革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

Order example

2013.12.10

フルオーダーメイドの ファスナータイプ「カッチリブリーフケース」

 

毎日カバンを使っていて、

「う~ん、ちょっと違う、こんな風にしたいんだ!」ということで

リクエストをまとめていらっしゃったお客様。

今日は、メンズブリーフケースをご紹介します。

 

 

オーダーメイドのブリーフケース

 

 

手で持てて、ショルダーの脱着ができる革製のブリーフケースは、

最近あまり、市場では見ることのないお品のひとつ。

 

今回のリクエストですと、かっちりと作って欲しい、

というデザイン希望がありましたので、どのようにまとめるかが腕の見せ所。

 

 

ファスナー外ポケットがついた鞄

 

 

変わっているのは、この外ポケット。

中にお入れになるものが決まっているので、

このようなサイズと、付け位置なのですが、なかなか難物でした。

 

 

工夫された外ポケット

 

 

ファスナーを上に向けると、ファスナー自身の厚みで、

ポケットにも厚みを出すことができます。

 

当店では、あらゆる可能性を考えて、付ける場所によって、

中身によって、どのようなポケットをお付けするかまで、

使いやすさを考えたご提案をします。

 

だから、見た目がいいだけでなく とても使いやすくなっています。

 

 

たくさんの仕分けポケット

 

 

今回は、書類より小物をたくさんお持ちの方なので、

その小物をどう収納して、使いやすくするかがポイント。

 

もっと小さいバッグであっても 全部入るのですが、

ビジネスでお使いになりますから、その場に適したものでなくてはなりません。

また、たとえ少しであっても、書類サイズは入らないと・・・

 

 

使い勝手に合わせたポケット

 

 

どの内ポケットの大きさも、ご指定のものが気持ちよく入るサイズです。

ポケットに所定のものをお入れいただくと、大きくもなく小さくもなく、

すんなりと入れられることにお気づきいただけます。

収まりのいいお品というのは、まったく違和感がありません。

 

しかし、この「違和感がない」というのは、なんと難しいことでしょう!

手に取った時、すんなりと自分に合う、と感じるものの少なさを考えますと、

フルオーダーメイドの究極の出来上がりは、

「違和感がないこと」です。

 

見た時、作った人の苦労を微塵も感じさせず、

手にした時 なんの違和感も感じず、

使う時、なんの引っかかりもないこと、

 

これが、オーソドキシーの目指す フルオーダーメイド品です。

 

 

ストラップ取付部分の工夫

 

 

たったひとりのお客様のために行う たくさんの試行錯誤は、

そのために必要な工程。

ただしその努力は、

正しい出来上がりのお品へ向けての出発でなくてはなりません。

 

当店のデザイナーがコンサルティングをするのは、そのためです。

 

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