実際のオーダー例
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貴方のオーダーのヒントになさってください。
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ゾウ革とは?
ゾウ革は、ワシントン条約に準じて
提供される革素材です。
当店が入手しているのは、
主にジンバブエの革。
記憶にある一番昔のゾウ革の色は、
ブラック、ライトグレー、グレー。
そこにたまにブラウンが加わり、
ずっとその4色だけでした。
上のゾウ革は
濃い目のグレーに見えますが、
墨染め(水染め)のグレーです。
国内で染めています。
このように、ここ5~6年は
染色前の革を
入れるようになりましたから、
日本での染色が可能になりました。
先に挙げたベーシックな黒やグレーは
ジンバブエで染めています。
そしてそれが日本に入り、
私たちのもとへやってきます。
*ジンバブエ染色のライトグレー
ゾウ革の特徴は、ワイルドな柄と
丈夫さにあります。
それはそれは丈夫です。
下の2枚のお写真は、製品は違いますが
ゾウ革黒のオーダー品出来上がり直後と
長くお使いいただいた使用後です。
*ブラックの出来立て。
深い黒がうつくしい。
ツブツブが起っていて、
表面はざらざら。
*長くお使いいただいた黒の使用後。
ツルツルで、
最初とは全く違う手触り。
説明にあるとおり、
この革の使い始めは
皮膚にツブツブがあって、それが
起ち上っている状態なので、
ざらざらした手触りです。
例えば、作り立てのジーヴズを
ズボンのポケットに入れようとすると
ポケット入り口の布にひっかかって
うまく入れられません。
ところが、使っていくと
革の表面がツルツルに変化していき、
スルスルとポケットに入るように
なります。
これが経年変化のおもしろさ。
*革の中の柄のない部分のバッグ
そして、革の柄(筋のような線)の
あるところとない場所がありますから
人によっては、
上のお写真のような部分での
ご注文をくださいます。
*きれいな柄の入り方をした鞄。
いずれにしても
大きな体を持つ野生動物ですから、
一頭一頭柄も違えば
一頭の部位によっても柄が違います。
どんな製品を作っても一期一会。
他に誰も持っていません。
そして、環境を守るために
毎年間引かれるゾウ達の命を
無駄にしないために、
私たちは彼らの革を使います。
ご笑覧ください。