最近ではとんとご注文のない

8穴タイプのシステム手帳。

 

市販品には

紙も手帳カバーもあるのですが、

材料としての金具にも

あまり種類が無くなった気がします。

 

外側

 

本日お作りした8穴システム手帳は

「見本どおりに作って」というご依頼。

 

とにかく寸法厳守で

小さく、小さく、コンパクトに…

 

お写真をズームして

上下の金具からカバーまでの距離を

ご覧ください。

金具ぎりぎりの大きさになっています。

 

ジャケットの内ポケットに入れる都合上

どうしても、サイズ厳守の

リクエストになりました。

 

内側

 

「手帳カバーのような質感」も

リクエストいただきましたので、

薄~く、デリケートにお作りしています。

でも、丈夫。

 

この質感を出すのに、

このシンプルな手帳カバーは

たくさんの工程を

踏まえたものになりました。

 

8穴金具

 

目に見える事象は、ごく一部。

 

また

手に触って違和感がないことも、

どうかすると

「ああ、ちゃんとできてますね」

くらいにしか

思っていただけないこともありますが、

(このクライアントは違いますよ)

じつはここまでデリケートな

触り心地になってきますと、

かなりの作り込みなのです。

 

ナチュラルメイクに見えるのに、

そう見えるように作り込んでいる

凝ったメイク、

という感じでしょうか。

 

厚み

 

そうそう、当店のシステム手帳には、

内側のリング金具が当たる部分に

ぺらぺらした金具当てを

付けておりません。

 

そのぺらぺらが邪魔にならないよう

当店では、当てを

本体に入れ込んでいるのです。

 

3枚目のお写真の

金具に近い部分をご覧ください。

この当てがあることで

外側に金具の跡が出ない、というわけ。

 

こんなところも、

使いやすさを追求していくと

ぜひこうしたい、と思う心遣いです。

 

無事ジャケットにも入りました。

このたびはありがとうございました。


このリュックをお作りするのに

三度のご相談を重ねたクライアント。

 

以前小物をお作りしましたから、

当店のことをよくご理解くださっている

クライアントです。

 

ですから、オーダー前には

さまざまな内容を

ご自分で吟味してくださる、

私どもの仕事のすばらしい理解者です。

 

ベージュ色の四角い形のリュック|オーソドキシー銀座

 

なのになぜ

このリュックに至るまで

三回という回数が必要だったか?

 

これはとても興味深いお話で、

きっとオーダーメイドしたいと

お考えになっている方には、

参考にしていただけると思います。

 

マチ付きの内縫いで仕上げている

 

一回目のご来店時にクライアントは、

まず、おおまかなイメージで

トートバッグについて

お尋ねになりました。

 

というのも、今現在は

リュックを使っているので、

今回は少しきちんとしたアイテムを

持ちたいのだ、ということで

オーダーメイドを選択なさったのです。

 

そこで、大体のお見積もりをお出しし、

もう少し検討しましょうか、

ということで、お話は次回へ…

 

二回目ご来店のクライアントは、

今度はご自分でお描きになった

スケッチ画をご持参くださいました。

 

そのアイテムは、前回の続きで

やはりトートバッグです。

なかなかよく考えられています。

 

そこで、スケッチを拝見しつつ

細かい部分の作りについてまで

お話ししていましたが、

デザイナーもクライアントも

なんとなく表情に冴えがありません。

気乗りがしない、と言えばいいのか…

 

背面にはスマホ用ポケット付き|オーソドキシー銀座

 

それは、リクエストの内容に

矛盾する箇所があり、デザイナーは

しばし黙考し、それならばと

その解決方法をお出ししたようですが、

クライアントの方はといえば、

ご自分の当初のリクエストが

矛盾していた内容を自覚され、

mm~という感じになったようです。

 

デザイナーはというと

やはりすっきりしてない感じです。

後から聞くと

「なんかアイテム自体に

どこか違和感があって…」

ということでした。

 

そして、三回目のご来店

となったのですが…

 

肩掛け用ストラップと持ち手付き|オーソドキシー銀座

 

急転直下!

