バッグも小物も

当店製をお持ちくださっている

長いお付き合いのクライアント。

 

「ある役職に就任したことで

サインをする機会がかなり増えました。

 

ストレスなくサインをしたいので

ペリカンの万年筆を入手したのですが、

そうすると

それに合ったペンケースが欲しくなって。」

 

 

ペンケースは今までにも

お作りしているのですが、

今回のものは特別なひと品。

 

サインをたくさんする役職って…

と思いますと、

お作りするこちらも

自然と姿勢が改まります。

 

 

ペリカンの万年筆は太めなので、

モンブランなども入る太さです。

ペンをお借りすることができなかったので

代替で、試しを行いました。

 

簡単そうに出来上がっていますが、

気持ちの良いゆとりでお作りするのは

なかなか難しいこと。

 

口元

 

裏地に革を使うことで、

耐久性だけでなく、

入れる時の滑り具合もちょうど良く

高級車のドアを閉じる時のような

感触が出ます。

 

当店製品を使っていて

気持ち良く感じていただけるのには、

こうした理由があります。

 

サイズ

 

このクライアントは、つねに

心込めてお仕事なさる方です。

お話していて

いつもわが身を振り返らせてくださいます。

 

長いお付き合いに感謝いたします。


非常に珍しいお財布をご紹介します。

ただし、今回は訳あって

詳しくお目にかけることができません。

 

なぜならば、このクライアントは

マジシャンだからです。

ブログでの公開はご快諾いただけましたが

当然の話、タネがわかるような写真は

一切門外不出。

聞くまでもありませんね。

 

じつは、数年に一度くらい

マジック用品のご注文をいただきます。

考えてみると、この分野ほど

フルオーダーが必然となるものは

他にないのではないかと思います。

 

そんなわけで今回は、

こんな大変なことをしているのに

それをつぶさにお見せできないのが

ほんとうに歯がゆいのです。

 

ふだん普通のお財布としても使いたい、

というご希望もあり、

見た目はまったくオーソドックスで

シンプルな札入れです。

 

ここまで明確なプランをお持ちになって

ご注文いただくのもマジック用品ならでは。

ご注文の際のお話し合いも、

気持ちのいいほどスムーズでした。

ただ、製作はかなり難航しましたが…

 

一度、ショーを拝見したのですが、

ご注文の時と同じく

それはそれは見事なお手並みでした。

 


バッグにもいろいろな種類があります。

本日ご紹介するのは、

ゴルフクラブを4本持ち運ぶ

ケースタイプ。

 

「練習に行く時のバッグって、

変なクラブ用バッグしか

売ってないんですよね。」

 

 

「かっこいいいケースなら

持ち歩いてても楽しいから

かっこいいのが欲しいんです。」

 

たしかに、何をやるにも

持ち物は大切です。

 

 

「この4本を持って練習するから、

これだけがぴったり入ってくれれば

問題ありません。」

 

外側にポケットをお付けしましたから、

これひとつ持っていれば

他のものは持たずに、

ぶらぶらと歩き回ることができます。

 

 

「お、とてもいい感じにできましたね。

ワックス掛けてもらったから

小雨ぐらいだったら大丈夫ですよね。」

 

ご覧になってすぐ、

気に入ってくださいました。

 

 

こんなの持って練習なんて

とてもステキです。

ありがとうございました。


デザイナーが良く言うことですが、

「デザインには意味がある。」

これは、今日ご紹介するお品のために

存在する言葉です。

 

ご紹介するのは

名刺入れであり、メモ帳入れであり、

もちろんペンも一緒に持ち歩ける

名品定番「オール・イン」の変形。

 

見た目

 

前述以外に、ショップカードやカードの他

緊急時のお札も入る大きさなので、

それはそれは便利なひと品。

 

このたびのクライアントは

全体を留めるベルト&ループを無くし、

よりシンプルな形を

ご希望くださいました。

 

内側

 

このオール・インのサイズですと、

まず A7サイズノートが入ります。

 

そして見返しには、

カードや名刺やメモなどが入ります。

ここに緊急時のお札を忍ばせてらっしゃる

クライアントもお出でです。

 

ポケット付き

 

外側に付けた名刺入れは、二部屋。

ご自分の名刺と

頂いた名刺とを、分けて収納できます。

 

どちらに何が入っているか、など

ふたつに分けられることの便利さは、

容易にご想像いただけることでしょう。

 

見開き

 

そして大事なのは、

この素材でこの見てくれであれば、

人前でのきちんとした名刺交換の場で

きちんと役割を果たすことが出来ること。

 

でも、コンパクトで軽い。

そして、名刺交換した人と別れた後

その人の特徴や

何を話したかを

ぱっとメモることが出来ます。

 

セット

 

終わった仕事をすぐにまとめることは

次へのステップとして、とても重要です。

このオール・インは

そういうご提案のお品。

 

当店定番はどれも

デザイナーからの強烈なメッセージを

載せて出来上がったシリーズです。

 

