革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

Order example

2013.09.10

A4レポートサイズのバインダー 

 

フルオーダーメイドで、すばらしいバインダーをお作りしました。

ワインカラーが印象的な オーダー品です。

 

「いままで使っていた バインダーが そろそろダメになるので、

満足のいく ひと品を オーダーしたいと思いました。」

 

いままでお使いになっている バインダーを拝見して、

どこの 使い勝手に 満足がいかないのか、

聞き取りして、少しずつ改変していきました。

 

「ノートパッドは 大きさが若干違う 2種類を使います。

また、iPad mini を、左側のポケットに入れたい。」

 

とても好奇心の強いお客様でしたので、

外側のパーツを、

一枚革で お作りすることの 意味についてお話しましたら、

 

 

A4B1

 

 

量産品の革の使い方と

当店のフルオーダーメイドの革の使い方の違いをご理解してくださり、

おもしろく感じてくださったご様子。

 

 

フルオーダーメイドが どうして高価になるのかは、

まず、 お客様ひとりひとりのご注文に応じて、

たったひとつしか作らないこと、という理由は もちろん一番です。

 

それは たった一点のオーダー品に対して、

ひとりの職人が、出来上がるまで責任を持って作り続け、

使いやすいよう そのオーダー品に合わせて、

それぞれ工夫を加えたものに 仕上げるからなのですが、

 

材料の吟味には それ以上に 気を遣っています。

 

 

A4B2

 

 

量産品の 材料に対する基本の考え方は、

一枚の革から どれほど たくさんのパーツを取るか、ですが、

 

当店のパーツの取り方は、

いかに 革の質感をちゃんと出すか、 革の良さを出すか、

この2点が 基本のポイントです。

 

革の良さを出すには、

なるべく 切ったり貼ったり、と 継ぎをしない事。

 

品質の安っぽい革ですと、 一枚革で パーツを取ったりしたら

とてもじゃないですが、間が持ちません。

 

そこで 登場するのが、革の目利き、です。

 

当店のデザイナーは、

革の名前や、製造した工場の名前に 興味はありません

(じっさい、知らないようです・・・笑)。

しかし、毎日毎日 たくさんの年数 革を見続けたことで、

品質や その革を作った意味まで すぐに見抜いてしまいます。

 

ほんものを 提供する 幸せと誇りは、

長い時間をかけて、やっと味わえる最高の気持ちです。

 

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