なんとアイテムはトートバッグでなく

結果的に、リュックとなりました。

それは、デザイナーの次のことばが

決め手になったようです。

 

「いつもそのリュックをお持ちですよね、

そして毎回、それが

使いにくくって嫌なんですけど、

とおっしゃっていますが、

同時に

すごく気に入ってる、とも

毎回おっしゃいますよね!

 

それに、荷物が重いから

ほんとはリュックが楽だとも

おっしゃいますよね。」

 

かぶせを開けたところ|オーソドキシー銀座

 

「トートバッグのお話の最中に恐縮です。

そのリュックについて、少し

お尋ねしてもよろしいでしょうか?」

と何だか話は

別方向へ向かっています。

 

いろいろとお話を伺うと

この方は、今お持ちのリュックを

ふたつ買い求めた、という事実が

わかりました。

そこまで気に入ってらっしゃるのです!

 

するとデザイナーは

お持ちのリュックのどこが好きで

どこが嫌いかなのを探って行きます。

 

同じものでも、使う人によって

気に入っている点が、それぞれ

まったく違っていることは

少なくありません。

 

 

内側はナイロン素材で沢山ポケットが付いている|オーソドキシー銀座

 

それをきちんと把握することで、

なぜ当初クライアントが

あえてトートバッグを

オーダーしようとしたのかまで

洗い出すことが出来ます。

 

「そもそもオーダーアイテムが

違っていたのではありませんか?」

出発点に立ち帰り、デザイナーは

そう考えた理由もご説明しました。

ふたりの顔がぱっと輝きました。

 

それがこのフルオーダー品です。

クライアントの思いと

デザイナーの観察眼から生み出された、

持つ方にもっとも適したお品です。

 

絶妙のコンビネーションで

生まれたお品です。

ありがとうございました。


以前ご紹介した黄色い長財布の

その後をご紹介します。

 

「もう毎日便利に使ってます。

これがあるおかげで

必要なものを

ぜ~んぶ持ち歩けますから、

これがないともう暮らせないですよ。

ほんとに便利です。

 

でも(これを)見た人は

すっごく驚きますけどね…」

 

バッグのように厚みのある黄色の長財布|オーソドキシー銀座

 

前回、厚み部分を作り直し

信じられないくらい

たくさん入るお財布にしましたが、

 

フタを留めるホックが

真ん中の一点だけだったため、

フタが左右にブレてしまうという

不都合が起きました。

 

(いや、ほんとうに

かつて何処にも存在してない形で

作り上げたお品には、

いざ使う段になって

どんなアクシデントが起こるか、

予想もつかないことがあります)

 

そこで今回は、

ご提案した数種の解決策の中から、

フタの左右の端にもホックを付ける

という方法をお選びいただき、

うまくぴたりと収まりました。

 

中には大量のお札とカードが入っている|オーソドキシー銀座

 

クライアントのご来店時間に合わせて

職人の時間を空けてお待ちし、

30分ほどお待ちいただいている間に

すぐに直してしまう、

というスケジュールです。

 

たまに、意地の悪い知人から、

「メイド・イン・銀座」なんて

贅沢で、値段を高くする方法なのでは?

と言われることもありますが、

 

デザイナーが製作現場に常にいて、

ひとつひとつ違う製作物を

完璧に監督出来ることが、

フルオーダーメイドにおいては

必須の条件なのです。

 

その他、今回のような

一日と手放せない必需品の手当の場合、

クライアントとお時間を合せて

すぐ解決できることも

大きなメリット。

 

そもそも、

銀座のお店とは言っても

二階から上は普通の事務所の地代です。

(あ、ばらしてしまった(-_-;)…)

 

ちなみに、一階の地代だけは別格。

景気に左右されますが、概ね

二階から上の3~5倍くらいです。

 

いつかは一階に移って、

当店のオリジナル製品を

世界中の人に見ていただきたいな~

とも思います、が、

大量生産不可能で

ほとんどの場合、すべてのお品を

いちどに一個だけしか製作しない

こんな仕事のやり方だと

ハードル高過ぎですか(笑)


名刺入れにも

たくさんのバリエーションがあります。

どんなアイテムも

考え方次第で

どんな形状にでも作り上げられます。

そこがフルオーダーメイドの醍醐味。

 

