革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

Order example

2009.01.21

「外箱小銭入れ付きふたつ折り札入」

5年前にお作りしたお財布。

 

ホックがだめになったので、お取り替えしました。

「父からもらった就職祝いを形に残そうと思って、このお財布を作りました。最初のうち、カードを全部入れるとうまくふたつに折れなかったんですよ。なぜかと思ったら、カードの厚み分が札入の方に出っぱっちゃって・・・」

そうです。革のお財布って、使ってなじませていくものなので、新しいうちはうまく閉じない、ということもあります。

「しばらくしたら革が馴れてきて、すんなり閉じるようになりましたが、最初はびっくりしました。」 こうして、お使いになる人の使い勝手に合わせて変わっていく革、というのは、すごいと感じます。

 

狂牛病で、こういう「すっぴんの革」を作り続けてゆくことがとても困難な時代ですが、お客さまと接していると、できるだけ作り続けたいと思います。

 

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