実際のオーダー例
40年3,000件を超えるオーダー実績
貴方のオーダーのヒントになさってください。
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ゾウ革ブラック どこにもない長財布 2512N
2026/01/31
たくさんのオーダーをくださる
クライアントから、
初めてのご要望を頂きました。
重ねて申し上げますが
たとえ45年も続けても、
このフルオーダーメイド仕事には
いつでも
”初めての依頼”が出てきます。
すばらしく楽しいことですが、、
かなり考えます。
*きれいな柄のゾウ革ブラック
出てきた解がベストに近いのか、
また、実際に出来上がった時
使いやすいのか、
収まりが良いのか…
などなど、
どこにもない製品を作る場合には
かなりの検討が必要です。
*継がないパーツは
手触りが良く、うつくしい
当店フルオーダーメイドでは、
ひとり一人の顧客の
ご要望に合わせて
オーダー品を組み立てていきます。
まず頭の中で、
次に現実的に製品として、
手で組み立てていきます。
*下面の左が箱型小銭入れ
右はまとめて入れるカード入れ
量産品なら、
この二つの最重要な工程の
労苦とその結果とを
多くの製作数(購買者数)で
分かち合えますが、
製作物がたったひとつの
フルオーダーメイドでは、
ご注文者だけが
この甘やかな果実を
味わえることになります。
ご注文者たった一人のための
唯一無二、
すばらしい工程です。
*右利きで使うための仕様
カードに指が掛けやすい
今回の”初めて”は、
長財布なのに
小さい箱型小銭入れが付くこと。
しかも全体が
L字ファスナーで閉じるところ。
この条件で
製作された札入れは
見たことがありませんし、
この条件を
長財布に取り入れよう、
と思ったこともありません。
それほど
珍しいご依頼でした。
*札入れ部の中にレシート入れ
製作者たちが製品を考える時、
無理なくすんなりできることを
まず考えます。
そうすると、
きれいな仕上がりになるからです。
デザイナーは、
そこから一歩出て
方向性の違う技術の使い方を考え、
みなさまのご要望にお応えします。
最近市販されている量産品では、
工程数を少なくすることに
着眼していますし、
それがアイデア製品であっても
同じことを目指しています。
このように、時代によって
量産品の目指すところは
変わってきましたが、
フルオーダーメイドでは、
貴族や武士など
階級がある時代に生まれた
特別な受注製作の方法を、
ずっと変わらずに残しています。
世界広しといえど、
現代社会で、このレベルで
フルオーダーメイドを
楽しめる国は、
そうそうないでしょう。
毎回難しいお題ですが、
このたびも
うまく解決できたと思います。
ありがとうございました。
定番製品を基にしたオーダー 3ポケットのパスケース 251203
2026/01/29
本日は
カスタマイズした定番小物を
お見せします。
プレゼントとして
ご注文いただきました。
交通系カードと
各種カードをお入れになれば、
キャッシュレスにも便利です。
店頭でのご相談でしたから、
ブラックをご希望いただき、
オリジナルレザーから
エルメス社の革まで
ご用意ある革は
すべてお見せしました。
みなさまには、とくにこの時を
楽しんでいただいております。
*この内部ドアから革ルームへ
お店を引っ越す時に
「革ルーム」なるものを作り、
みなさまにはそこで
種々の革をお見せしています。
余談ですが、このブルーの扉が
以前の店舗の入口ドアでした。
ドアの中は、下の
お写真のようなレイアウト。
*奥にアトリエがあり、ここに
たくさんの上質な革があります。
*革の対面には金具類もあり、
革に合わせてお見せできます。
お選びいただいた革は、
当店オリジナルレザーと
エルメス社の革の組み合わせ
でした。
深い方のカード入れだけを
後者の革にして、
アクセントをつけています。
これだけでも、
随分雰囲気が変わります。
*カードが3枚入る定番ですが、
名刺も入るサイズなので
お好きな使い方をしてください。
この他、裏地の色や
糸の色を変えることでも
がらっと変わりますから、
定番であっても、
世界でただ1点!
