革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

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2018.07.3

超絶妙サイズのバッグインバッグ

「今持っている

ナイロンのバッグインバッグが

サイズ的にちょうどいいんです。

この通りのサイズにして、

少し変更したいところがあるんですよ。」

 

決まったバッグの中へ

お入れになるとのことで、

またもや絶妙サイズをリクエストされました。

 

 

割と多いリクエスト内容が、

あんまり空間が余らないように、

でも入れるものがすっと入るような

サイズで作って!というもの。

 

それがどれだけ難しいことか、

ご想像つきますでしょうか?

 

しかも今回、見本を拝見しても

使えるスペースがギリギリなのに、

さらにペンホルダーを足す、という、

大変さに思わず笑いが出てしまうほどの

超ハイスペックなご依頼内容です。

 

 

こういうサイズのご依頼がある場合、

ぴったり中身を入れるだけのものを

製作するのでも、

外側を作る革の厚みや

内側のナイロン素材の厚みや

柔らかさを鑑みて

サイズ決定を行います。

 

ご希望が

タイトであればあるほど、難しいです。

 

以前もお書きしましたが、

素材と素材の厚みが変わると、

同じ容量の入れ物を作ることは

驚くほど難易度が上がります。

 

おまけにそれが

今回は外側までに及び、

納めるバッグの内のりに

ちゃんと収まるようにするのです。

 

当店は、みなさまが想像する以上に

絶妙な仕事をしています。

 

 

しかも、中身の実物を

お預かりすることができない…

 

なんか罰ゲームのような条件ですが(笑)

なんとこれは、ご注文いただく中でも

少なくないご要望です。

 

こういう、サイズにこだわりのある

ご注文が、一番高価になります。

製作に手間と準備が

さらにかかりますから。

 

 

市販品が何でも大きめなのは、

中身が入らないとまずいので

大きめに作るからです。

 

絶妙なサイズにして、

いまいち入らない、ということが

起きでもしたら

たちまち返品の嵐。

 

せっかく工夫して

安価で提供しているのに、

そんなことになってしまったら大変です。

 

 

というわけで

ここまで絶妙なサイズですと、

ピックアップ時に

クライアントが

ひとつひとつのものを

バッグのポケットに入れる作業を

しらふで見るのは、ドキドキします、

 

いろいろな面で十分な検討をしてますし

職人の腕も信頼してますから、

ほとんど大丈夫だと思ってはいますが(笑)

 

これは、超大作でした。

 

でも出来上がったものを見ると、

その大変さはみじんも見えません。

 

これが、精度を要求される製作物の

大成功版です!

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