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「グラータ」新作1点ものペンケース/化粧ポーチ
2025/12/31
ウェブショップにある
当店新製品は、
どのようにデザインされるか…
きっと興味深いと思います。
デザイナーは
いつも革製品のことを
考えているわけではありません。
クライアントのみなさまから
ひとつの製品に込められた
相反するご希望内容が
どんどんやってきますので、
休みの日は
すっかり現場から離れています。
*人目を惹く珍しい柄の牛革。
こちらのページをご覧あれ。
お休みにはたいてい、
映画を見たり、出かけたりと
動き回ることもありますし、
気に入った温泉に
1~2泊で出かけることもあります。
そんな時
”こんなものが欲しい!”が
発動して、アイデアになります。
それが現実的な形になることで、
お出かけの目的と場所、
それと荷物量によって
毎回バッグを変え、
快適さを味わっています。
これが、
”幸せの7つのバッグ”で
みなさまに申し上げたいこと。
今日はさわりをお書きします。
*化粧ポーチとして使うと、
こんなものたちがひと纏め。
極力荷物を持ちたくなくて
荷物が増えそうにない時には、
このポシェットの黒い初号機を
持って行きます。
勉強に行く時はB5が入れられる
このサコッシュの初号機。
あるいは
仕事でも荷物量によって変え、
A4を持つ時はエンジェルトート
パッと持ちたいとギンコ
フォーマルにはトラぺゾイド
他社へ人をお訪ねする時には
アイブライトという感じです。
*こちらはかなり凝った
革xファスナーの色合わせ。
1週間の旅にはシエナを持ち、
たためるナイロンリュックを
その中に入れていきます。
アウトドアで遠方へ行く時は
小さなゴロゴロに
ナイロンリュック入れて
ポシェットを下げて行きます。
この時ばかりは
ポシェット以外は他社製品。
*大きな消しゴムや
メンディングテープも入る。
「自宅ではない場所で
快適に過ごすことができるのは、
バッグ等、持ち物のおかげ。」
とデザイナーは言います。
「それだけでなく
ある程度の年齢になると、
上質なものを持ちたくなるの。
仕事のバッグは
休日持ちたくなくなるし…
今回のこの”新作1点もの”は
化粧ポーチとして使おうと
作ったんだけども、
あら、ペンケースとしても
持ちやすいわ、ということで、
行く場所に合わせて
中身を変えているんです。
荷物の入れ替えをすると、
結局は荷物が軽くなって
鞄の中がすっきりするから…」
だそうです。
「あと、このペンケースは
薄くて軽いのに
しっかり形が取れてるから、
ぐずぐずさもなくて
布より良いと感じました、
予想外の出来上がりです!」
365日持ち歩くウエストポーチ 251106
2025/12/30
「これが使いやすいのですが
布製なので、2~3年に1回
買い換えています。それに布だと
見た目が良くないので、
革で欲しいのですが。」
毎日持ち歩き使うものは何でも
消耗が激しいですが、
特にウエストポーチとなると
ぶらぶら吊られているうえ
脚にもあたりますから、
アイテムとしては
最もハードに使われるものです。
外縫いで全部仕上げれば
かなり丈夫になるのですが、
そうすると現在のものとは
かなり使い勝手が変わります。
ですからやはり
本体は内縫いにして、
要所要所を丈夫に仕立てます。
このように
現在使っている製品を
別の作り方に変えることは、
使い勝手まで変えてしまうことが
ほとんどですから、
まずそんなことはできません。
それでも
お使いの状態を拝見し、
さまざまな質問をしますと
”ここだけは変えられそう”
という部分が見えてきます。
これにもそういう工夫があって、
そういう場合の目的は
”長保ち”です。
今回は、使いやすさにつながる
工夫も、同時に満たしています。
また、ナイロン地や布で
作られている製品は、
革製品とは違って
布の洋服のような作り方が
できますから、革であれば
本来の”革”という素材に
適した作り方をすることが
セオリー通り、となります。
ところが、
フルオーダーメイドで
そんなことを言っていると、何も
解決できなくなってしまいます。
そこが、当店の行っている
フルオーダーメイドの
難しいところ。
出来上がりをご覧いただくと
「何が大変だったのですか?」
状態なだけに、
さして難しい職業だと
思われないこともあります。
私たちがみなさまの一点一点に
どれだけ心を砕き、
たくさんのディカッションをするか
そのうちお見せ出来れば
おもしろいかも…と思います。
まあそれは置いとくとして、
このベルトポーチの製作は
かなり過酷な作業でしたが、
とてもうまくできました。
「こんなに軽いんですね!
