革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

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2016.04.11

先日のファスナー手帳カバーのご感想のご紹介

4.9付のご注文品に対する

クライアントからのご感想をご紹介します。

ありがたいご感想をいただきまして

苦労が報われました。ありがとうございます。

 

************

今野さま、製作ご担当者さま

 

この度は、厳しいサイズの要求に

おこたえいただきまして、

誠にありがとうございました。

 

a6サイズの本革手帳カバーで

ファスナータイプのものだと、

おそらく世界一コンパクトで軽量なものを

製作頂けたのではないかと感じています。

 

お客様は神様ですとの

言い回しがありますが、

もの作りにおいては、

顧客と業者は、

ある意味で対等だと思っています。

 

要求を出す側と、

要件を定義し製作する側が、

1つの未知の物を作るという

共通のゴールを目指すという点で、

運命共同体になるからです。

 

オーダーメイドの手帳カバー

 

そういう意味で物作りを通じて、

いろんなことを教えて頂き、

顧客である私を上手く教育頂きつつ、

要求通りの仕様で、

物を作って頂けたと思っています。

 

顔が見えず、

名前も分かりませんでしたが、

製作をご担当頂いた方にも

深く感謝しています。

 

複数のダミーの数々を見ると、

製作面で如何に試行錯誤があったのか、

一面だけでも垣間見れたと思っています。

本当にありがとうございました。

 

余談とはなりますが、

私が欲しかったものは、

常に楽に持ち運べる最大サイズの手帳ケースでした。

具体的には以下の4つ。

 

①今野さんの言葉を借りると、

常に楽に持ち運べるという感覚も

人によって異なりますが、

私にとっては

スーツの内ポケットでかさばらないサイズ。

②そして、そのサイズにおさめらそうな

手帳サイズの最大がa6でした。

この『おさめられそう』というのも

製作経験のない、あくまで私の感覚。

③また、スーツの内ポケットの空間を

最大限に活かすためには、

ファスナータイプにし、

他にも小物を一緒に収納できるようにしたい。

④素材は、長く使える素晴らしい本革としたい。

この4つの条件を合わせると、

途端に製作上、

難しいものになりそうだと

素人ながらに思いました。

 

サイズもギリギリで物が入らないリスク、

本革となると高額になるため、

市販品になることはないだろうと。

実際にいろいろ調べましたが、

やっぱり見つけられない。

オーダーメイドしかないと踏み切りましたが、

本当に実現できるお店があるのか、疑問でした。

でも、本当に欲しかった。

私にとって手帳は、欠けがえのないツールで、

こだわりたかったのです。

 

革の手帳カバー

 

本日完成品の引き渡しの際、

手帳カバーを見ましたが、完璧でした。

薄さを実現するために

ファスナーの開き具合を1つみても、

ああ、こうなるのかと感嘆。

 

ペンの出し入れも、

オーソドキシーさんにとっては

当たり前かもしれませんが、

非常にスムーズで使い勝手がいい。

素材も美しく、強度も適度にしなやかで、

今後の経年変化も楽しみです。

 

唯一、内ポケットに手帳カバーが入るかは

持ち帰り確認としましたが、

入りましたよ!

 

無理矢理ではなく、

スムーズに出し入れできます。

サイズにこだわらせて頂き、

それを見事に実現して頂いたからです。

35年間やってきて、

ここまでサイズに厳しいオーダーはなかったと

今野さんから、ご感想を頂きましたが、

オーソドキシーさんの試行錯誤と

いくつものダミーは、

私の宝物につながりました。

本当にありがとうございました。

これも、35年の実績が成せる技術ですね。

オーソドキシーさんにお願いして

本当に良かったです。

 

いつまで頑張れるか…とか、

後継者のお話をされていましたが、

本手帳カバーのメンテナンスも

いづれお願いしたいと思っていますし、

他の革小物についても、

いつか、お願いしたいと思いますので、

末長く、よろしくお願いいたします。

************

簡単そうに出来上がっているお品に対して、

ここまでご理解いただけたことに

心からの感謝を申し上げます。

 

こういう理解をしていただけますと

もう少し頑張れるかな、と思います。

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