2024.09.20
ゾウ革ゴールドブラウンの車のキーも入るキーケース兼折り財布 40803
このケースの中に入るものは、
・お札と6枚のカード
・車のキー2本
・運転免許証
・家まわりのキー2本 です。
車好きの方にとって
車のキーや身の回りの貴重品を
どのように持ち歩くかは
頭の痛いところと思いますが、
今回のこのクライアントの解決方法は、
とても参考になると存じます。
じっくりとご覧ください。
最初にお尋ねいただいた案を
ご本人がさらにブラッシュアップして、
ファスナータイプから二つ折りに
変更なさった、という経緯があります。
その甲斐あった
より良いケースのご注文へと繋がりました。
*免許証はすっぽり隠れますが、
出し入れしやすい切り欠き部分を作りました。
まず免許証の入れ場所ですが、この方は
ケースを開かないでもすぐ出せるよう、
外側に配置しました。
そして、車のキーが入るとなると
ケース自体が厚みのあるものとなり、
何らかの形で閉じる必要が出てきますから、
ベルト留めになさいました。
一番最初は
ぐるりと一周ファスナーで、という
アイデアでお尋ねいただいたのですが、
このベルト留めの方が機動性が高いですから
使い勝手は断然優れていると思います。
おそらくネットでたくさんの製品を
ご覧くださり、
シミュレーションなさってくださったのだと
想像しています。
ご注文をお出しくださるまで
たくさん考えて、
きっと愉しんでくださったことでしょう!
*キーケースの外側に札入れを配しています。
キーの下、左右にカードの入るポケットがあります。
今回の製作にあたり、
クライアントには中ほどで
二度目のご来店をいただいています。
その理由は、
車のキーをお預かりできなかったため、
ダミーケース(サイズ試作)のサイズを
店頭でお試しいただきたかったからです。
初回のご相談では、
アトリエで製作責任者が
ふたつのキーの採寸をして、
ザクっとしたケースサイズまで考慮します。
この時間、わずか15分ほど。
これを短時間で行える技術者は
めったにいません。また
アトリエ隣接だからできることです。
このような対応ができるよう、
みなさまにはご予約時点で
あらかじめご相談アイテムをお伺いします。
そして
技術者を必要とするかどうかを吟味し、
必要に応じてお時間をご用意することで
可能になる作業です。
ですからご相談するみなさまは、
ご相談時から
デザイン、技術と両面の
コンサルタントをお持ちになっています。
今回のように
サイズ決めの難しいオーダー品や
見本のあるオーダー品では、
一度目の来店では採寸などがあり、
二度目の来店をお願いする場合もあります。
*カードは左右3枚ずつ、まとめて入れます。
下のポケットとキー金具のつく革との間に
ぴったり収まるところが秀逸のアイデア。
さてこのキーケース、
さらなる工夫がありますのは、
車のキーは大きなホックで留めていて
外すことができるところです。
したがって単独でキーを持つこともできます。
またこのドットホックにしたことで
留め部分に稼働性も出て、
とても使いやすくなりました。
このようなすばらしいご注文品を
お考えになったクライアントに乾杯!
このたびはすばらしいご注文を
ありがとうございました。
もちろんゾウ革は
秀逸な柄部分でお取りしています。
小物であっても
なんと存在感のある革でしょうか!