それを読み取ってくださった方々が

さらにご自分の使い方で

使ってくださいます。

 

想像力あふれるフルオーダーメイドを

ありがとうございました。


久々にお作りしたA3サイズ、

メンズトートバッグをご紹介します。

「いまこのバッグを持ってるんだけど

もう少し、というところで

ドラムスティックが入らないんだ。」

ということで

全体のサイズが決まったトートバッグ。

音楽が趣味のクライアントです。

 

メンズバッグ

 

おしゃれな方で

デザインにもはっきりとしたお好みがあり、

ご相談はどんどん進んで行きました。

 

「あとね、軽く作って欲しいなあ。

お店のオーダー例を見たら、

かなりいろいろな希望まで

かなえてくれる、という感じでしたから。」

このコーナーを

よく見てくださって、嬉しいです。

 

マチ

 

今お持ちのトートバッグを量りますと、

2,3の内ポケットがついた形態で

1300g。

A3くらいのサイズですと

布でできていても妥当な重さです。

 

今回お作りしたフルオーダーメイドの

トートバッグは980g。

がんばって1000gを切りました。

でもしっかりした作りです。

 

装飾用パーツ

 

今回もっとも難しかったリクエストは、

ふわふわとした柔らかい手触りであるのに

あまり型崩れがしないこと。

 

一般の製品は、最初が柔らかいと

もっとどんどん柔らかくなって

形がぐずぐずになってきますね。

だから中身が探しにくい。

 

このように

相反する要素をご希望いただいた時に、

どういう作り方をするかが

一番難しい課題になります。

 

当店では、製作方針をデザイナーと

製作担当者との2名で話し合い、

その場でほとんどの内容を

決めてしまいます。

このスピードこそが、

他の誰にも まねできない技術です。

一瞬でベストの答えをお出しします。

 

ファスナーマチ

 

この作りですと

いずれ、やわやわとしてきますが、

型崩れはあまりありません。

見た目はシンプルに作っていても、

きちんとした仕事をしています。

 

外側と質感だけでなく、

内装もいろいろとやっています。

下のお写真をご覧ください。

 

内側

 

こまごまとした持ち物が多いので

それらを探し易いバッグにしました。

これなら、一目でどこに何があるか

ぱっと探すことが出来ます。

 

このクライアントはおもしろいものを

ご紹介くださいました。

いろいろな楽器に取り付ける

オーディオプレイヤーです。

ご興味ある方は、お尋ねください。

 

 

 

 

 


手帳にしろシステム手帳にしろ、

ここ5年以上のトレンドサイズは

とにかくA5サイズ。

 

今回のご注文品は

ちょっと大き目にお作りした

A5システム手帳です。

 

外観

 

とても話の早いクライアントで

スムーズに形をご依頼くださいました。

それは、現在お使いのものが

このクライアントに

ぴったりと合ったものだったからです。

 

よくお書きしますが、

「フルオーダーメイドは

使ったものから導け」が鉄則!

 

正面

 

ですから当店では、

ご相談の段階で 再考していただくよう、

お話することも少なくありません。

 

それは、二つ折り財布を使ってる方が

長財布を使いたい時のフルオーダーメイド、

というのが

もっともわかりやすい例でしょうか。

 

内側

 

大きさが違うと、毎日の生活には

まったく違う要素が出てきます。

 

例えば、お尻のポケットに

二つ折り財布を入れてた人が

長財布を使おうと思ってたとします。

 

お尻のポケットに長財布入れたら

はみ出してしまいますから、

バッグを持つなり

ジャケットを着るなり、

となるわけです。あなたは

それに耐えられる人でしょうか?

 

金具2

 

そんな時、デザイナーは

「ドンキホーテとかで

一番安い長財布を買って、

試しに使ってみてください。」と

申し上げます。それが一番。

 

さて、話が逸れてしまいましたが、

このシステム手帳のリング脇にお付けした

このペラペラは何でしょうか?

 

正解はポケットカバー。

向かって左側のポケットに対して

カバーになります。

そして、リング金具に対する

当てにもなるという、優れもの。

 

このクライアントの

すばらしいチョイスと

すばらしいご説明に感謝いたします。

ありがとうございました。


当店でお作りできない財布は無い、

というくらい

さまざまなバリエーションを

ご注文に沿ってお作りしていますが、

それでも

本日のご注文品は

簡単に見えて難しい二つ折り財布。

 

見た目

 

札入れの方には

二カ所のたくさん入るカード入れがあり、

まとめてカードを入れるにしても

とにかくたくさん入るので、

厚み部分がどうなるかを

よく考えて作らなくてはなりません。

 

しかも外側には

リクエストに従った付け方で

三方ファスナーの蛇腹小銭入れが付きます。

見た目によって何種類かの

付け方があるんですよ。

 

内側

 

札入れ部分は割と小さめなので、

なぜカード入れを上記のような形状に

する必要があるか、はっきりとわかります。

 

一枚の平らな革を

どうやって立体にしていくかを考えると、

冷徹なまでに論理的である必要があるのが

フルオーダーメイドの特徴です。

 

