革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

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2017.03.24

小銭入れ付き名刺入れのオーダーメイド品

このアイテム、

片面から見ますと名刺入れなのですが、

反対面から見ると小銭入れです。

 

どんな風にお使いになるのか

細かく伺っておりませんが、

 

名刺入れ側

 

この二つを一緒にして使いたい、

というご要望ははっきりしてらっしゃいます。

 

名刺入れは二か所に分かれるタイプ。

この定番を元にしています。

 

内側

 

名刺入れの方は、フタに

大きなイニシャル刻印をお入れしました。

 

こういった色付きの刻印加工では

ご希望のデザインで

刻印版を新しく作り、

その版を使って、パーツの状態のうちに

刻印を入れます。

 

小銭入れ側

 

クライアントにご用意いただくものは、

白黒の版下か、

イラストレーターのデータ。

 

どちらもない場合

手書きで描いていただいた図案を

白黒でくっきり描きなおし、

版を作るデータに変えたことがあります。

ご相談してみてください。

 

小銭入れ付き

 

この押印は、なぜパーツの状態で行うか?

それは、出来上がったお品には凸凹があるので

きれいにお入れできないからです。

 

それでパーツの状態で押すのですが、

これがまた、パーツより大きめに切り出した

荒断ちの状態で押印し、

その押印に合わせて

正しい水平のパーツを取る、

という方法を採っています。

 

箔押し

 

それは、押印するのに、パーツに対して
水平に入れられるわけではないから、です。

 

例えば10文字入れるとして、

その10文字は水平で一直線に入りますが、

それがそのパーツの水平に対して

きちんとした水平を取っているかというと、

それは難しいことだからです。

 

ご注文セット

 

ネーム入れは器械を使うから簡単、と

思われるかもしれませんが、

こうした気遣いがあって初めて

入れたい位置に、正しい水平で

入れることができるのです。

 

今頃はきっと

革の色も変わり始めていることでしょう。

ありがとうございました。

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