革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

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2020.03.15

メールでのご相談でお作りした、どこにも売ってないメンズセカンドバッグ 98

長いお付き合いをくださっている

クライアントの中には、

ご自分が使う場面場面に合わせて

すべてのバッグを揃えてくださっている

クライアントがいらっしゃいます。

 

本日のご注文品は

そういったクライアントから

大切な方へのプレゼント品として、

 

メールを通してご相談いただき、

それにお応えすることでご注文いただいた

メンズクラッチバッグ。

 

こういう、外へ出たくない時には、

メールでのご相談がお勧めです。

 

当店には、メールだけのご相談を通して

何度もご注文くださっているクライアントが、

全国にたくさんいらっしゃります。

 

みなさま、いつもありがとうございます。

 

 

お写真で出来上がったお品を見ると、

おそらく「何が大変なの?」と

疑問がわくほど、このセカンドバッグは

自然に出来上がっていると思います。

 

しかしこれは

とても大変な考え方を要求されるデザイン。

どうやって作ろうかとしばし考え、

一生懸命作るしかない、といったものでした。

 

 

使う方からのリクエストが出たことから

こうした作り方をしましたが、

ご提案する側としては、自発的には

あまりご提案しないデザインです(笑)。

 

それは、全開ファスナーの形で

あまりマチ幅がないのに、

前後それぞれのマチに

持ち手を付けなくてはいけないからです。

 

 

こういった仕様は、革で作る時には

少し無理をする技術を必要とするため、

ナイロン製や合皮素材でなら

問題なく作れますが、

きちんとした革で

長保ちするものにしようと思うと、

まずお作りしないデザインです。

 

でもちゃんと、長保ちするよう

きちんとお作りしていますから、

安心してくださいね!

 

 

ファスナーが全開しても、

内側にストッパーがありますので、

中身がバッグから飛び出すことはありません。

 

今回の仕様は、お持ちになる方が

現在持っているバッグから、

不満な点を箇条書きにしていただいて

導き出された形です。

 

途中で、お使いのバッグのお写真を

何枚かお送りいただきました。

 

そして、当店ウェブショップにある

クラッチバッグのデザインが気に入られた、

ということで、

そのデザインを踏襲しました。

 

こうしたトライアルなお品は

自分たちからは作りませんので、

ご注文いただけて、とてもありがたいです。

感謝感謝です。

 

 

何度もお書きしていますが、

何か出来上がってる形のものが気に入った、

という時には、その形の

何が気に入っているのかを

お答えいただかなくては、

正確な理解につながりません。

 

こういった込み入った内容まですべて、

当店では

メール上のコンサルティングでも

行っております。

 

 

これをできることが、

製作技術者とコンサルタントデザイナーが

それぞれの技術をより特化するために

分業している、大きな「意味」です。

 

製作と相談とを

一人で受けているお店の人に

同じことをやれといっても、

時間的に、とても無理なことです。

 

ものを作るには、

フルオーダーメイドの場合、

ひとつひとつのオーダー品に合わせた

デリケートな仕入れも必要です。

 

それには実際、

イメージに合った革や金具を探すため、

何件もの問屋を

自分の脚で回る必要がありますから。

 

一点の製作物に使われる時間は

膨大なものです。

 

ですから、当店のホームページのトップに

「オーソドキシーのすべてを

あなただけのために」

と謳っています。

 

 

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