革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

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2018.08.18

がま口小銭入れ付き二つ折り財布 79

「気に入って使っているのですが、

もうほんとにボロボロになってしまって…」

心配そうにクライアントがおっしゃいます。

 

お財布を

オーダーで作ってくれる人がいるか、

もう一度この気に入ったお財布を

使うことができる日が来るかどうか、

ある人たちにとっては、大きな問題です。

 

今まで気軽にしてきた毎日の行動すら

驚くほど不便に感じてしまいます。

 

 

愛用品というのは

まことにそういうものだと感じます。

お持ち込みいただいたお財布は、

それほどまでに使い込まれていました。

 

変形して大きさも変わっているので、

新しくお作りすると

たいてい大きく感じます。

まずはそれについてご説明し、

きちんと大きさをお出しします。

 

その後、がま口金具を探して、

もし問屋さんになければ

現品を使わせていただく、という流れで

製作しました。

 

 

結局 がま口金具はなく、

現品をうまく取り外して、再生しました。

そういうことができる金具と

できない金具があるので、

このクライアントはラッキーでした。

 

 

お札入れ部分もコンパクトで、

全体的に小さなこの財布は

小さい女性の手にぴたりと収まります。

 

きっとこの収まり具合が

ぴたりとして、気持ちよかったのだと思います。

 

また、小さくても凝った作りで、

カード入れはデザイン的に処理され

以下のお写真のようになっています。

 

 

当店でお作りしたお財布は

最初ふんわりとしていますが、

お使いいただき

手で撫でていただきますと

どんどん小さくぺちゃんこになります。

それが当店の特製牛革の特長。

 

店頭で20年以上お使いいただいた

数人のクライアントがお貸しくださっている

見本を見ると、

ほとんどすべての人が驚きます。

 

「ほんとにこうなるんですか!?」

 

 

今は上のお写真のようなふっくらが

ぺちゃんこになって、

入っているものの形に膨らみます。

 

革とはなんとすばらしい自然の機能を

持っていることでしょう。

 

だからこそ、

こんなに機能にあふれた素材があるのに、

いまだにたくさんの

好んで使ってくださる方がいるのだと

あらためて感じています。

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