実際のオーダー例
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貴方のオーダーのヒントになさってください。
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真っ赤なヘビ革の粋な小銭入れ 508N
最近のアトリエでは
「わあ~~~」という歓声の上がる
うつくしいオーダー品が
つぎつぎと出来上がり、
私たち製作者側も
気持ち良いオーダー製作の時間を
過ごしています。
ご注文者のみなさまには
心からの感謝を申し上げます。
*正面でフタを閉じたところ。
以前プレゼント品をご注文くださった
クライアントが、
同じ方へのプレゼントとして
小銭入れをご注文くださいました。
ステキなことです。
「前に差し上げたものは、相手の方が
気に入ってずっと使っていますよ。」
今度は還暦祝いとのことで、
赤いヘビ革でお作りします。
メールで始まったご相談ですから、
真っ赤一色のヘビなのか
模様のあるヘビなのかわからず、
少しやり取りしました。
互いにとって明確な内容であっても、
それぞれの思い込みがあったら
行き違いが出てしまいますので、
そこはきちんと確認します。
*フタを開き、後ろから見た全体像。
そしてこの形と仕様ですが、
45年目にして初めて作った形です。
なんと複雑な形でしょう!
ご説明から、ベースになったのは
この後ろ面に、マチのあるお部屋を
お付けする、というご希望です。
一番上のお写真の状態でフタを開くと、
正面に
ミニマムマックスが出てきます。
この箱形小銭入れは
手前に引き出すように開きます。
また、最初に開いたフタ部分を
奥に広げていきますと、
笹マチのついたお部屋が
ミニマムマックスの後ろにあります。
下のお写真でご覧ください。
*手前はミニマムマックス
奥はマチ付きキーケース。
こうして出来上がってみれば
うまく収まっているので、
「どこが大変だったの?」
と質問が出るでしょうが、
平らな材料をミシン縫いで
立体にしていくことには、
数々の製作制限が出てきます。
また、どういう順番で縫えば
完成するのか…これを考えることは
ほぼほぼパズルのような感覚。
でも何よりまず最初に、
この、頭で考えた形が、
現実的に製作可能なのかが問題です。
横から見てもハンサムな小銭入れは
あまりにきれいで、
出来上がった時、歓声が上がりました。
「きれい、カッコいい~~」
手前味噌でないことに、
クライアントにも同様に
おほめくださいました、嬉しいです。
差し上げるお相手のことを考えて、
「今使っている小銭入れに
そろそろ変え時が来てるんですよ。」
とおっしゃったクライアント。
プレゼントはまさに「愛」です。
喜んでいただけることを願っています。
このたびも
ありがとうございました。