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20年以上前のフルオーダーメイド、革製ブリーフケース2601N

20年以上前のフルオーダーメイド、革製ブリーフケース2601N

2026/03/16

 

何と懐かしい鞄でしょう!

20年以上前にお作りした

フルオーダーのブリーフケース。

 

「自分でデザインして

出来上がりがカッコよかったので、

長いこと飾っていました。

持ち手をそろそろ変える時期が

来たみたいなので、

直してください。」

 

とてもきれいなのは
そういう理由だったのですね、

ありがとうございます。

 

 

 

拝見しますと、持ち手と、

持ち手をつなぐジョイント部分が

ひび割れ初めています。

 

モノは、

使っても

使わなくても、

経年劣化することに

変わりありません。
これ、けっこう大事な事実です。

 

 

 

 

革製品の劣化は、

市販品であれば

内側はたいてい布張りですから、

その布の性質によって

表面がボロボロと崩れたり

布そのものが破れたりしますが、

 

当店の”外縫いバッグ”でしたら

内側に革を使っていますから、

中は外と同じくらい保ちます。

お写真撮っておけば良かった…

 

しかし外側に関しては、

オリジナルレザーの場合

オイル分が足りないと

ひび割れてきますから、

使って触っている方が劣化が遅い、

というおもしろいことになります。

 

 

 

 

このタイプの鞄の場合

どこが消耗するかと言いますと、

まずは持ち手です。

 

またこの持ち手は

スライドするタイプですから、

ジョイント(付け根のパーツ)

も持ち手と一緒に傷みます。

 

左のお写真で、

ジョイント部分が切れているのを

ご覧いただけると思います。

 

 

 

 

そして同様に劣化するのは、

開け閉めするフタの付け根部分。

 

革製品の折り曲げる部分は、

人の顔で言うと

目じりのような場所ですから、

しわが増えて

より、油分が足りなくなります。

 

また、

持ち手のように力のかかる場所、

それから

フタの曲がる部分のように

しわの出来やすいところは、特に

オイル入れをこまめにすることで

劣化を遅くすることができます。

 

人の顔と一緒ですね!

 

 

 

 

上のお写真は

修理をしているところです。

 

持ち手とジョイントは新しくし、

胴体は外ポケットの中側まで
パッチを付け補強しますから、

フタの直線から

コの字に縫い目をほどいて

縫い直します。

 

以前に縫って空いた針孔と

同じ針目をたどれる様に、

再度表面と裏面を貼って

針目に沿って注意深く縫います。

 

 

 

 

それをすることで

無駄に針孔を空けずに済み、

修理品を長保ちさせることが

可能になります。

 

当店でお作りしたお品は

このように丁寧にお直しします。

何かありましたら

いつでもご相談ください。

 

「大事に使いますね。」

明るい笑顔が印象的でした。

第二の人生を歩み始めた

このオーダーバッグは、

持ち主の方も

新たな人生を歩み始めました。

 

このたびのご相談、

ありがとうございました。

ご尊顔から、新しいお仕事も

うまくいく予兆に満ちています。

またお目にかかる日を

楽しみにしております。

 

 

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