本日の名刺入れは、そんなひと品です。

 

ポケットが3段付いた名刺&カード入れ

 

名刺入れと言うと、

通常は二つ折りでフタのあるものが

主流です。

でもこちらは、手帳や財布にも

ぱっと挟める

フタのない名刺入れ。

 

ポケットに忍ばせても

嵩張らず、ラインを崩さずに使えます。

 

じつは当店定番名刺入れの中にも

フタのない名刺入れをご提案しています。

でもこのお品とは全く違うアプローチ。

こちらは、たくさん入れて、

それを種類に分けることを主眼としています。

 

チョコ色をした3段ポケットの名刺&カード入れ

 

フルオーダーメイドをする時、

全体をどんな大きさにするか、

またどんな構成にするか、

無限といっていいほどの選択肢が出てきます。

 

たくさんの中から何をどう選ぶか?

何が自分には一番合うのか?

その答えを探すお手伝いをするのが

当店のコンサルティング。

矛盾するご要望に対しても

すっきりと考えることが

できるようになります。

 

一緒に

あなただけの「快適」を探す旅に

出てみませんか?

 

ちなみにウェブショップの

一点ものコーナーで、

このお品と同じようなタイプの

ポロサスの名刺入れもご提案しています。

さまざまなアプローチをご覧くださいね。


クライアントの腕に巻いた腕時計

 

トキオクマガイの腕時計は今でも

おしゃれな方から人気があります。

 

本日のクライアントは

全身黒で決めた色白の若い女性。

背も高いので、ボリュームある

黒のファッションがステキです。

 

ワイン色のリザード革を使った時計ベルト

 

「初めて時計にお金をかけるんです。

この時計が気になって探していたら

オークションに出ていて…

入手できたので

時計ベルトを作ろうと。」

 

色白のほっそりしたクライアントに

リザードワインの輝きはぴったり。

 

取り換える前の時計ベルトと比較

 

しかもリザードの柄に

腹部分の四角い斑柄部分をご希望です。

シャープな斑柄は

女性らしい出で立ちに

辛めのバランスを与えてくれます。

 

元のベルトは長めで

男性の方でも着用できる

サイズでしたから、もちろん

クライアントに合せたサイズで

お作りしました。

 

金色の金具を使った小ぶりな腕時計

 

ベルトの剣先が美しく映えるよう、

あえて短めで設定しています。

 

これが、オーダーメイドで

サイズピッタリにお作りする醍醐味。

一番上の着用写真を再度ご覧ください。

 

またこうすることで

着用時に余る剣先部分がないので、

見た目にピッタリなだけでなく

ストレスなく

腕を動かすことにも繋がります。

 

ステキなご注文を

ありがとうございました。


そろそろ手帳を新しくする

シーズンがやってまいりました。

 

「今年も昨年と同じ手帳にしよう」

「今までのはもう合わないから

違う手帳を探そう…」

いろいろな方がいらっしゃると思います。

 

型押し模様のある紺色のシンプルな手帳

 

当店では、これから年始にかけて

手帳カバーのご注文が増えてきます。

 

今までで一番たくさん作ったのは

超整理手帳用のカバーですが、

それは最初にお出ししてから

もう20年近くになります。

 

カードポケットが付いている内側

 

たくさんの方に

いまだにご愛用いただいておりますが、

中には手帳を変えてしまった人も

また戻って使っている人もお出でです。

 

本日のお写真と記事内容は

超整理手帳には全然関係ないですが、

当店では、どんな手帳に対しても

軽くてしなやかで

手触りのいい、ぴったりサイズのカバーを

お作りします。

しかし…

 

切り目仕上げで磨いたコバ

 

手帳カバーをお作りする際

もっとも大切なことは、中身です!

