2025.01.21
始まりは2002年の長財布、長くお使いいただいた革小物たち
「ずっと忙しくて来られなかったですが、
昨日からそろそろキーホルダーを作りたいな、
という気持ちが沸き上がってきて…
ここのオーダー品はすべて、ずっと使ってます。
良いお品を長く使いたくて
初めてこちらへ来てから、
もう20年以上になりますね。」
ありがたいことです。
*2002年に初めてお作りした長財布
「この長財布が最初だったんですよ。
とにかく手触りが良いし、使いやすくなって。
まだまだ大丈夫です。」
という流れから、
ご来店日にお持ちになっていた
バッグの中の小物たちを全部
お見せいただきました。
*2010年までの間にお作りした
小銭入れ(左)と箱タイプのペンケース(右)
*左は2010年のスィーベルポーチ
右は2013年にお作りしたミニ6穴システム手帳。
「これがないと生活できません、文字通りの
意味で言っていますよ。」
どれを見てもツヤツヤで
ツルツルの手触りが気持ち良い
革の仕上がりです。
よくぞここまで大事になでてくださいました、
ありがとうございます。
柔らかくふっくらした革ですが、
使う時に手で撫でていただくと、それだけで
表現する言葉を見つけられないほどの
経年変化を見せててくれます。
また変化は、
見せてくれるだけでなく、
これに比類する触り心地も
未だに思い浮かべることが出来ません。
*スィーベルのオイル入れ後。
どの小物にも様子を見ながら
オイル入れをしましたが、
ここまで手触りが良いと、
却って人工的にオイルを入れる必要も
なさそうでしたから、
ほんの少しだけ、という感じです。
当店では、
それぞれの革の様子を見ながら
一つひとつに合わせた手当をします。
これが大事なこと。
人の皮膚と同じで、
どれも同じ手入れをすることはできません。
ポーチの中までお見せいただいたのですが、
毎回驚くのが、
当店オリジナルナイロン地の強さ!
おまけにまだまだきれいです。
使う方の使い方もあると思いますが、
丈夫さはかなりのものです。
「良いモノを長く使いたいので、
こちらでお願いするんですよ。」
嬉しいです。
このように、お持ちくださっている方の
ご来店で知ることのできる
オーダー品のその後は、
とても励みになります。
これからもよろしくお願いいたします。