良しとしている革です。

 

どちらが良い、とか正しい、

といったことでなく、

これがそれぞれの特徴というだけのこと。

 

この、それぞれの特徴を持った革ですが、

自分はどちらが好きなのか?と

当店でお選びいただく際には、

クライアントのみなさまにご説明します。

革は奥が深い素材です。

 

このたびのご注文もありがとうございました。

これから夏に向かって

たくさんの楽しい機会があり、

このバッグで気持ちをアップしてくださることを

心より願っております。

 

 

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