ですからどうぞ

まず最初に中身を吟味してくださいね。

 

サイズ、使い勝手、紙の触り心地等

いろいろなご自分なりの視点から

お選びいただき、

とにかく、使ってみてください。

 

たまに中身が決まってないまま

ご相談にお出でになる方も

いらっしゃいますので、

オーダーはまず中身ありき、と

思ってくださいね。

心地よいぴったりサイズのためにも。


先日ご紹介したワックスがけ

大きなバッグだけに施す

加工ではありません。

 

本日ご紹介するのは

人気のコンパクト財布、ジーヴズ

ワックスをかけたオーダー財布。

 

ワックスがけした定番コンパクト財布のジーヴズ

 

コックさんのように

油や水を使う手で使う人、

ということだけでなく

とにかく水汚れが心配、という人にも

有効です。

 

最初はこうして白いですが

 

片手サイズのコンパクト財布

 

手で撫でていくことで、

毛穴の中まで

必要な分のワックスが入っていき、

不必要な分は外に落ちます。

 

外に落ちる分は、気になる方には

タオルなどで拭いていただくと、

ざらざら感もなくお持ちいただけます。

 

金色の高精度ファスナーを使用

 

出来立ては白い色で

元の色は何が何だかわかりませんが、

ワックスが入って、取れてくると

元の革の色が

ピッカピカになって出てきます。

 

そうなってくると

もはや 手入れ知らず。

ワックスがけしたものは

そんなところが便利です。

 

仕切り兼小銭入れを挟んでお札とカードを収納

 

定番では旅行鞄にワックス掛けした

「シエナ」があります。

 

フルオーダーでいただくご注文にも、

雨を気にしたくない方から

リクエストいただくことがあります。

 

いろいろな場面で便利なワックスがけ、

こんな選択肢もあるということを

ぜひお含みおきくださいね。


このバッグが良さそうなので

自分なりに変形させたいのですが。」

最初にお見積もりをお出ししてから

ご注文をするかどうかを

考えてくださったクライアント。

 

外ポケット付きのビジネスバッグ|オーソドキシー銀座

 

ご自分の持ち物を

すべてお持ちいただいて、

どこにどんなふうに入れる

ということを

つぶさに教えてくださいましたので、

ご相談段階で、レイアウトが

かなり具体的になりました。

 

マグネットで留めている外ポケット|オーソドキシー銀座

 

「あと、雨が降っても持ち歩くので、

革が痛まないようにしてください。」

というご依頼があったので、

全体にワックスをお掛けしました。

 

この白い粉のようなものがワックスです。

 

ファスナー式の内ポケットが一か所|オーソドキシー銀座

 

このワックスは

(株)栃木レザーが使っている

プロ用のものですが、

パーツの段階で

丁寧に塗りこんで、ゆっくり入れます。

 

ワックス掛けの革としては

「ブライドルレザー」が有名ですが、

少し前から、本物のブライドルは

かなり少なくなっています。

 

本物のブライドルレザーというのは、

タンニンなめしの水染め革を

ワックスに漬け込んで

芯通しにする製作方法なのですが、

近年では

顔料染めの革の上に

ワックスを載せているだけのものも

多く見かけます。

 

マチ付きの3連内ポケット付き|オーソドキシー銀座

 

ですから当店のワックス革は、近年

ブライドルレザーと呼ばれているものより、

革の性質としては

ずっとオリジナルの考え方に

近い品質となっています。

 

オリジナルの考え方は、

毛穴の開いた革の中に

ワックスが染み透って

雨から革を護ってくれる、という

ナチュラルなもの。

 

内側の上側に付いているDカン|オーソドキシー銀座

 

近年のものは、

顔料染めそのものが

ある程度水を寄せ付けませんから、

そういう革にワックスを掛けても

あまり意味はありません。

ですから、ファッション的な意味と

思っていただければよろしいかと思います。

 

鞄本体はダブルファスナーで全開にできる|オーソドキシー銀座

 

ところで、

今回のご注文品で一番変わっているのは、

持ち手の長さを変えられること。

 

しかも、長い持ち手の先を

ポケットの中に隠せるので、

よもや持ち手の長さを変えられるとは

まったくわからない、

意表を突くものになっています。

 

取っ手はベルトのように長さを調節できる|オーソドキシー銀座

 

多くのご注文者はそれぞれ、

独自のアイデアをお持ちです。

毎回、リクエストを伺うたびに

求めるものには道が出来るのだな、

と感じます。

 