裏面も全部革だなんて、
想像がつきません。」
と喜んでくださったご注文者。
「この部分に
一番力がかかりますから、
ここはずっと使って行ったら
お直しするところです。
だから、ちょっと気を付けて
使ってくださいね。」
デザイナーは説明します。
このたびはご依頼
ありがとうございました。
ぬばたまの黒!ゾウ革の時計ベルト 2511N
2025/12/29
初めてお作りした
”ゾウ革ブラック”の
時計ベルトをご紹介します。
見てのとおり、真っ黒。
この黒色の深さこそが、
ゾウ革ならではの黒です。
時計が白いので、
より真っ黒さに気づかされます。
この時計の以前のベルトは
下のお写真のようにクロコダイル
でしたが、
光沢ないぬばたまの黒の方が
断然グレードが高くなりました。
革の持つ力ってすごい!
お作りしてわかったのは、
時計ベルトに使うゾウ革斑柄は
何もない皇かな部分の方が良い
ということ。
この大きさで
シンプルな時計だから
かもしれませんが、
装着すると
黒色がより濃く見えるのが、
この小さな製作物に
似合うのかもしれません。
ゾウ革1枚の中には
深い斑柄で大きなもの、
小さなもの、もありますが、
当店ではデザイナーが
それぞれの時計に似合う部分を
ご提案します。
そうしてお決めいただいた
今回の斑柄なしのベルトは、
格高く、お持ちになる人には
とても喜んでいただきました。
このたびは
ありがとうございました。
プレゼント用のペタッとカード&名刺入れ 2509N
2025/12/28
この製品ほど、当店定番の中で
プレゼントとして使われるものは
ないでしょう。
お手頃価格ですが、
なかなか使える名刺入れです。
札入れや手帳カバーに挟んだり、
ジャケットのポケットに入れたり
小さなバッグにお入れになったり、
と、お持ちの人それぞれが
さまざまな場所でお使いです。
今回はふたつお作りして
それぞれにお名前をお入れする、
というご要望でした。
当店オリジナルレザーのヌメで
型押しをご希望いただきました。
最近あまり型押しでのご注文が
無かったので、新鮮に感じます。
この製品は価格がお安いですが、
製作するには
結構なテクニックが必要です。
一点一点作るということは、
革の状態に合わせて
微妙な加工が必要になります。
みなさまにお届けする製品は
上質な出来でありたいですから、
同じ仕上がりに見えても、
革の状態に合わせて
それぞれ違う加工をしています。
簡単そうな製品であっても、
ひとりの技術者が
毎回きれいに作れるように
成長するまでには、
それ相当の時間がかかります。
初めて革を扱う人にとっては、
狙ったサイズで
革をキレイに切ることすら
難しいですし、
どのパーツの、どの場所を
どれだけの厚みに漉けばいいか、
その方法は均一の漉き方なのか、
特殊な漉き方なのか、など
革漉きに関する難しさは、
何十年の経験があるプロでも
毎回悩ましいくらいです。
大量生産品と違って
一点一点お作りする製品には、
みなさまが驚くほどの
テクニックが使われています。
これこそが私たちが
みなさまにお届けしているもので、
その技術があるからこそ
フルオーダーメイドの受注が
可能になります。
店頭や電話でもまだたまに、
ご自分の依頼内容に対して
このように言う人がいます。
「XXすればいいだけだから、
簡単でしょう。」
プロが
対価をいただいて行う仕事が
簡単そうに見えるのは、
プロがやっているからです。
また、出来上がった製品が
”当たり前に”存在するのは、
不自然さがなく、きれいに
出来上がっているからです。
このたびのご注文者は
最初にご自分の分を頼んでから、
製品を気に入ってくださったので
プレゼントとして
使ってくださいました。
とても嬉しいご注文です。
ありがとうございました。
お店のお休みは29日(月)~1月5日(月)
2025/12/27
みなさまには
今年もお引き立ていただき、
ありがとうございました。
年末年始のお休みは、
12月29日(月)
~1月5日(月)です。
その間、メール等のお返事も
できませんことをご了承ください。
みなさまが
健康で明るい気持ちで
新年をお迎えなさいますよう、
心よりお祈り申し上げます。