当店でお作りしたものに対して

クレームがほとんどないのは、

徹底的に考えるから、です。

 

カードポケット

 

しかもその考え方の中心を

推し進めている時間は、

クライアントのコンサルティングをする

わずか1時間ほどの間。

 

その間に細かい点まで詰めないと、

まず、正確なお見積もりを出すことは

不可能になってしまいます。

 

もちろん製作前に

再度、すべての項目を詰め直しますが…

 

短時間で簡単そうに見えると思いますが、

かなり神経を使う作業です。

 

小銭入れ

 

仕入れで起こり得る最悪の状況から

作りの細部にわたるまで、

ご注文の一点が出来上がるまでの

すべてのストーリーが完結して

初めて、お見積もりをお出しすることが

可能になります。

 

デザイナーはにこにこしながら

コンサルティングをしていますが、

アトリエでは、その相談時間中は

製作責任者が控えています。

 

デザイナーひとりでお受けすると

事故がある可能性もありますから、

こうして二人体制で

製作部門の相談がなされます。

 

みなさまのご相談時間には

見えない製作部門の参加があることを

頼もしく思ってくださいね。


おもしろいフルオーダー品をご紹介します。

マネークリップを使ったお財布で、

変わったご注文が入りました。

 

外側

 

見た目はコンパクトで薄いのですが、

マネークリップで二つ折りのお札を挟み

他に鍵1本用のポケットと、

それに付けたヒモをかけるDカンを

収まり良く配置したい、というご希望です。

しかも、なるべくコンパクトに。

 

内側

名刺のポケット含め、配置そのものは

なんとかクリア出来そうでしたが、

ひとつ大きな問題がありました。

マネークリップの固定方法です。

もともと、札入れに取り付けるように

作られている金具ではないので、

スリットに差し込むだけだと

すぐに外れてしまいますし、

糊付けしても、いずれ剥がれてきます。

 

札バサミ

苦肉の策ではありましたが、

金具をスリットに差し込んだその下に

厚めの革を縫い付けて、

下にずれてくるのを防ぐことにしました。

思いの外しっかりと固定されて

我ながらいいアイディアであったなあ、

と自画自賛した次第です(笑)

 

鍵用ポケット

Dカンの位置なども、

実際にパーツを何度も並べ替えながら

最良のポジションを決定しました。

マネークリップの固定方法もそうなのですが

あたかもパズルを解くような局面が

この仕事にはしばしばあります。

それが私たちにとっての楽しみでもあり、

胃痛の原因でもあったりします。

今回も、お客さまには喜んでいただけて

たいへんに報われた気持ちです。

 

厚み


財布やバッグだけでなく

さまざまなご注文をいただく当店では、

聖書カバーのご注文も

たまにいただきます。

 

カバー

 

今回ご注文いただいたのは

文庫カバーのようにシンプルなものでなく、

三方がぐるっとファスナーで閉じる

持ち運びしやすいタイプ。

 

ファスナー

 

聖書のように厚い本は、

文庫カバーのタイプですと

どうしても背表紙がグラグラして

収まりが悪くなりそうです。

 

きっとその解決策として

出された案なのでしょう。

最初からご指定があったので

理由についてはお尋ねしませんでしたが、

そのように想像されます。

 

ひきて

 

今回の聖書サイズは、B6。

いろいろなサイズがありますので、

お手持ちに合わせてお作りします。

 

こんなにファスナーでびっちり

閉じてしまったら、

180度開いて

ちゃんと読めるかどうかが

ご心配なのではないかと思います。

 

内側

 

もちろんそれは、大丈夫。

撮影の関係上、ファスナーの開きを

最後まで開いておりませんが

180度開きますし、

聖書の収まりも良いので

上手く固定されて、読みやすくなっています。

 

今回のリクエストは

ウラ地なしでサクッとお作りすること。

いろいろなリクエストをお出しください。

ステキなご注文品を

ありがとうございました。


大人の男性用トートバッグをご紹介します。

「畳んだ新聞とペットボトル、

それからペンと…

他にちょっとしたものが入るくらいの

軽いトートバッグが欲しいなあ。」

 

正面

 

お作りしたのが、お写真のトートバッグ。

ルバルのネイビーの革で

柔らかく肌触りよくお作りしました。

 

「あ、これくらい柔らかいのはいいねえ。」

ルバルは触り心地を知ると、

ずっとずっと触っていたくなる革。

 

あるクライアントは、

「このルバルって革、

ほんとに気持ちいいですね。

夜も寝床でスリスリしているんですよ。」

ありがとうございます。

 

内側

 

このバッグの作りは内縫いなので

ウラ地は

当店オリジナルのナイロン素材。

ブラック系ですが

ロゴを細かくプリントしてあるので、

思ったより中身を探しやすいのが特長です。

 

セット

 

ずっと欲しかった

念願のお財布とバッグを持って

嬉しそうにお帰りになるお姿は、

見ているこちらが

楽しくなってくるお姿です。

ありがとうございました。