革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

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2025.01.11

婚約のお祝い、フラグメントケース(長札入れ )41111

おめでたいご注文品のご紹介です。

今回も婚約者の方への

プレゼントとしてご依頼いただきました。

 

こうして出来上がってみますと

「フラグメントケース」に分類される

札入れとなりましたが、

ご注文の最中は

そんなことに気づかず…まことに

最近の商品分類にはいろいろあるものです。

 

 

 

 

 

 

今回のフラグメントケースのポイントは

札を入れて、なるべく小さくすること。

 

当初ご指定いただいたサイズでは

札を折ることなく入れられませんでしたから、

サイズについて何度かご確認いただきました。

 

実際によくあることですが、

コレコレを入れたい、

そしてサイズは何センチで、

と ご相談いただいても、

指定のサイズでは中身が入らないので

こういうサイズになります、という

やり取りがあります。

 

そうすると、

出来上がりサイズのイメージが

合わない方も、ごくたまに出てきます。

 

もし決まったサイズのものを

入れる必要があれば、

サイズ指定はせず

お任せいただくことをお薦めします。

 

どうしてもサイズ指定したい場合は、

入れたいものが入らないこともあります。

 

もしこんなことが起きたら、

先に挙げたふたつの項目を比べて

お考えいただくとよろしいと思います。

 

 

 

 

 

 

さて、この札入れはお相手の方が

ズボンのポケットに入れて使うとのこと。

それで なるべく薄く、

というご希望もいただきました。

 

最初サイズ指定をなさったのは

そのような理由からでした。

 

お入れになるものは

交通系カード、他のカード3枚、

札を6枚ほど、というシンプルさです。

どんなお相手の方なのか、想像が広がります。

 

またこのケースは

極限まで小さくするために、

札入れの開閉はL字をご提案しました。

 

このL字開きにしますと

最小サイズでお作りできますが、

この形をお好きでない方には

お薦めできません。

好き嫌いが出てくるタイプと思います。

 

 

 

 

 

 

このように、小ものでも

あらゆる角度から

コンサルティングをしなければ、

ほんとに使ってもらえるものは作れません。

 

言われたとおり作ることは

ある意味 もっとも簡単です。

使用後さえ考えなければ

出来上がったものに対する

コンサルティングの責任はないですから

とても楽、というのがその理由。

 

コンサルタントは星の数ほどいますが、

相談を受けた内容をリアルに想像できない人が

有効なアドバイスをできるでしょうか?

 

先日こんなことがありました。

当店のホームページがわかりにくい、

というみなさまからのご指摘を

改変後も気にしていたところへ、

ある製作会社が、提案をしたいと

アプローチしてきました。

 

デザイナーは期待して聞き始めたのですが、

お店の意図をまるで理解していない

彼らの提案内容には、

かなり早い時間からあきれていました。

 

これほどのことは珍しいのでしょうが、

そんなレベルの人たちに

コンサルタントを名乗らせる会社もあります。

 

モノも人も見定めることが大切。

 

当店でのフルオーダーメイドの経験は、

きっといろいろお役に立つと思います。

いつまでもお幸せに!

 

 

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