革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

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2024.11.20

店のお引越しと、その記念ジーヴズ(コンパクト財布)の製作

ここのところオーダー例のアップが

少し遅れておりますが、

この寒さの中、みなさまお元気ですか?

 

じつはお店のお引越しを余儀なくされ、

バタバタしていたひと月でした。

 

でも製作物には、もちろん

これまでにも増して、気持ちを入れています。

オーダー品の製作が当店の命ですから。

 

たった5名で行っている複雑な業務なので

顧客管理こそできませんが、

製作物の管理は万全です。

 

 

 

*製作し始めたエキゾチックレザージーヴズ。

 

 

 

さて、お引越しは来年2月くらいになりますが、

おかげさまで銀座で16年目を迎えております。

下北沢からは44年目に入りました。

ご愛顧くださるみなさまに、感謝感謝です。

 

今度もクラシックなビルで、もっと上の階です。

はっきりしましたら、

こちらのオーダー例で告知します。

少々お待ちください。

 

 

 

*色物のクロコダイルは今回の目玉。

 

 

 

そんなことから、お引越し記念として

ジーヴズのエキゾチックレザーシリーズを

製作することにしました。

 

一番上のお写真が、今回の革です。

クロコダイル、ゾウ、オーストリッチ、

シャーク、など各種あります。

かわいいお色の牛革もご用意しています。

 

今回は、ある程度

まとめてお作りしているわけですが、

これが、普通の量産品製作とは

まったく違うことになっております。

 

それは…下のお写真をご覧ください。

 

 

*裏地を付けた本体と、これから付ける本体。

 

 

 

エキゾチックレザーは、種類が混じると特に、

加工が大変になります。

それは、同じ種類の革であっても、

1枚1枚の革の厚みと柔らかさが違うからです。

 

それぞれの革質に合わせて

まず革の裏地を貼っていくのですが、

その革の裏地も、

表素材のしっかりさ(硬さ)に合わせて

種類と厚みを変えていきます。

だからこそ長保ちする

見目麗しいジーヴズになります。

 

 

 

  

*黒やネイビーでも、個性的になります。

 

 

 

今回も量産にはおおよそ不向きな素材ばかり。

逆を言いますと、

一点一点オーダーに合わせて作る方が、

1点だけに集中して作れるという

大きなメリットがあるかもしれません。

 

しかも

表の革色、ファスナーの帯の色と金属の色

そして裏地の色まで、

すべての選定を一点一点変えていますから、

単にまとめて作っている、というだけの話で

まったく量産ではありません(笑)

 

だからステキなものが出来上がります!

そして愉しんで、長くお使いいただける。

キャッシュレスだろうがなかろうが、

ご自分の2代目や、プレゼントのジーヴズを

お買い求めくださる方は

たくさんいらっしゃいます。

それほどに、タイムレスな一品。

 

 

 

   

*牛革だとピンクや黄色もあります。

 

 

 

今回お出しするのはほとんどが1点ものです。

普段あまり使わない柄の部分が多いですが、

そういうところを

デザイン的にかっこよくまとめます。

 

早々と店頭へおいでいただけば、

現物をご覧いただき、お取り置きもできます。

 

では、お引越しとジーヴズを

どうぞお楽しみに!

 

 

 

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2024.11.18

ヒーリングデバイスCS60用ケース  241005

このかわいらしい箱のようなお品は

いったい何でしょう?

ポシェット?何かのケース?

 

中に入れる本体を拝見した時

「きれいな形ですが、

何に使うものですか?」とデザイナーが

ご依頼者にお尋ねしたくらい謎のお品。

 

素材もわかりませんが、美しい曲線で

つるつると触り心地の良い金属です。

ヒーリングデバイスというものでした。

 

 

 

 

 

 

底は分厚い円形で

一番上に半球が載っている形で、

底にはちょろっと、束になった紐が出ています。

 

その紐の付け根が本体から飛び出ているため、

その部分が傷まないような大きさで

お作りしなくてはなりません。

 

 

 

 

 

 

ご依頼者は背が高く体格の良い方で、

このケースを

斜め掛けにして持ち歩くとのこと。

 

そうすると

かなり長いショルダーベルトが必要です。

それでまずはこの部分は

市販品で賄っていただこうとお願いしました。

 

長いベルトは

1枚の革のほぼ真ん中、

一番長い部分を分断して作りますから、

他の製品を作る時の取り都合が悪くなり

みなさまが思う以上に高価になるからです。

 

 

 

  

 

