実際のオーダー例
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貴方のオーダーのヒントになさってください。
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当店フルオーダーならではのディスカッション風景 508
今日は、「なんだろう、これ?」と
みなさまが思うお写真を挙げます。
これは、今度お作りする
ガーメントケースの
相談をしているところ。
みなさまは、
「フルオーダー品を作る」ために
もっとも大事なことは、
何だと思いますか?
それは「確たる構想」です。
ひとつの完成品に向かって、
どんな材料をどう使うことで
ご依頼者の持つイメージが叶うのか、
また、無理なくきれいに作るために
どのような製作方法が最良なのか、
など、どのオーダー品に対しても
活発なディスカッションが
行われます。
「三人寄れば文殊の知恵」とは
よく言ったものです。
今回のオーダー品にはベースとなる
見本品があります。
当店では
大きさ見本がある場合、
採寸したのち写真に撮って、その場で
製作に必要な情報をすべて揃えます。
*見本をお預かりする場合もあります。
時間にするとたいてい、15分ほど。
そのくらいのお時間でしたら、
お待ちいただくのも
さしたる苦痛でもないと思います。
そして、情報を得るにしても、
この時間の短さは驚異的です。
当店では難なくやっていますから、
お待ちになっている方はきっと
どこでもできること、と
思っているに違いありませんが。
でもこれはひとえに
アトリエ隣接店舗のおかげであり、
複数の高度技術者が常駐していて
その場で製作していることによる
大きな成果です。
その後、
それぞれのオーダー品に合わせて
製作担当者を決め、
詳細の説明に入っていきます。
今回はディスカッションの中で
金具決めの場面。
ディスカッションは必ず、製作担当者
技術責任者・デザイナーの3者で行い、
ご依頼者の持つイメージを含め、
詳細まで話し合います。
そうした全体像の説明の後には、
具体的な使用金具の決定があります。
当店には品質的、デザイン的に
これならOK!という金具があります。
それでもそれぞれに
たくさんのデザインがありますから、
そのうちのどれが
今回のオーダー品に合っているのかを
デザイナーが選定し、
付け方などを確認をします。
「オーソドキシーのすべてを
あなた一人のために…」
この合言葉の下に
みなさまのオーダー品は
大切に作られています。
ですからこの3者の相談は、
オーダー品が出来上がるまで
何度も行われます。
これがあることで、
「使えるオーダー品」が
現実になります。
ひとり一人のご依頼者のために、
こんな風に人智も割かれています。