多少の追加料金はかかりますが、
あなただけの完璧なひと品を
カスタマイズできます。
ネット上でもご相談できます。
ネットショップの各定番品の
”この商品を問い合わせる”
というボタンの下にある
”カスタムオーダーに進む”
ボタンを押してください。
うつくしく仕上がったこのお品
は、大切な方へのプレゼント。
お相手の方に喜んでいただき、
毎日を気分よく
お過ごしいただけることを、
心より願っています。
当店での初めてのフルオーダーメイド
2026/01/27
以前ご紹介した本カバーには
もっとおもしろい体験談が
ありました。
親しくならないと聞けないお話で、
私も思わず苦笑いしました!
その前に、
当店にたくさんのオーダーを
くださったこのクライアントの
バッグの収納法をお見せします。
これならカビ知らずで
長くお使いいただけます。
ご参考までにご覧ください。
*これまでにお作りした品々の
この方の収納方法。お見事!
見てるだけで楽しくなります。
************
お話ししたかもしれませんが、
二十歳くらいの時に私は
他所のお店で革製品を
注文したことがあります。
その時の経験がありましたから、
ここへ最初に来た時には
ドキドキしてました。
その二十歳の時の注文は、
手紙のやり取りでした。
きっとそのお店は
多少遠くにあったんでしょうね。
私がこういうものを作りたい
と手紙に書いて送ったら、
戻ってきたお返事に、
それはこんな形になります、
ということが書かれていました。
その後、ここをこんな風にしたい
ともう一通書いたら、
それはできません、という
返事だったので、オーダーって
何でもできるわけではないんだ、
って思いました。
だから、このようにしたいって
いうこちらの希望は、
向こうが作りたい形になるんだ、
という理解をしました。
*かわいくて買ったリザードの
キーホルダーは、
このように使っています。
ところが、ここへ初めて来たら、
難しい顔をしながら
希望を元にさっと絵を描いて
「それだとこんな風になりますね。」
と見せられ、
3週間後にできると告げられました。
その時断る雰囲気がなかったから
そのまま頼んだんです(笑)。
受け取りに来てみたら
手作りのお店によくある感じの
製品じゃなくて、
とてもきれいな仕上がりで、
自分の言ったとおりになってて、
うわ~~、こんなお店があるんだ
って感動しました!
それがここでの初めての注文です。
それからずいぶん作ってもらって、
以前と比べると無茶な注文は
少なくなったかと思いますが(笑)、
作るのが大変でした、と言われた
この本カバーなんて、
12年使ってもまだまだ使えますから
決して高くはないですよね。
革を育てるのも楽しいですし。
そういえばこの本カバーは、
私、構想にに3年かかりました(笑)
*3年考えたという本カバー。
本の大きさが変わっても
使える優れもの。この12年で
すばらしいツヤになっている。
*これが斬新な内側の仕様。
左のゴムが栞代わり。
よく練られた仕様です。
私は、この店はね、
お客さんがほんとに欲しいものを、
ブランド品の品質と
ああいうステキさにして
作ってくれるお店なんだ、
と思っています。
きれいでカッコいい革製品を、
自分の思うような使い勝手にして
持ちたい、という人は
きっとたくさんいると思います。
がんばってくださいね!
************
こんなお話をしてくださるなんて、
なんとありがたいことでしょう。
いつも応援してくださり、
新鮮なアイデアを披露してくださる
このクライアントに、乾杯!