 

 

単純な箱のように見えると思いますが、

この大きさの箱に対して

デバイスが400g弱あるのですから、

しっかり作りませんと型崩れして、

ショルダーベルトを付けられなくなります。

 

 

 

  

 

 

 

こんなキュートな小物入れをお持ちだと

きっとみなさまの話題に上ると思います。

 

色も形もシュッとしていて、

どんなに良いお洋服でお持ちいただいても

自慢できるオーダー品です。

 

 

 

 

 

 

クライアントは遠方の方なので、

中身をお借りして、アトリエで

その場でダミーケースをお作りしました。

「こんなことができるんだね!」と

ご覧になったクライアントには

出来上がりを楽しみにしていただきました。

 

デザイナーがいて

アトリエが隣接する当店は、

理想のフルオーダーメイド店です。

この至福のひと時を

一度味わってください。

 

 

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2024.11.16

カード&家のキーを入れるカード入れのご注文品

2017年に頼んでいただいた

右端から一番目と二番目のカード入れまでに、

3個の同じお品のご注文をくださった

クライアントが、

また同じ、新しいお品をご注文くださいました。

 

カード数枚と家のキーを入れるのに

使ってくださっているご様子です。

 

下のお写真は左から古い順に並べて、

現在もずっと使ってくださっている

オーダー品のお写真。

 

どれも良いツヤが出ていて、

ご愛用頂いているのがわかります。

ありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

一番右は2017年に

ふたつお作りした時のもので、

予備にして使っていない、とのこと。

 

ワックスをびっちりかけたお品です。

右から2番目は使用中ですから、

経年変化でワックスが

どのようになって行くか、

使用前、使用後をご覧ください。

 

 

 

 

 

 

上のお写真が同時に作った2点です。

なぜ同じものばかり、

まだまだ使えるのにご注文くださるのか

お尋ねしましたら、

 

「ここの革はカビないんです。

他所の製品を使うと

みんなすぐにカビてしまうんですよ。

この革は手触りも良いですしね。」

とのお答えです。

 

手触りの良さやエイジングについて

「好き」とおっしゃってくれる方は

たくさんおいでですが、

「カビない」というお話しを伺ったことは

あまり記憶にありません。

私たちにしてみれば当然のことなのですが、

すばらしい事実をお教えくださいました!

 

 

 

 

 

 

あまりにきれいにご愛用くださっているので

お写真を撮らせていただきました。

 

どれもツヤツヤで、ご愛用することで

当店オリジナル革の良さを

最大限に引き出してくださっています。

日頃のご愛用に感謝申し上げます。

 

 

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2024.11.11

ストロベリーピンクのリザード 、ロングジーヴズ 241003

久々に入荷が確認できた

ビビッドカラーのリザード。

いつ見てもほうっとため息の出るお色です。

 

*リザードは今でしたら

他のお色もあるかもしれませんから、

もしご希望のお色がありましたら

お尋ねくださいね。以下の色揃えです↓

 

 

 

さて、ここからが

このブログの本番です。

このロングジーヴズを頼んでくださったのは、

既に同じお色の普通のジーヴズを

ご愛用くださっているクライアント。

 

「これがとても気に入っています。

気持ちがアップして、鞄の中でも

探しやすいですし。

それで長財布も欲しくなりました。」

ありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

何年か前にも

リザードできれいな色が入ったら連絡を、

とおっしゃっていただいていたのですが、

なかなかチャンスは訪れません。

 

今回はすばらしいカンの良さでした。

お尋ねありがとうございます。

 

 

 

     

 

 

 

今回のようにジーヴズ本体の真ん中で

シンメトリーで取ったリザードの革は、

大き目の1枚革で、贅沢な革です。

なかなかこの大きさで

このきれいさにはお目にかかれません。

 

また、久しぶりに見るリザードのピンクは

気持ちが上向く輝きです。

見ているだけでウキウキします。

 

 

 

  

 

 

 

ファスナーの布のお色は

全体を引き締める濃いめのお色、

ネイビーをお選びいただきました。

 

フルオーダーメイドであれば、

形もデザインも、革の色も糸の色も、

ファスナーの布の色もお選びいただけます。

 

こんなに融通の利くフルオーダーメイド店は、

どこを探してもありません。

 

 

 

 

 

 

中も革を使っていますから、

軽いのにしっかりした質感で

長保ちしてくれます。

 

ですから、お気に入りの革製品を

長くご愛用頂くことができます。

 

 

 

 

 

 

