革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

Order example

2021.01.22

定番を元にしたポシェットバッグ 209

 

「生活が変わってきたので、

斜め掛けのポシェットバッグが

必要になってきました。」

 

お仕事時には

車で移動するクライアントですが、

必需品を小さいバッグに入れて

小さめ鞄で書類やパッド等を持ち歩きたい、

というお考えに変わってきたご様子です。

 

 

 

どんな形がいいのか、お話を伺いますと

大げさなものではなく、

さりげなくて小さめが良い、という

お返事でした。

 

形にはこだわりが無いとのことなので、

どんなものを入れるか、

中身を見せていただいてから

引き出した形が、

この「スィーベル」の変形。

 

 

 

たしかにこの形は、

中味が少ないなら少ないなりに

形がきれいですが、

パンパンに中身を入れても、

その厚みを

うまく、ぷくっと吸収してくれます。

 

どんな時でも形がうまく収まるように

と選んだのは、

本体と上部のマチが一体化している

この形の特徴が合ってたからです。

 

 

 

あまり大きくしたくない、

ということで、中身に合わせて

マチにテーパーをかけています。

 

そうすることで身体に沿ってくれて、

持った時、収まりがしっくり来ます。

 

 

 

ザクザク使うカジュアルなものなので、

なるべく安価に済ませたいと、

ストラップの長さを決めました。

 

ストラップの長さといえば、

 

今までたくさんの人を見てきましたが、

たとえ調節のできるストラップであっても

ほとんど長さを変えない人が

たくさんいるな、と感じています。

 

 

 

そんなことで、今回は

長さ調節なしのタイプをお薦めしました。

ストラップには長い革が必要ですから、

調節なし、となることで

かなりの革が節約になりますし

加工の手間も違います。

 

何より、結局調節しないのであれば、

紐全体のヘタりも少なく出来ますから、

クライアントと製作者両方にとって

かなり良い解決方法です。

 

フルオーダーメイドなら、

一番よく使う、身体に合った長さで

ストラップを作ることが出来ます。

無駄を省けば、余分なものが無いことで

スッキリと動けます。

 

ご注文、ありがとうございました。

 

関連記事

  • カラフルな「ジーヴズ」(ファスナー式財布)

  • マチ

    ウエストバッグのリピートオーダー

  • 端処理の特別なオレンジの長財布 104

同様のアイテムを見る: