革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

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2014.07.29

ダークブラウンのコーディ パターンオーダーメイド

当店のウェブショップにある定番は

どれも長い年月を生き残っている定番です。

 

そして当店では、

お使いいただいたお客様からの

ご感想をたくさんいただけますので、

どのお品も

どんどんマイナーチェンジし続けています。

 

だからこそ長い年月生き続けているのですが、

もうひとつ重要な要素があります。

 

焦げ茶色のショルダーバッグ

 

それは

「デザインが、デザインのためだけのデザインでないこと」。

すなわち、

必要から導き出された構造仕様を、デザインに生かす

ということ。

 

例えばこのコーディというバッグに使われているラインですが、

このラインを入れることで、パーツを

薄く作っても、しっかりと形を取らせることができます。

ということは、力のかからないパーツであれば、

軽く作ることができる、というメリットができます。

 

オーダーメイドのショルダーバッグ

 

いままでこういったお話をしたことはないのですが、

昨今「デザイン」とは何か?考える機会が多く、

オーソドキシーのもの作りについて

お話ししようと思いました。

 

オリジナルショルダーバッグ

 

先ほどご来店いただいたお客様は、

ご自分の欲しい定番をご覧になって、

いろいろと改変する内容をお考えくださっていたのですが、

結局、定番そのままのご注文になりました。

 

それは、何をどう聞かれても、

当店の定番には、何も考えずにお作りしているところは

ひとつとしてないからです。

 

バッグの内ポケット

 

先ほど 内ポケットの付け方や付け位置、

形状の意味について聞かれたのですが、

どれをとっても

なぜその場所に付けているのか、

それを移動させるに適した場所は何処なのか、

構造と力の関係やデザインという

さまざまな要素を考えていますから、

すぐにご説明することもできますし

使う上で最適なタイプを、一瞬にして考えます。

 

バッグのファスナーポケット

 

「だからここの定番は、

何をどんなに考えても、そのまま注文することになるのですね。」

とは、先ほどのお客様の弁。

 

長く定番を持ち続けるということは

それをお出しする方では、時代も鑑みて

つねに努力を怠っていない、ということなのです。

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