ゴートのビジネス&ボストンバッグ 251104
2026/01/25
「ちょうど今、スーツと
コートをオーダーしています。
バッグも良いものが欲しいですから
ここでお願いしようと思います。」
お話伺いますと、
想像力を駆り立てられるご相談です。
当日お召しのスーツも
身体にぴったりで、
すばらしい出来上がりです。
気に入ったスーツ屋さんが
できたとのことです。
*ヨコ幅40x高さ31.5センチ
スーツもさることながら
ネクタイのチョイスも
プロ並みに外連味あるタイプ。
「さすがにこのネクタイは
選んでいただきました。」
なるほど、
きっと良い店と思います。
この方にお似合いです。
「鞄は、オーダー例の
この鞄が好きなので、
これを基にしたいです。」
中に入れるものを伺いますと
「えっ、こんなにたくさん…」
と言うほど、お入れになります。
アイテムもたくさんありますから、
その中で小物を分けて
各々を取り出しやすいように
レイアウトしました。
最初のご来店で
この鞄に入れる一切合切を
お持ちいただき、
寸法を測らせていただいています。
*厚さが20センチありますから
底鋲は6つお付けしました。
持ち物に小物が多い方は
とても多いですから、
その小物を整理して
取り出しやすいようにするのなら、
ご相談時にはぜひ、
お使いの品々をお持ちください。
そうすれば、それを
どこにどう納めればいいか、
使い方や分類を伺ったのちに
デザイナーがご提案します。
これは自分ひとりでは
なかなかできない作業ですから
まさにコラボレーションの場。
荷物のパッキングが得意な
デザイナーに向いた仕事です。
*外ポケットには
スマホ2台、イヤホン、手帳
メガネケース、などが入る。
今回のバッグの目標は
どうやって小さめに作るか、です。
入る量に対して無駄なく入れる
荷物の収め方のご提案を通して、
全体の大きさを、できるだけ
小さくする方向に持って行きます。
荷物の中には、袋に入れた
トレーニングウエアなどの
不確定な大きさのものもあります。
こういったものを
どれだけ小さく詰め込んで良いかが
問題になるところです。
あくまでそれぞれの人の持つ
感覚次第ですから。
そこで今回も大きさダミーを作って
荷物をお入れいただきました。
そうしたところ、
レイアウトを少し変えれば、
こちらの予想以上に
小さくすることができるとわかり、
ご了承いただいたうえで、
かなりコンパクトなサイズに
決定しました。すばらしいことです。
*この部屋のポケット。
上には3個の入館証が入り、
下には厚みのある二つ折り財布。
ただし、今回は
ヒヤッとする出来事がありました。
ご注文を頂き、型紙も出来上がり
さてこれから革を裁断する、
という段になって、
恐ろしいメールが来ました。
「鞄に入れる2台目のPCですが、
サイズが大きくなりました。」
うわ~、革をカットする寸前でした、
間に合って良かった!という所。
とにかく急遽、サイズの確認です。
結果は、
ヨコ幅も高さも2センチほど
伸ばす必要がありました。
今回購入した革は
革のロットが変わる寸前のもので、
必要なギリギリの量があったため
購入したものです。
ですから
もしこの革で足りなくなったら、
次のロットでは
色が多少ブレてしまいますから、
革を買い直ししなくては
ならないことにもなりかねません。
ひとつのオーダー品のために
革を揃える、とは
こういうことなのです。
*ジム用品スペース。自前の
直径8.5センチのコーヒーポット
が入る。
幸い、
残りの革がほとんどないくらい
使い切る結果になり、
胸をなでおろしました。
ゴートの革は肌理が細かく
表面にはシボがありますから、
一部分に伸びる場所があるだけの
使える部分が多い革です。
当店オリジナルレザーに比べると
キズも気にしなくて良く、
雨ジミにならない丈夫な革です。
そんなことで今回お奨めしましたが、
ゴートの革の加工には、
毎回、ああ大変だった…と
思うほどの技術が要ります。
ピックアップにおいでになった
クライアントは、
新しいスーツ、新しいコート
というカッコいい出で立ちです。
「これで揃いました。」
嬉しそうなお顔が目に浮かびます。
このたびは
ありがとうございました。
「これなら、仕事だけでなく、
旅行にも使いたいと思います。」
気持ち良い鞄生活を
心よりお祈り申し上げます。





























