革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

Order example

2014.08.30

小銭入れとカード入れを別パーツにした長財布 フルオーダーメイド

以前ご注文くださったお客様からの、

またまた興味深いお財布をご紹介します。

 

ご注文を正式にいただくまでに

プレご相談をいただきました。

それは、「こんなお財布はできますか?」と

一筆書きの要領で、一枚革で作る長財布でした。

 

それを実現するには、

カード入れや小銭入れに問題があります・・・

という話し合いをして

「それでは別の角度で考えます。」と、今回の形に。

 

お財布のイメージ模型

 

上のお写真の赤いフェルトは、お客様が作ったダミー。

「紙で作ってもいいのですが、

革の方が厚みがあるので、実際の感じがよく分かるんです。

ホチキスで留めると、すごく便利なんですよ。

ホチキスの歯って簡単に取れるので、修正も楽です。」

 

このダミーを見ながらのご相談は

短時間で、たくさんの情報を交換できました、

ありがとうございます。

 

オリジナル刻印

 

そして今回は、

お客様が作ったロゴを、お財布にお入れしました。

お写真の下部にあるプレートが

本体にお入れしたロゴを押印するための版です。

 

このロゴについても、

大体の実物大ロゴをプリントくださっていたので

お話も早く済みましたが、何よりも

「これだと、ほぼ実物の感じがつかめます。」

とお客様には、まったく迷いがありません。

 

ベージュ色の革財布

 

こうした手芸的なアプローチは

お好きな方がおやりになると

おもしろく感じていただけると思います。

 

「こういうフェルト布は、100均で売っているので

ホチキスを含めても、すぐに材料が揃います。

小物であれば、リアルに考えることができて

すごく楽しいです。」

 

オーダーメイド長財布

 

当店でご注文をお受けするときは、

いろいろなご相談の方法があります。

 

ひたすらこちらから質問をすることで、形を見つけていく方法。

どんどん説明していただいて、リアルにあぶり出して行く方法。

スケッチ画やお写真を元にして、詰めていく方法・・・etc.

 

これが正しい方法、というものはありませんから、

お客様は、ご自分の好きな方法で、ご説明ください。

一番お客様に合った方法でけっこうです。

 

3つに分かれる長財布

 

このお客様はエンジニアの方で、

お客様と接して問題の解決策を見つけたり、

リクエストにお応えする適切な方法を考えたり、と、

まさに当店がお客様に対して行っている内容がお仕事の方。

 

長財布の内側

 

「エンジニアとお客様を結ぶ、

きちんと技術を理解しているエンジニアが、

対面したお客様のご意向を理解して、

正しい問題解決することは、とても大切です。」

 

当店もまったく同じ考えです。

設計する人がいても、作る人がいても、

クライアントのご意向を正しく受け取り、

解決方法を正しく理解していただくには、

その架け橋となる人が必要です。

 

そういう役割の人がいるかいないかが、

これからの複雑な社会では、

仕事の質を左右する大きなポイントとなることでしょう。

関連記事

  • 話題ドラマの眼帯イベント

  • メガネ用ウエストバッグ 85

  • ヘビ革アクセント使い

    ヘビ革アクセント使いの長財布 オーダーメイド

同様のアイテムを見る: