革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

Order example

2018.05.17

この季節の革、一点物のバッグや長財布用として

本日は

イタリア製最新技術の革や

姫路の新作革をご紹介します。

これから夏に向けた

お色や柄は、

この季節に湧き上がる気持ちを

真摯に受け止めてくれます。

 

当店デザイナーは

少し変わった考え方をしています。

それは、

「今の季節に

今欲しいものを持ちたい」という考え。

そしてそれに基づいて

素材入荷を実行しています。

小さいお店だから可能なことです。

 

 

メーカーはたいてい、製作時間や

ハンドリングにかかる時間を考え逆算し、

素材もデザインも紹介しますから、

半期~一年ほど早い

展示会を行います。

 

それで彼らは、

次期季節のトレンドを作り出し

色や流行のラインを提案し、

販売に繋げていきます。

 

それでも、トレンドといわれる色が

その実際の年には

あまり流行らなかったりもします。

それは、季節の持つ魔性のせい、と

デザイナーは思っています。

 

 

結局はどんなデザインであっても、

普遍性の高いものであれば

いつ見てもすてきに感じられます。

 

そして、単に季節が変わることで

よりジャストと感じるか、

そんな気分じゃないわと感じるかの

違いが出てくるだけのこと。

 

要するに

2018年春夏とか秋冬とか言っても

良いものは良いのですし、

そういうものは

年を経ても陳腐化しません。

 

 

ということで、

当店ではストレートなその季節に、

その季節の革を少しだけ入れ、

みなさまにご紹介しています。

 

そうすることで

革に施されている

最新技術について知ることができ、

昔の革の良さも再確認できます。

トレンドという意味ではありません。

 

2~4枚目のお写真はすべて、

イタリアの最新技術版。

 

 

2~3枚目のパルマヴァイオレットと

コバルトグリーンの革には、

刺繍が施されています。

この分野は、デザインのための

デザインを追求するものとして、

急速に技術が発達しました。

いろいろなブランドも出していますが、

革全面に色糸で刺繍のあるものは、

とても珍しいと思います。

 

ほとんど売れなかったとのことで、

日本に入れたコバルトグリーンは

これ一枚だけだったようです。

なるほど加工も難しいですものね…

イタリアらしい、透明感のある

きれいなグリーンです。

 

さて、4枚目は

完全レーザープリンターの染色。

クリアな色がきれいに重なって

キラキラしています。

 

堅牢度も高く、すごい技術。

この革はもうこれだけしかなかったので

小物くらいしかお作りできませんが、

こんな小物を持ったら

気分は間違いなく高揚します☆彡

 

 

最後の2枚は、姫路の革。

最近では技術が段違いにアップして、

すてきな革を作ってくれています。

 

リザードの型押しなのですが、

リザードそのままの柄ではなく

少し抽象的にしているため

ファッショナブルな印象。

リアルな型押しも悪くないですが、

今回の抽象化は大成功です。

 

 

淡いアイルトーンブルーと

ペールサーモンの2色で、

上品で涼しげな印象です。

 

半シブ半クロム鞣しの革なので、

雨に対してそれほど

神経質になる必要もありません。

 

今回入手したものはそれぞれ、

バッグがひとつと

クラッチバッグや長財布を

お作りできるくらいの量です。

 

気になる方は、ご連絡ください。

 

女性陣にだけでなく、

プレゼントとして

世界中で一点だけのものをお探しの

男性諸氏にとっても、

すばらしいニュースと思います。

 

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