ありがとうございました。


アウトドア用品は、

総じてとても良くできています。

 

何が良くできているかというと、

汎用性のある形や大きさのものが多く、

中に入れるものを

特に決める必要がない、というところ。

 

使う人が、自分の目的に合わせて

たくさんの選択肢の中から

選ぶことが出来ます。

 

半月型のふっくらしたキャメル色のポーチ|オーソドキシー銀座

 

本日のクライアントは、

いつもさまざまなアイデアを

お出しくださる方です。

 

今回ご注文いただいたのは、

二つ折のメガネ用メガネケース。

 

数年前から

アウトドアに傾倒してらっしゃるため、

アウトドア用品をご覧になることも多く、

いろいろな製品に通じています。

したがって、発想も豊か!

 

見本になった市販品のポーチ|オーソドキシー銀座

 

実際にお使いだったのは

上のお写真のポーチです。

 

メガネを入れてたところを拝見すると、

ほんの少し大きい感じ。

 

そして扱っていらっしゃるところからは、

どうやら、ファスナーの向きを

反対にした方が

このクライアントには合いそうです。

 

真横から見るとどら焼きのように見える|オーソドキシー銀座

 

ケースというのは何でも、

大きすぎても居心地の悪いものです。

小さすぎたら入りませんし…

 

当店のクライアントからは

ピッタリに作ってほしい、の他、

「心地よいゆとりを」と

ご依頼を受けることが多いと感じます。

 

長めのファスナーの引き手|オーソドキシー銀座

 

そんな時、どれくらい小さくするかは

まさにデザイナーのカンひとつ、です。

 

お手持ちの現品がある場合

実際にものを入れてゆとりをみますが、

それでも、かなり微妙な問題です。

 

なぜなら、素材が変わることで

ゆとりの出方も変わり、

感覚もかなり違って感じるからです。

 

内側はワイン色で内ポケット付き|オーソドキシー銀座

 

ですから、

どのくらい詰めるかは

経験のなせる業。

 

これも、なかなか

後進に伝えることのできない技ですが、

ミリ単位で詰める幅を決めていきます。

 

出来上がったものを見ると

まったく違和感がないので、

まさかそこまで

気を使ってものとは思えない事でしょう…

 

真鍮製のナスカン付き|オーソドキシー銀座

 

後日ご来店下さった時

「いやあ、快適ですよ。

大きさは、ちょうどいいです。

ワインカラーのウラ地を

ご提案をいただいて良かったです。」

 

いつもいつもありがとうございます。

ワインカラーのウラ地が

あなた様の個性にぴったりだと思いました。

また新しいアイデアを

楽しみにお待ちしております。


近頃の市販品は

同じような品ぞろえですが、

とんと見なくなってしまった財布も

たくさんある気がします。

 

本日ご紹介する二つ折財布も、以前は

さほど珍しいものではなかったと思います。

 

二つ折り財布

 

小さめのお財布ですが

カード入れも小銭入れも

きりっと、きっちりしています。

端正な、お持ちになる方のお人柄が

しのばれるような財布です。

 

内側

 

何でもカードになってしまった社会で、

これだけ少なめに

カードの枚数を絞れるというのは

たいへん珍しいことです。

 

きっといつも美しく整頓されているような

ライフスタイルの方なのだと思います。

 

小銭入れ

 

オーダーメイドをご依頼なさる方には

それぞれのこだわりがあります。

今回のお財布は

小銭入れのスナップ部分。

 

しっかりした金具と一体化したタイプで

革がヨレてくることはありません。

 

こういったこだわりの部分に対しては

特に気を付けて、お作りします。

 

札入れ

 

クライアントはどなたでも、

出来れば一生使いたいというものを

オーダーしにいらっしゃいます。

 

そのエッセンスを伺って理解し、

なるべくその通りに表現するのが

フルオーダーメイドの仕事。

 

二つ折り

 

出来上がりのお品を見ると

どれも簡単にできたように見えても、

じつはそれぞれが

かなりの苦闘を経たものばかり…

 

クライアントにとっての

一生の友であるお品は、同時に

作り手にとっては

我が子のようなものなのです。