革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

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2024.09.16

B5ノートカバーと革の色の話 240804

まず最初に

お電話でお問い合わせをくださった

クライアント。

「~社のXXのような深い赤色の

B5ノートカバーが欲しいのですが、

そんな色はありますか?」

 

 

 

 

 

 

お話をお聞きしますと、

そうとう色にこだわりがあるようです。

とりあえずお探ししてみます、

とお返事して電話を切りましたが、

 

いろいろとお探ししても

なかなか説明されたイメージの深赤は

見つからず、

「もう少し明るくても良ければ

在庫で持っている革があるのですが、

ご希望ジャストのお色は見つかりませんでした。」

というご報告となりました。

 

 

 

 

 

 

 

すると、ではそれを見に行きます、

というお返事をいただきまして、

ご来店時「この色だったらオッケーです。」

と即ご注文いただきました。

一緒に文庫カバーも。

 

お電話では

赤の色はこれ以外ない、という感じの

こだわりをお持ちの方と感じましたので、

えっ、これでオッケーでしたか…

と拍子抜けしたのですが、ともかく

実際にご覧いただき、

気に入っていただけて、良かったです。

色に関してのお問い合わせでは

こういうケースはラッキーかもしれません。

 

じつはB5カバーはプレゼント品で、

文庫本カバーはご本人用でした。

お受け取り時はお二人ご一緒においでくださり、

とても喜んでくださいました。

ありがとうございます。

 

 

 

*赤と同じハイブランドのグリーンの革。

 

 

 

ここでみなさまに申し上げたいのは、

「この色でなくちゃ」

という色へのこだわりが強ければ強いほど、

ジャストのお色を見つけることは

ほとんどできない、と

思っていただけるとよろしいでしょう、

ということです。

 

欲しいお色の、グラデーションでも良ければ

お探しできるかも、と思ってください。

 

 

 

 

*裏地も赤と同じなので、そこはかとなく
セット感が漂います。

 

 

 

今回の革はハイブランドの赤で

フランス製ですが、

店頭にある

日本製の同じような色揃えの革と

比べてご覧いただきますと、

明らかに発色がクリアです。

 

製作場所によって発色も違うことが

革の特徴です。おもしろいですね。

 

どちらが良い、とか優れている、

ということではなく、

大まかに2種類の色出しの革がある、

と思っていただけるとよろしいかと。

 

「良い革」は人の数だけあります。

ご自分が革に何を望んでいるかが

わかると、選びやすくなります。

 

普段からたくさんのお品物を見て

ぜひ「自分基準」を作りましょう!

 

 

 

 

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