革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

Order example

2017.02.9

キーケース&小銭入れ& Suicaケース

「これこれこんな風な

キーケース&小銭入れが欲しいんですが

製作可能ですか?」

メールでお問い合わせくださったクライアント。

 

当初、簡単な絵をお送りくださって

それを元にお話ししたところ

ご来店したいということになりました。

 

正面

 

ご来店いただき

店頭のお品をご覧いただいたところ、

「あ、これこれ、これがまさに

私が欲しいと思ったものに近いです!

これをもとに変えられますか?」

という一声が…

 

背面

 

基になったのは、ウェブショップにある

一点もののキーホルダー&小銭&カード入れ

派手さはありませんが、

これひとつでカードも小銭もキーも入る

デザイナーお薦めのマルチ小物です。

 

余談ですが、

当店の店頭にはかなりの種類の

変わった視点から製作された

本来こうあれば便利、というお品があります。

もちろんどれも美しくまとめています。

 

外側

 

当店のご提案するウェブショップ製品は

1.まず使いやすいこと

2.それぞれの使い方に適した強度であること

3.無駄なデザインをするのではなく、

必要から生まれた機能を

美しく見せるデザインであること

4.経年変化するほど愛着の湧く素材であること

以上のようなコンセプトで製作しています。

 

内側

 

すべてのお品は

デザイナーが一定期間使ったうえで

最終製品にしております。

頭の中で考えただけ、とか

見た目だけで製作を決めた製品はありません。

 

何をどう入れて、どう運びたいのか、

新しい局面を持つものが欲しいと思った時、

市販品を見ることなく

とにかく自分の欲望に沿って(笑

まずはスケッチ画を描いて追及していきます。

 

そして、この辺がいい感じ、となったところで

第一号の試作製作に入ります。

それをしばらく使って、

すごく運が良ければ(ほとんどありませんが)

それを少し変更するだけで

本番用にお品を作ります。

 

隠しポケット

 

この方法は、ものすごく集中すると

クライアントとのご相談で生きる内容です。

 

新しいご相談に乗る時には、毎回、

同じ仕様や

同じコンセプトであることはないですから、

 

デザイナーは頭の中に何もない状態で臨み

短時間で

クライアントの考えをすべて引き出し

何もない状態から

ベストの案へと導き出します。

 

 

小銭入れ部分

 

 

ですから、それまでに

まったく聞いたことのない発想を話されても、

デザイナーは

頭の中にあるたくさんの引き出しから

最適なものを取り出すことができるわけです。

 

そして、アトリエが隣接していることで

瞬時にして、その新しい発想の案が

製作可能か不可能かを

クライアントにお伝えすることが

できるのです。

 

メイド・イン・銀座には、そんな意味があります。

関連記事

  • 長サイフ

  • 軽くて使いやすい、印象的な1点ものレディスバッグを店頭でご覧ください。

    軽くて使いやすい、印象的な1点ものレディスバッグを店頭でご覧ください。

  • 10年経過のショルダーバッグ

同様のアイテムを見る: