2017.02.3
ある日の女性クライアント その1.
さまざまなエリアから、クライアントが
お出でくださる当店ですが、
今日は、ある女性クライアントとの
ご相談時のお話をしましょう。
最初お電話で尋ねてくださった内容は
「どんな手触りの革を扱っていますか?」。
現在お使いの、柔らかい革の手触りが
とても気に入ってらっしゃるとのことです。
五感の感じ方は個人差のあることなので
まずはお電話でご説明しました。
「革の柔らかさをテーマにする場合
1.革自体が柔らかい革でなくても、
薄い革を使ってスポンジを入れてあるので
柔らかく感じるものと、
2.革自体がふっくらしていて
柔らかい手触りをしているものとが
あることを申し上げました。
いずれにせよ、
クライアントのお気に入るかどうか、
だけが今回のポイントになりますので、
まずはご来店いただき
お試しいただくことに…
革を触った一瞬で答えが出ますからね
続きは次回書きますが、
革の柔らかさや堅さについてひと言。
1.柔らかい革を使って
堅い製品を作ることもできますし、
2.堅い革を使って
柔らかい製品を作ることもできます。
同じ食材を使って
フレンチやイタリアンや和食を作る、
という風にお考えいただければ
わかりやすいでしょうか。
革製品は、加工の仕方によって
まったく違う見え方になります。
そこが面白いところですが、
椎茸が和食に、ポルチーニが
イタリアンに向いているように、
向き不向き、というものがあり
革の場合、それがより如実になります。
当店の特製牛革は、
どの製作方法に対しても
最高のパフォーマンスを持つ素材。
すばらしいお品を仕上げられます。
手触りもいいですし
型崩れしない、適度な柔らかさの出る
特別な素材です。
さて、余談はともかく
この女性クライアントは
どんな答えをお出しになったでしょう?
次回をお楽しみに!