中のポケットのレイアウトも

ご自分の使いやすいようにご用命ください。

 

今回のこのジーヴズが

こちらのクライアントの生活を

華やかに彩ることを願っております。

このたびもありがとうございました。

 

 

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2024.11.9

定番ラティーゴバッグのブリーフケース 240903

とてもきれいなブリーフケースを

ご紹介します。

 

一年ほど前、2代目のブリーフケースを

ご注文くださった方が、

もう少し荷物の入る時用の鞄を

と、ご注文くださいました。

 

いつもぴっちりとスーツ姿の

クライアントですから、

きちんと仕事、というイメージを崩さずに

個性的な鞄を持ちたい、というご意向もあり

この一点をお選びくださったご様子です。

嬉しいことです。

 

 

 

 

 

 

今回お選びになった基本デザインは

定番ラティーゴバッグのA4サイズ

 

普段お仕事では

あまりたくさんのお荷物を持たないため、

前回お作りした鞄

かなりストイックなサイズでした。

 

「お目にかかる状況や相手によって、

ブリーフケースを床に置くか、

椅子の後ろに置くかが変わります。

それなので、まずは

自立してくれる鞄、という要素が

一番大事です。前回の鞄は厚みが薄いですが、

ほら、こうしてちゃんと立つので

とても便利に使っています。」

ありがとうございます!

 

 

 

 

 

 

今回は荷物が増えた時に、

ということですから、底に厚みがあって

嵩の張る持ち物も入るようなデザインを

お選びになりました。

 

でも定番ラティーゴバッグですと

もっと持ち手が長いので、

このブリーフケースとは

まったくイメージが違います。

 

 

 

 

 

 

出来上がりをとても喜んでくださったのですが、

「これは、どこにもない鞄になりましたね。

持ち手を短くしていただいて良かったです。」

と、持ち手の長さと付け方を変えるだけで

こんなにも印象が変わることに

驚いていらっしゃいました。

 

こちらのクライアントは美意識の高い方で、

底鋲(上のお写真の底に付けた鋲)の

大きさもご指定いただきました。

 

元々もっと大きめの

丸いタイプをお付けしていますが、

たしかにこの方のお好みから行きますと、

ちょっとイメージが違いました。

出来上がりは、下のお写真をご覧ください。

 

 

 

 

 

 

今回のように、

「これが近いんだけれどもどこかが違う」

と感じられた場合、

ディテールを変えることで、大きく

イメージチェンジさせることもできますから、

参考になさってください。

 

 

 

 

 

 

毎日の仕事に対して、今回

ふたつ目の鞄をご注文いただいたのですが、

これは、どなたの生活の中でも

とても便利、と感じていただける

ご注文の仕方です。

 

デザイナーはよく言うのですが、

「鞄はね、仕事の時でも

プライベートの時でも、

最低ふたつずつ持っていると

たいてい快適にお出かけできるんです。」

 

それぞれふたつずつ、というのは

荷物量によって持ち替えるという意味で、

普段の荷物量の鞄(中サイズ)と

それよりも多い荷物量の時の鞄(大サイズ)、

ということだそうです。

まさに今回のご注文でのサイズ選びです!

 

そしてふたつ持っていただくことで、

それぞれを無理なく使うことができますし、

それによってどちらも長保ちしてくれますから、

良いことだらけ。

 

 

 

  

 

 

 

この方に初代の鞄をお作りしてから

かなり長いお時間が経っていますが、

気に入った鞄で、

ご自分のライフスタイルに合うものは、

やはりオーダーメイドが最良なのかと

思わせていただいたオーダーです。

 

ご自分のスタイルをお持ちの方ほど

そう言う傾向があります。

 

お忙しい中、お昼休みのお時間を割いて

ご注文とお受け取りにご来店くださって

ありがとうございました。

これからもお仕事でご活躍なさいますよう、

心から願っております。

 

 

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2024.11.6

A5、20穴のバインダー手帳 240902

以前ペンケースをご注文くださった

クライアントの次のご注文品は、

手帳カバーです。

 

ペンケースとお色を合わせましたから、

きれいなセットになります。

その2点が

鞄から出てくることを想像しますと、

ニンマリと笑顔が浮かびます。

 

 

 

 

 

 

良いアイデアをお出しいただきました。

 

手帳を閉じるベルトが

鞄の中で引っ掛からないよう、

表紙側でベルトの先をカバーする方法を

ご指定くださったのです。

 

そしてこのA5サイズは

20穴のバインダー金具。

 

