2016.07.30
メンズクラッチバッグのフルオーダーメイド
「今まで使っていたものも
悪くはないんだけど、
いかんせん入る量が少ないのと
持ち手のところがだんだんと
壊れてきてしまったので、
オーダーメイドを試してみようと。」
男性の身の回り品を入れるクラッチバッグは
人によって
持ちやすいタイプ、使いやすいタイプが
千差万別です。
このクライアントは、
変わったアプローチの持ち手を付けた
クラッチバッグを持ってらっしゃいました。
中身が二つに分かれるタイプを
ご希望なのですが、
その分け方も珍しいものでした。
外側がひと繋がりのパーツになっていて、
バッグの底に手を置くと
つるっとして持ちやすい
技術的には、かなり作りにくいタイプ。
今回、さらに持ち手も変更して
持ちやすく、ホールド感の高いものに
仕上げました。
持ち手をギボシで留めて
手の厚みや、差し入れ方によって
フィット感が変わるようになっています。
デザイナーのもうひとつの新しいご提案は
持ち手を二本お付けしたところ。
ほんの少しだけ、それぞれの長さを変え、
二本の持ち手で
しっかりとホールドすることを
可能にしました。
ご相談時、クライアントが
「この、二本の持ち手という案が
すばらしいね。
持ちやすいし、感じもいい。
持ち手の付け根も確かに
この方が良さそうだ。楽しみですね。」
今頃、毎日お役に立っていることと思います。
ありがとうございました。