革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

Order example

2016.06.27

GoGoガールトートの変形オーダーバッグ

クライアントの中には

ひとつご注文くださってから

容量の違うバッグをご注文下さり、

三つのバッグを持ちくださる方も

少なくありません。

 

本日ご紹介するトートバッグ

このクライアントにとっての三つ目。

どんなお気持ちで

ご注文くださったのでしょう。

二つ目のバッグをお作りした時いただいた

メールをご紹介します。

 

ガールトート正面

 

************

次に作っていただいたショルダーバッグについて

もう、今風にいうとヘビーユーザーと言うのでしょうか。

仕事にはもちろん、ちょっと出かけるのでも

(八百屋さん、近くの喫茶店etc.)このバッグです。

 

とにかく使いやすいの一言。

入れたいものがすべて入っていて、

しかもきちんと気持ちよく収まっているのですから。

 

かわいらしく、軽く、そして使いやすい。

なんと言うか、体の一部という感じです。

その割に手入れが薄いかな、

とちょっと反省しております。

 

そして、このバッグを使い始めて

「ストレスがない」とはこういう事かと実感。

入れたいものが

ひとつひとつ収まっている心地よさ。

 

ガールトート斜め

 

フルオーダーは

注文する楽しさ・待つ楽しさ・使う楽しさ!です。

待つ楽しさ…最初は1か月半は長い!

と思っていましたが

いろいろ考えていると楽しくなってきたのです。

 

ちょっと長いですが書かせてください。

初めてオーソドキシーさんを訪れた時を

思い出します。

 

ガールトート側面

 

今野さんの前に入れたいものをお見せする

目の前でデザインが決まっていく

1か月半待素晴らしいバッグが目の前に!

―これがどんなに稀有なことなのか。

 

入れたいものをお持ちして今野さんがひとつひとつ

寸法を測りながら全体の大きさをイメージしていく

(私はぼんやり見ていたのですが)

そして完成図と言って良いほどの精度で

デザインが短時間で出来上がってしまう。

(短時間+30余年の経験)

 

驚くのはさらに続き

その描き出した完成図を実際に型紙に落としていく…。

希望の内寸がこうなら外寸はこうなる

厚みがこうならその為のゆとりはこれくらい

ここを縫い合わせるなら縫う順番はこうする

etc. etc.

 

ガールトート中身

 

 

考えたらキリがないほど、

計算だけでは出ない寸法、方法、手順を

出さなければいけない。

 

とても一朝一夕ではできない技術です。

しかも、たった一つのバッグの為に

心をけずる、手をかける。

 

それらを想像すればするほど、

私の手元にこのバッグがあることに

奇跡を感じずにはいられません。

 

ガールトート側面明き

 

 

きっとこんな風に作っていただいているのだ、

と思いながら待っていました。

ありがたいなぁ、と思いながら。

 

すばらしいバッグをありがとうございました。

これから末永く大切に使っていきたいと思います。

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こんなに嬉しいご感想はありません。

深いご理解に心からの感謝を申し上げます。

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