革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

Order example

2016.11.23

7年間毎日使用した当店ブリーフケースの修理

「これもまだまだ使えるから

少し手直しをして欲しいのだけど。」

ふたつ目のピックアップ時に

修理をご依頼いいただいた鞄です。

 

かぶせ 修理前

 

このバッグの大きさの割に

重い中身をお入れなので、

フタの外側と内側がずれてきました。

内側にも革を使っているので

重い荷物ですと、伸びてしまいます。

 

かぶせの中身

 

ふっくらとお作りするための芯材の下に

フタ全体が伸びないための

芯材もお入れしてありますが、

やはり毎日7年間ですと

伸びてくるのは当然です。

 

それをお直ししたのが、下のお写真。

 

かぶせ 修理後

 

持ち上がったフタの端が

バッグに沿うようにきれいにお直しします。

 

また、久しぶりにお持ちいただきましたから

磨き仕上げの処理をやり直し、

全体的に、見た目のきれいさを

取り戻しています。

 

コバの修理前と修理後

 

そろそろ持ち手も取りかえた方がいいかな

という時期ですが、

TPOに合わせてたまに使うだけ

ということなので、今回はお直ししません。

 

バッグの状況を良く見ると同時に、

お使いになる方にとっての必要性も鑑みて

修理などを行います。

 

斜め 修理後

 

「こんなにきれいになるなら

これを使い続けても良かったかな。」

とお笑いになるクライアント。

 

気分によって持ち替えていただけば

それぞれの鞄が長持ちします。

どうぞ毎日楽しくお過ごしください。

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