革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

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2024.11.9

定番ラティーゴバッグのブリーフケース 240903

とてもきれいなブリーフケースを

ご紹介します。

 

一年ほど前、2代目のブリーフケースを

ご注文くださった方が、

もう少し荷物の入る時用の鞄を

と、ご注文くださいました。

 

いつもぴっちりとスーツ姿の

クライアントですから、

きちんと仕事、というイメージを崩さずに

個性的な鞄を持ちたい、というご意向もあり

この一点をお選びくださったご様子です。

嬉しいことです。

 

 

 

 

 

 

今回お選びになった基本デザインは

定番ラティーゴバッグのA4サイズ

 

普段お仕事では

あまりたくさんのお荷物を持たないため、

前回お作りした鞄

かなりストイックなサイズでした。

 

「お目にかかる状況や相手によって、

ブリーフケースを床に置くか、

椅子の後ろに置くかが変わります。

それなので、まずは

自立してくれる鞄、という要素が

一番大事です。前回の鞄は厚みが薄いですが、

ほら、こうしてちゃんと立つので

とても便利に使っています。」

ありがとうございます!

 

 

 

 

 

 

今回は荷物が増えた時に、

ということですから、底に厚みがあって

嵩の張る持ち物も入るようなデザインを

お選びになりました。

 

でも定番ラティーゴバッグですと

もっと持ち手が長いので、

このブリーフケースとは

まったくイメージが違います。

 

 

 

 

 

 

出来上がりをとても喜んでくださったのですが、

「これは、どこにもない鞄になりましたね。

持ち手を短くしていただいて良かったです。」

と、持ち手の長さと付け方を変えるだけで

こんなにも印象が変わることに

驚いていらっしゃいました。

 

こちらのクライアントは美意識の高い方で、

底鋲(上のお写真の底に付けた鋲)の

大きさもご指定いただきました。

 

元々もっと大きめの

丸いタイプをお付けしていますが、

たしかにこの方のお好みから行きますと、

ちょっとイメージが違いました。

出来上がりは、下のお写真をご覧ください。

 

 

 

 

 

 

今回のように、

「これが近いんだけれどもどこかが違う」

と感じられた場合、

ディテールを変えることで、大きく

イメージチェンジさせることもできますから、

参考になさってください。

 

 

 

 

 

 

毎日の仕事に対して、今回

ふたつ目の鞄をご注文いただいたのですが、

これは、どなたの生活の中でも

とても便利、と感じていただける

ご注文の仕方です。

 

デザイナーはよく言うのですが、

「鞄はね、仕事の時でも

プライベートの時でも、

最低ふたつずつ持っていると

たいてい快適にお出かけできるんです。」

 

それぞれふたつずつ、というのは

荷物量によって持ち替えるという意味で、

普段の荷物量の鞄(中サイズ)と

それよりも多い荷物量の時の鞄(大サイズ)、

ということだそうです。

まさに今回のご注文でのサイズ選びです!

 

そしてふたつ持っていただくことで、

それぞれを無理なく使うことができますし、

それによってどちらも長保ちしてくれますから、

良いことだらけ。

 

 

 

  

 

 

 

この方に初代の鞄をお作りしてから

かなり長いお時間が経っていますが、

気に入った鞄で、

ご自分のライフスタイルに合うものは、

やはりオーダーメイドが最良なのかと

思わせていただいたオーダーです。

 

ご自分のスタイルをお持ちの方ほど

そう言う傾向があります。

 

お忙しい中、お昼休みのお時間を割いて

ご注文とお受け取りにご来店くださって

ありがとうございました。

これからもお仕事でご活躍なさいますよう、

心から願っております。

 

 

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