革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

Order example

2019.05.20

お揃い革の小物セット ノート&パッドカバーとコンパクト財布 811

お揃いの個性的な革で

いくつかの小物を持つって、

なんと楽しいことでしょう!

 

お写真のシックな

リザード型押しのノート&パッドカバーと

ジーヴズ、キーホルダーは、

こうして3点並べてみますと

なんとも優美です。

ご依頼者のイメージを彷彿させます。

 

 

一度オーダーくださった

遠方の、お会いしたことのないクライアントが

二度目に投げかけてくださったご相談は、

「お揃いの革で持ちたい身の回り品」

というご意向です。

おしゃれで楽しいオーダーですね。

 

ジーヴズやキーホルダーは

定番のお品なので

特に何の問題もありませんでしたが、

この小さな大物

「ノート2冊&パッドカバー」は

かなりの曲者でした。

 

 

お仕事でお使いになるものをすべて、

この一冊のカバーにお入れになりたい

というご依頼でしたから、

最初に何を入れたいのか

列挙していただいたところ、

 

こんなにたくさんのアイテムを

同時に収納するカバーを

ご依頼いただいたのは、

初めてで、どうしたものかと

しばらく考えておりました。

 

 

最初にクライアントが考えてらっしゃる

青写真をいただいたのですが、

どうやらそれは

実際に使うには、あまり具合よくありません。

 

その理由をご説明し、

お時間をいただいて

まずレイアウトから

ご提案させていただきました。

快いお返事いただきましたので、

お写真のようなレイアウトとなりました。

 

 

たくさんの量の書類などが入るため、

実際に中身を入れ、

開け閉めして使うことを考えますと、

目だけで考えているのでは

実地には向きません。

 

特に今回の場合

元となる見本はありませんから、

これを使ったことのある人も

いらっしゃいません。

 

こうした時には

より慎重に検討し、

使えるものに組み立てるのが、

当店の得意とするところ。

 

 

でもこちらからお話した内容を

きちんとご理解くださり、

私どものやっている作業を

信頼してくださるクライアントでなければ

こうした突っ込んだご相談は

出来ません。

 

そういう意味で

このたびもすばらしいクライアントとの

ご縁をいただいております。

 

 

ポチ袋をつねにお持ちになるなど、

クライアントのお仕事の傾向が

しのばれます。

 

使いやすいレイアウトは

クライアントの毎日のお仕事を

充分にサポートできると思います。

 

 

このたび使用した革は

姫路で作られたリザードの型押し。

ピンクベージュとアクアブルーの

同じ型押しを入手できましたので、

2色を使ってお作りしました。

 

外側に少しだけアクアブルーを使い、

内側の二色使いに

イメージを引っ張って行くような

色の連動をさせました。

 

 

そうすることで

目の中にナチュラルに二色が入ってきます。

特に上品なこの二色は、

爽やかな印象も与えてくれます。

 

今頃はきっと

毎日楽しく

お仕事してくださっていることでしょう!

 

 

楽しいお品のご注文を

ありがとうございました。

 

関連記事

  • ハイブランド革のブリーフケース、定番バッグ「エルム 」41004

    ハイブランド革のブリーフケース、定番バッグ「エルム 」41004

  • オーダーメイドのショルダーバッグ

    ルバルの軽くて柔らかいショルダーバッグ

  • 札入の試作場面

同様のアイテムを見る: