2016.12.16
二つ折り財布のオーダーメイド品
クライアントの中には
ご自分がリアルに考えられるように
紙の模型を作って
実際にシミュレーションする方も
お出でです。
今日ご紹介するのは、二つ折財布。
お財布ひとつで
自転車の鍵や家の鍵など
細かいものまで持ち歩いてしまおう、
という発想です。
「実際にどれくらいの大きさになって
どんなレイアウトにするのか、
こうして考えてみました。」
すばらしい実行力です。
これを作ることによって
ご自分がどんなふうに使うかを
よりリアルに感じていただけます。
こうして紙の見本を作っていただくことで
私どものご説明を
より早くご理解いただくことができます。
今回の問題点は、小銭入れ。
紙の模型をご覧いただきますと、
左側にあるのは、ファスナー式小銭入れ。
ファスナーですと
きっちり締めることができますが、
多くの場合、開き方が思ったよりも
小さくなることが大きな問題となります。
今回もそれが見受けられましたので
お写真のようなフタ式にしました。
家の鍵もきっちり入りますし、
自転車の鍵もピッチリと入ります。
革は伸びますから
どちらかというと小さめにお作りします。
細かくお見せできないのが残念ですが、
クライアントの発案で、
札入れの部分は
最低限のパーツになっています。
より小さく、より薄く、より軽く。
クライアントのリクエストに
お応えできるよう
今日も様々な工夫を考えています。