革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

Order example

2020.01.17

一点ものボディバッグやリュックのご紹介

今日は、当店が

一点ものや定番を作る時の

作り方についてお話しします。

 

当店はフルオーダーメイドのお店ですが、

お店としての新作や

定番もあるお店。

 

通常、アトリエには4人の技術者がいて、

ひとりのお客様に

ひとりの技術者がつきっきりになって、

オーダー品を仕上げています。

 

 

そしてその合間を縫って、

デザイナーが自分で欲しい革製品の

試作を作ってもらい、

 

一定期間使ってから

良くなかった部分に修正を入れて、

新作や一点ものをお作りしています。

 

だから佳作で、

新しいものが出るまでに

かなりのお時間がかかります。

 

 

また、どのお品をとっても、

見える以上に工夫がされています。

 

上のお写真は、一点もののボディバッグ

男性が使っても女性が使ってもいいように、

ストラップの長さ調節は

かなりたくさんの長さ範囲で可能です。

 

当店のデザインは基本

ユニセックスでお作りしています。

下のお写真をご覧ください。

 

 

当店で製作した品々の特長は、

大きさに関しては

「見た目小さく、入るのたくさん」です。

 

製作方法に特徴があるので

そうしたことが出来るのですが、

市販品の中には

大きさの割に少ししか入らないものが

少なくありません。

 

中身がごちゃごちゃになってしまう

ものも多いです。

 

そんなことで煩わしい思いをしないよう、

当店がご提案するデザインや

製作方法には すべて、

意味があります。

 

 

また、新年にお出しした

一点ものリュックは、

その路線を踏襲し、小さく見えますが

 

A4サイズが入り、

たくさん入れても

腰の引っ込んだ棚部分にフィットして、

身体が楽に感じてくれるもの。

 

 

市販の革のリュックは

ブランドが出しているものが多いようですが、

割とおおざっぱな仕様で

細かいものの収納に困ることが多いと、

来客のみなさまから伺っています。

 

今回のリュックを作るにあたり、

デザイナーは

三個のリュックを

三年ほどかけて、使ってみました。

 

そのうえでのアプローチが、このお品。

 

 

デザイナーはよく

「歳を重ねた人のことは、

自分がその年齢になったとしても

理解できないことが多いのよ。」と

言っています。

 

デザイナーは、

自分より年上の人が

現在使っているものをどう感じているか、

また身体の機能や体力が

歳を重ねることで

どう移り変わっていくかを、

両親の存在を通じて

絶えず観察しています。

 

ご年配の方に使いやすいということは、

もっと若い年代には

さらに使いやすい、ということ。

 

当店のモノ作りは、

「人の身体を楽にして、

快適をお届けしたい」という精神から

始まっています。

 

そして、お持ちいただくことで

「その人の持つ

ほんものの品格とプライドを

表現したい」と

デザインしています。

 

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