A5サイズにはこの金具と

クラウゼ社の6穴システム手帳との

2種類があります。

 

 

 

 

 

 

また、金具によって

用紙の種類も変わりますから、

こういったご注文に際しては

まず用紙からお決めいただくことを

お勧めします。

 

2種類の金具にはそれぞれ

リング径も何種類かあります。

 

どれくらい入れたいかは、

まず市販のビニール手帳を試してから

ご確認いただくとよろしいかと思います。

 

 

 

 

 

 

あともう一点、

今回は落とし穴がありました…

作る人同士だけが

うんうんとうなづいてくれる内容です。

 

前回仕入れた金具と

違うタイプの金具が届いたのです。

 

私たちにはどうすることもできない

金具の仕入れですが、

このことによって

根本的に製作方法を変えなければ

形として成立しない、

ということになってしまいました。

 

フルオーダーメイドをやっておりますと

驚くような落とし穴が出てきますが、

今回もまさに驚愕の金具事件でした。

 

 

 

  

 

 

 

さてそれはさておき、

システム手帳のお話しに戻りましょう。

 

20穴金具の場合、上のお写真のように

カチッと角い背中のラインになります。

クラウゼ社の6穴であれば、

こんなタイプの丸い背中のラインです。

 

また、市販の20穴バインダーでは

背中にカシメが出てしまいますが、

こちらはオーダー品ですから、

スッときれいな革面になっています。

これが案外うつくしさの決め手です。

 

今回のアイテムは、前述の2点が

市販品と当店オーダー品との

大きな違いです。

美しく、気持良い仕上がりです。

 

こちらを使って

楽しい毎日をお過ごしください。

このたびもありがとうございました。

 

 

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2024.11.4

ブック型のジョッター 240911

今まで使ってらっしゃたジョッターが

「そろそろダメになってきました。」

と、ご注文くださったクライアント。

 

 

 

 

 

 

「立ったまま書きますので、

紙ばさみの面は硬い方がいいです。

二つ折りにして使うこともありますから、

折れるところは柔らかくしてください。」

 

 

 

 

 

 

向かって右側で筆記して

左側のポケットに紙をホールドします。

 

紙の大きさが微妙に違う2種類を

使いますから、

四隅のホルダーの調整が難しいひと品です。

 

 

 

 

 

 

折り畳んで使うということですから、

上のお写真のように

表紙が180°折れ曲がります。

 

これは革にとってはつらい使われ方です。

折れ曲がりが大きければ大きいほど、

革の消耗は早くなります。

 

 

 

 

 

 

でもそのように使うわけですから、

なるべく負担が少なくなるような

工夫をします。

 

 

 

  

 

  

*上の4枚のお写真が畳んだ時のイメージです。

 

 

 

 

 

 

 

しまった紙を取り出しやすいよう、

左側のポケットには

切り欠きを付けています。

 

お渡しは郵送でしたので、

今頃はきっと

使い始めてくださっていると思います。

うまくお役に立っていることを願っています。

 

 

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2024.11.2

革の製作スクール 生徒作品 ショルダーバッグ

スクールカリキュラム14番

「ショルダーバッグの製作」で

生徒さんが、普段どんどん持つための

ショルダーバッグを作りました。

 

「今日出来上がると思ったので

このまま中身を入れて持ち帰ります。」

なんと嬉しいことでしょう!

 

 

 

 

 

 

自分でデザインし、

好きな革を使って作った鞄を

すぐに持って帰る…

明日からの出勤も楽しみです。

 

本体には裏地を付けていますが、

フタは切りっぱなしの切り目仕上げ。

ヌメ革だからこそ可能な

合理的かつきれいに仕上がる作り方です。

 

 

 

 

 

 

このデザインなら、本体をぱっと開いたら

中身をすぐに取り出せますから

かなり使いやすいですし、

前胴に付けたサクッとポケットも、

仕分けに役立つ、合理的な解決です。

 

このショルダーバッグは

3カ月くらいで作り終えました。

 

 

 

 

 

 

最初にどんなデザインにするかの構想を

きちんとしてから、作り始めています。

 

この構想の仕方が

ものづくりでは最終的な肝となります。

 

それを手助けするのが講師陣。

もっとも合理的な方法を

サジェスチョンします。

そしてその理由まで説明します。

 

 

 

 

 

 

革製品の作り方を始めてから

1年半ほどの生徒さんですが、

「製作物が

小物からポーチやバッグになって行くと、

家人からはすごいね、と

言われるようになりました。」

今日はいったい

どれほど驚かれることでしょう!

