革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

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2021.09.25

100万円の札が入る長財布 10609

 

以前、クラッチバッグとスマホケース、

別のタイプの長財布をオーダーした

クライアントが、

再度おいでくださいました。

 

遠方の方なので

頃合いを見計らってのご来店。

ありがたいことです。

 

 

前回お選びいただいたお財布は

100万円まで入らなかったため、

今回はそれが楽に入る長財布を、

というご要望。

 

当店は、いろいろな方から

このようなお尋ねをいただきます。

「キャッシュレスの世の中なのに、

いったいどれくらい

100万円持ち歩く人がいるんでしょうか?」

ほんとに不思議ですが、

数としては少なくないと感じます。

 

さて、こちらのクライアントには

特別なイタリアンレザーの

在庫がもう少しあったため、ご紹介しました。

「これは素敵ですね!」

はい、100万円持つには

ふさわしいイメージと思います、

ということでこの素材に決定しました。

 

 

ほとんど黒に近い濃紺なので、

黒に見せるために

内側素材を黒にしています。

 

表の素材は

使うことで色濃くなりますから、

そのうち黒に見えてくることでしょう。

 

おしゃれなクライアントなので、

どのように型押し柄を見せたいか、まで

今回はご指定いただきました。

 

 

柄の取り方は、

お任せであってもなくても、

すべての製作物において

デザイナーが「見せる柄」を選んでいます。

 

柄の出し方は人によって違いますから、

ふたつと同じものはありません。

 

持ち物は、オーダーする人にとって

その人がどんなイメージの人なのかを、

言葉を用いることなく

外にアピールできる良いチャンスです。

 

一対一のコンサルティングをすることには、

そんな意味も含まれます。

 

 

こちらのクライアントからは、

前回お作りした長財布とお揃いで、

キーホルダーと名刺入れも

ご注文いただきました。

 

お揃いの革で小物を持とう、という

おしゃれなクライアント。

このたびもありがとうございました。

またお目にかかる日を

楽しみにしております。

 

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