2013.09.20
オーダーメイド、ダブルファスナーのメンズポーチ
最近 見なくなった形として、
下のお写真のような、ダブルファスナーのポーチがあります。
このたび、久しぶりにご注文がありました。
当店定番でもご用意あります ので、
このタイプの メンズクラッチバッグや ポーチ をお探しの方は、ご覧ください。
特に 男性の方には、
「いま現在使っているこのバッグ」というような
「この○○」 というスペシャルグッズがあるのだと、いつも感じます。
それは、お財布だったり、今回のようなクラッチバッグであったり、
文房具であったり、と 種類こそさまざまですが、
とにかく、 自分が快適に使える道具としての革製品を、
人生の友として、愛してやまない方々が たくさんいらっしゃいます。
先日も、栃木レザー(株) とは違う革やさんと話したのですが、
「いや~、特に ここんとこ ほんと 原皮が悪くて、
キズも多く、厚さもなくて。。大変です。
もう 顔料を切らないヌメ革は、作ることが出来ないでしょうね・・・」
当店の特製牛革は、乱暴な言い方で簡単に言っちゃいますと、
そのヌメ革と同じタイプの作り方をしています。
だから、エイジングして、使った方が かっこよくなる!
顔料は、こんな時代でも 最小限にとどめています。
ですから、いま、一番 市場に出回っていないタイプが、これ。
それは、前出の革やさんが言っているとおりの理由もありますが、
もうひとつ、量産品の作り方だと、工房ラインに載らないので、
顔料をたっぷり盛って、加工しやすくする必要もあります。。
ですから、量産品を作っているところには、
あんまり関係ない革の品質の変化かも知れませんね・・・
特別な製作方法と、
革の使用量が少ないこと (つまり、製作量が少ない、という意味です)、
との二点で保たれています。
貴重な革だからこそ、きちんと、丁寧に作る。
そして、長く使っていただく。
いまこそ 基本に返ることが 必要な時代ではないでしょうか。