革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

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2022.11.1

当店特製牛革「ルバル」、コンパクト財布の10年の経年変化

貴店でいただいたお財布の革が

だんだん黒くなってしまったので、

きれいにして欲しい。」という

お電話をいただきました。

 

銀座においでと伺いましたので、

お店まで足をお運びいただきました。

 

 

 

 

 

 

拝見しますと、ルバルのワインカラーが

きれいに黒っぽく色づいています。

「この革はこういう風になるのが理想で、

全体にきれいに黒っぽくなっていますから

これが正しい経年変化なのですが…」

 

説明しながら店頭にある

22年物のワインカラーのミニマムマックスを

お見せしましたら、

「これは良い感じだねえ、

比べると一緒だ!なんだ、これで良かったんだ…」

 

 

 

 

 

内側がまだワインカラーのままでしたから、

外側を黒く汚してしまったのだと

思っていらしたそうです。

 

「いえいえ、このタイプの革は

手で撫でることでどんどんツヤが出て、

キズをつけても治っていくんですよ。

そして黒っぽくなっていきます。」

 

内側のワインカラーは

黒くなっていませんが、お写真のとおり

きれいなツヤが出ています。

外側とのコントラストもきれいです。

 

 

 

 

 

 

「10年ほど使っているけど、

当時はこんなに小さなお財布はなかったから、

友達から

よくそんな小さいお財布あったなあ、とか

どこで買ったの?とか

いろいろ言われてきたんだけど、

 

最近はこれくらいの大きさの財布が

普通になってきたから、

何か他のタイプはないか

見に来たいと思って、それもありました。」

 

「だけどね、そうは言っても

この財布はとても軽いし、

柔らかくて触り心地がすごく良いし、

これ使っちゃうと

他の財布を使えなくなっちゃうんだよね。」

 

 

 

 

 

嬉しいことを言ってくださいます。

革の経年変化がどうなるかもご理解いただき、

きれいな財布をお見せいただけて嬉しかったです。

ありがとうございました。

 

もっと小さくて

カードも小銭も1~2枚ずつであれば、

カードサイズのこのお財布がお奨めです。

「色を決めたら

ウェブショップから申し込みますね。」

お待ちしております。

 

 

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