 

 

 

 

 

 

ショルダーバッグの紐の長さにも

トレンドがあります。

今は短めが主流。

これは主流なだけでなく、

軽く感じる持ち方なので、

きっとこれからはスタンダードになるでしょう。

 

使っていくうち色が濃くなり

エイジングしていくヌメ革なら、

ずっとかわいがって持てることと思います。

完成、おめでとうございます。

 

 

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2024.10.31

改変した新しいベルト 2408N

先日お作りした

アップルグリーンのベルトには

「細くぎゅっと締めると

革が柔らかいので、金具が外れてしまうの。」

というご連絡を頂戴しました。

 

 

 

 

 

 

このベルトが気に入ったとのことで、

もう一本ハイブランドの革

「アネモネ」というパープル系のお色で

ご注文いただいてますから、

さて、さて、どのように直しましょうか…

 

 

 

 

 

 

見本ベルトと同じ厚みの革で

同じ感じでお作りしたのですが、

 

最初に見本ベルトもぎゅっと締めると

ピンが外れることは聞いていましたから

多少の改善はしていました。でも

それでは足りなかったようです。

 

 

 

 

 

 

一筆書きのようなバックルの付け方をした

ベルトなので、ここをきっちり踏襲することが

デザインをいじらずに作る方法でした。

 

それをどうやったら

デザインをいじらず、きれいに改変するか、

しばらく考えておりましたら、

製作責任者が良い方法を考え付きました。

 

 

 

 

 

 

その方法でお直しした部分が、

上のお写真です。

とてもシンプルですが

間違いなく効果のある方法で、

デザイナーは小躍りしています。

「うん、これなら

ぎゅうぎゅう占めても大丈夫、

さすが製作責任者!」

 

 

 

 

 

 

毎回新しいものを作りますから、

時に想像以上のトラブルがあります。

 

そういうトラブルは主に、

自分ではもう実際に作らないけれども

いろいろな技法を組み合わせて

思いもかけない作り方を考え出す

デザイナーと、

 

何十年も製作に携わり、

手を動かすことでアクロバティックな製法を

ものともせず完了させる製作責任者とが

いることで、

ほとんどの問題は解決します。

 

お電話で

「この方がデザインも引き締まったし、

直していただいて良かったわ!」

ご心配おかけしました。

このたびもありがとうございました。

 

 

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2024.10.29

定番 ハードタイプの小さなメガネケース 2409N

当店定番の

かっちりとしてハードなメガネケースは、

3種類あります。

 

今回ご注文いただいたのは、

一番コンパクトなサイズのハードケース

 

 

 

 

 

 

遠方の方からのご注文ですが、

お手持ちのレイバンサングラスが

どのように入るのかを

お写真でお送りくださいました。

ありがたいことです。

 

まるで測ったかのように

ぴったりと入っているのを拝見しますと、

とても嬉しく思います。

 

 

 

 

 

 

ご依頼いただいたデザイナーが

「入るサイズのメガネかしら?」と

サイズを確認してからお作りしていますが、

 

「たぶん大丈夫と思います。」と、

注文時からご自身で判断してくださった

クライアントの目分量の確かなこと。

 

ご自分でもケースのサイズを確認し、

メガネのサイズを鑑みたそうです。

 

クライアントは

たくさんの当店製品のご愛用者なので、

どのような注文方法が良いのか

理解してくださっているのだと

思います、ありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

お写真の角度が良いので、

収納のなされ方がわかります。

どうぞみなさまの参考にご覧ください。

 

お届け後、ご感想を頂戴しました。

やはりソフトケースかハードケースか、

迷われたのですね。

最終的にはすばらしいご決定でした。

その後感想をご紹介します。

 

 

 

 

 

 

***********

注文のメガネケース、本日受け取りました。

早速、サングラスを入れましたので、

写真を添付します。

ソフトケースとハードケースと悩みましたが、

ハードケースで良かったです。

もともとサングラスに

ケースは付いていたのですが、

劣化してぼろぼろと表面がはげてしまい、

使用できなくなってしまって。

 

近頃は夏の日差しも強いため、

以前よりサングラスの出番が多くなったので、

奮発して注文させて頂きました。

***********

 

近年、サングラスが

必需品になってきたと感じるくらい

夏の日差しは強力になりました。

 

当店の革は長保ちしますから、

快適なサングラス生活をお送りください。

いつもいつもありがとうございます。

 

 

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