2010.06.2
懐中時計のケース
本日は、懐中時計ケースのご紹介です。クラシカルな器械アイテムには、とても革のケースが似合います。
「オリジナルのケースと一緒に入手した懐中時計にケースを付けたくて伺いました。
「時計本体にキズが付かないよう、それでいて、背広の内ポケットの中で嵩張らないようなケースが欲しいです。それには、なるべく薄く、コンパクトなものが良いので、可能かどうかはわかりませんが、イメージをお話しします。」
ということで、そのイメージからいくつかのアイデアをお出しし、その場でダミーをお作りしたうえで、現実的な解決を話し合い、実現させた、珍しいまとめ方のケースになりました。
この懐中時計ケース、革の特徴を使って作られたもので、一切の留めがありません。 どうすればフタが閉まるのかというと、何のことはない、 クセが付くまで使っていただければ、しっとりとした革が自然に閉じていく、という考え方です。。。
もちろんケースに入れたまま竜頭が回せますので、ねじを巻くときに出したり入れたりの面倒もないうえ、 時計と同じ厚みで出来上がっていますから、ポケット周りもすっきりと感じていただくことが出来ます。
仕立ての良いスーツに、きれいに収まる懐中時計を拝見しておりますと、いったい今は何時代なのかしら??と不思議な、楽しい気分になって来ます。
ご注文ありがとうございます。